服務員の態度やサービスもだいぶ良くなりました。
いまから6~7年前の北京といえば、どの店に行っても
愛想は無いし、釣り銭は投げるし、放置プレイされるし。
そんな懐かしの北京色の濃厚なところが今もありました!
北京電映旅游城です。
場所はこのへん(Google Map)

中国北京市海淀区北三環中路77号
+86-10-62041767
ここは北京映画撮影所で、その一部を一般に公開しているのです。
敷地内には北京電影学院(北京映画学校)や、撮影所で働く人たちの
住宅もあるようです。
撮影所の入り口と同じところから入ります。
左脇の小窓(わかりにくい)でチケット購入。60元(約800円)。

赤い門の入り口をはいると、なにやら学生らしき小姐がたむろしております。
どうやらこの子たちが、ガイドをするようなのです。

「日本人か?」
「そう、日本人」
というやり取りをしたのに、小さなメガホンを持ち、
中国語を早口でまくしたてながらセット丸出しの四合院(中国の伝統的建築様式)や
安っぽい造花で飾られた庭園の中を、ずんずん先導します。

写真を撮ったり、セットを覗こうとしても、
まったくこちらのペースを考慮してくれません。
この放置ぶり、我関せずぶり。
懐かしい、かつての北京の空気です!
二台のカメラを使っての簡単なカット割りを、その場でみせてくれるコーナー。
カメラは日本製で、懐かしのVHSムービーです。
せっかくの映画撮影所見学なのに、機材は市販のものです。

観光客はみな着席したのに、役者役をやる人がいなくて
はい、じゃぁここはナシね、と。サービスにムラがあるぞ。
いつのまにかカイドの学生小姐を見失ったので、
勝手に境敷地内を歩いていくと、カビ臭いぼろぼろの劇場がありました。
ここで座って休んでいると、先ほどの学生小姐が、がやがやと
中国人団体観光客を引き連れてはいってきました。
どうも、引率のやりかたが、いい加減で、テキトーです。

この薄暗いシアターでは、無声フィルムにあわせて、
桶の水をちゃぷちゃぷしたり、ブリキの板を揺すって雷鳴を出したりと、
音響効果をアフレコするショーなんですが、
なんといいますか、古典的でチープといいますか。
↑ 動画です。
この学生たちは、映画撮影所で、こんな
あまりにしょぼくて、かえって笑ってしまいます。
観覧する場所は、離れた建物のあちこちあるようで、
この、マイペースな学生のガイドでも、ついて行かない事には
すべて巡ることはできないです。
敷地内には、学校がいろいろあるようですね。看板が出ています。

そして、次に連れて行かれたのが「疑似槍戦演習場」なるもの。
しつらえられた暗闇の洞窟の中を進んで行き、
おもちゃのレーザー銃で動物や妖怪を撃ったり、西部劇の悪漢を撃ったり。
映画の撮影とまったく関係がない、遊園地のアトラクション風です。


でもね、これが単純で、けっこう面白かったりします。
中国の団体さんは、みな無邪気にきゃーきゃー騒いでて楽しそう。
わたしと、お客さんの女の子が出会いがしらに、お互いを撃ち合ったり。
最新鋭のアトラクションじゃなくても、なぜかワクワクしました。
これでいいんですね。わたしたちは何につけ
考え過ぎなんだと、ここ北京で気づきました。

そして最大の売りだと思われる、オープンセットの広場。
ひとことで感想をいうと、かなり安っぽいです。
以前行った、懐柔(ファイロー)にある本格的な
現役の撮影所のオープンセットとは大違いです。
その時の記事はこちら。

そのセットの中にお茶屋に案内されて、ここでちょっとした手品ショーが。
なんで手品ショー?よくわかりません。
冷やした酸梅湯(梅を材料にして作った甘酸っぱい飲み物)が1元で売られます。
暑い日だったので、さわやかで美味しかった。

これでツアーは終わり。ぞろぞろと出口に引率されていきます。
たっぷり90分かかりました。

映画撮影所と聞けば、役者が所内をそぞろ歩き、機材車が往来し、
なんともプロフェッショナルな雰囲気を想像しますが、
ここは、まるで高校か大学の学園祭に行った気分です。
外国人向けに観光地化してないスポットには、
なんともゆるゆるな、古き悪しき北京がまだ残ってました。

2010
















