本日3記事目


2記事目

















わたしは外出が苦手で怖い。

26歳から51の今だって怖い。


26歳で、家の中ばかりで過ごすようになり

嫌がおうにも日常の半径3m以内の幸せに気がつくようになった。


パニック症のギフトは

外にばかり幸せはあると探していた私へ


あなたの近くに幸せや愛情は溢れてる


と気付かされたこと。



夫は黙って家族をよく見ている。


母が何曜日は外出した、その後腰が痛くなった、とか

前は毎日散歩に出かけていたのに、最近こもりがちなこと。


わたしはつい、自分は外出が大変だから

母も寝ているんだろうと決めつけるが


夫は母をなるべく自分から外出させようと誘導する。


大丈夫、歩ける。

今日も買い物したらいい、と声をかけている。



母は、

シルバーカーを使ったあと車輪を拭き

えっちらおっちらと

部屋に運び入れていて


また出かける時

部屋のものをどかして、廊下が汚れないよう

アルミシートをしき、シルバーカーをだした。


そんな準備や後始末をしなくていい、

母の散歩の幸せを最優先して

玄関に置かれたシルバーカーは


わたしの家族の幸せの理念だ。と思う。


そして、ふと行きたい時に外に出てゆく母を見て

嬉しそうにする夫がいる幸せも

外側にはない私だけが知る人生の醍醐味。


幸福とは日常のあちこちに空気のように存在する。

それを見るわたしの目や感じる心次第で。


Meg.