本日2記事目



この記事もあるよ♡





















母と祖母は仲が悪かった。


祖母は自宅と繋がっていた母の仕事場に、

リモコンの使い方やテレビの付け方、

IHの使い方が分からなくなれば聞きに行き


祖母は疎まれ、ウザがられた。


その行為は、母と父から嫌がらせのように言われていた。




わたしは祖母をウザイとは思わなかったけど

父と母の機嫌が悪くならないよう

祖母が何かをするのを見張っていた。


母が可哀相で不幸そうで、

その一因が祖母にもある気がしてた。



祖母が歳をとり、色んなことを母に頼み始めた頃

母はほとほと困っていた記憶がある。



そして今自分も、祖母のように色んな使い方をなかなか覚えられず

スマホや食洗機やインターフォンの使い方を連日聞く。


そのたびに


自分が過去に

相手に怒り、ウザがったこと、

あんなおばあちゃんになってはいけない、とダメ認定し


いま、

娘や婿からブーメランで返されそうに思う母なのだ。



お母さん。

わたしもパパも、

お母さんが聞くことや教えることは迷惑じゃないんだよ?


お母さんはおばあちゃんを迷惑だったかもだけどさ。。笑



母は、自分は誰からも怒られず 

丁寧に教えられ、

またはいつか行く道と言われながら

祖母に優しい気持ちになる。

20年振りに。


自分も似た立場になり、

ウザがられるどころか

寝てても愛され、

たっぷりとした気持ちで

改めて祖母の体や気持ちを慮れるのだった。



おばあちゃんを理解する余裕がなかった。

自分の仕事や父の分析でいっぱいいっぱいだった。



髪を切りながら

母はいつも素直になる。


私の後ろにたち横にたち、

長年覚えた手を動かし、

昔話をしながら。



おばあちゃんの気持ちがよくわかる母は

昔の般若のような顔から、菩薩のようにも、なる。


そんな母から、

歳を重ねて体が変化しても

憎んだような誰かを愛おしく思い出せる楽しみがあると教わっている。


Meg.