主婦の好きな鍋1位は「寄せ鍋」、2位は「おでん」、
3位は「すき焼き」だそうです。「しゃぶしゃぶ」や「水炊き」も
上位だったらしいです。■
そうですね、日本もすっかり寒くなって、お鍋が恋しい季節になりました。
北京の冬はというと凍てつく寒さ!地面も凍ってしまいます。
そんな時には鍋ですね。北京にもおいしい鍋がいろいろとあります。
その中でも特に趣があるのが、キノコ鍋!
日本でも山の幸を出す旅館や、ベトナムきのこ鍋のお店はありますが、
北京では、滋養強壮のためのポピュラーな鍋です。
このお店は天壇公園の近くに昔あったのですが、今はオリンピック前に
拡張された祈年大街という大通りのために無くなってしまいました。
場所はこのへんでした(Google Map)
店内は壁も天井も全面、キノコの写真だらけ!
アクリルの派手な模様と水色の照明のせいで店内は怪しさ満点です。
吃山菌(キノコを食べよう)という文字がやや躊躇を誘いますね。
キノコは中国語では蘑菇 mógu ムォグーというのですが、
菌類という意味で菌 jūn ジュンとも言うんですね。
見た目にはちょっと引く文字づらです。

どんなキノコがラインナップされているのか、ちょっとみてみます。
食材のキノコには番号がふってあって、値段と効能が書かれてます。
羊肚菌。アミガサタケ(網笠茸)。一皿68元。一番高いです。
松茸、冬虫夏草。28元。
その他、中国語をできるだけ日本語に直してみますと、
北鳳菌、灰樹花、牛肝菌、老人頭、珊瑚菌、密環菌……。
タモギタケ、マイタケ、ボルチーニ、マッシュルームの一種、
ホウキタケ、ナラタケ……。
だいたいは一皿15元、13元、10元、8元ほどですね。
2003年に訪問しましたから、当時のレートで10元が141.8円です。
効能をみてみますと、なんか効きそうですね。
青頭菌 治眼目不明
彩雲菌 有益腸胃
鷹翼菌 滋潤皮膚
豆芽菌 散熱去毒
ちなみに、シイタケは香菇、エノキダケは金針菇、
キクラゲは木耳と書きます。

鍋には、まず鶏か、烏骨鶏、またはスッポンで出汁をとり、
そこにキノコ、野菜、小餃子などを入れます。
出汁には鶏やキノコからそれはもう濃厚なエキスがでますから、
タレはつけず、そのまま小鉢に出汁ごとキノコをとりわけて
食べます。
しゃぶしゃぶのように羊肉や牛肉を加えることもできますが、
出汁が濁るし、キノコの味が消されるので、わたしはキノコと
野菜だけでいただきました。
キノコ鍋の老舗、太婆天府山珍酒楼
つやっつやの烏骨鶏とキノコから出る褐色の出汁は
独特の土臭いニオイが混じり、食べてる途中から元気がでそうです。
彼女が風邪ひいたっていうから、キノコ鍋に連れて行ってあげました。
寒い日だったんですが、すっかり二人とも元気になりました。
彼女との距離もキノコのおかげで接近して、わたしのキノコも
シャッキシャキ。胞子をすっかり放出したのでした(笑)。
恐るべし薬膳。まさに医食同源。
2003,2005









