本日1記事目


お待たせ🌸ファンミ大阪

明日20時から募集します。





スナック仙台の日、

夕ご飯は外で食べてくるね


と言ったら

夫は1人でどこかに食べに行ったらしい。



どこで食べてきたの?


と聞くと

わたしたちがよく散歩する道沿いのラーメン屋さん。



ここまで夫が、

あのスーパーもすぎて

信号もいくつも通り越して歩いてきて


わたしと一緒ではなく1人で来て

店の椅子に座り、

メニューから選び、

ラーメンを食べた。


帰りだって1人で歩いて帰った。



そう想像するだけで

可愛くて、愛おしくて泣いてしまうのだ。

なぜなんだろ?笑笑



娘が高校や大学に通った日々や


母が1人で探検して歩いた道を


いつも空から見るみたいに想像して


可愛い人たちが一人でいろんなことを成し遂げる場面を思い浮かべたら、

胸がいっぱいになる。




今日は夫と車で出かけ、

車から見える景色はどんどん変わって


俺が食べたラーメンはここ〜!

と夫が言って



わたしが知らない世界や時間を生きた夫がいるんだなって、



そのことがぎゅーっと切ない。。




自分は欲張りだなと思う。


家族のどの季節にもわたしがふんわりといて、

そっと見ていたいのだ。



父が弘前から横浜にマンションを借り、

誰にも住所を教えずに生きた3年間。


娘であっても父がどう生きてるかを知らずに

それは、いらぬ妄想や心配もできないほどの距離で

わたしを幸せにもした。


空から眺めた父は

横浜でいつも元気で自由に生きていた。



娘は一人でお寿司を食べてきた、と写真を送ってきて


あの子が家を出て、春の風に吹かれながら

あそこまで元気に幸せな気持ちで行ったんだなあ。と想像した。



母が部屋から出てこない間、

録画した大河ドラマを見、

友だちと話し、

わたしが知らない記憶と遊んだなと思う。



スーパーで、わたしは自由に歩き回り


夫はどこにいるかな?と

ぐるりと見渡すと


俺はここ!とばかりに

じっとわたしに視線を送っている。


わたしにいつも見つかる場所で

いつ見ても目が合う。



そんな風にいつもそばにいてくれる人を

大事にしたい。


わたしがいない時間も

楽しく幸せに過ごしてもらいたい。




娘に、

昔パパとママが新婚の頃

旅行に行った時の写真を送ったら、


「ママもパパもかわいい」


「うれしい」



と返ってきた。



娘がまだ産まれる前の

娘がわたしたちを知らない時間


娘はわたしたちをかわいく思い、

うれしい。と言った。



そうかあ♡




知らない時間を

一緒にいない日々を

相手の幸福を

可愛さを

嬉しいと思える。


ああ、可愛いなあ。






1996年

箱根


Meg.