本日3記事目



わたしは、ずっと父や母の求める娘像を生きたかった人間で、


38歳でカウンセリングを受けるまで


親に好かれたい、嫌われたくないと思い



親の気持ちを察したり

親が話す好きな娘タイプを演じようと頑張ってきたんです。



それができないと

嫌われる、と本気で思い込んでいました。



カウンセリングであらゆる思い込みに気がついたわたしは、

親に好かれたくて

親に嫌われないようにしてきた言動を捨て、


自分は何が好きで

何が嫌いで

何が心地よく

なにが不快で

何に喜び

何に悲しみを感じる人間かを

自己紹介を改めてスタートさせたんです。



親からしたら、強制も無理強いもなかったことだから


わたしが勝手に長年我慢していたことに驚いたのです。



親に初めてイヤ、と伝えてから


それでもわたしの存在価値は揺るぎないと気がついてから、


親以外の好きな人、関わる人にも


自分の喜怒哀楽、好き嫌い、快、不快、おちこみ、不安、安心


を自己紹介するようになりました。



わたしは、親にイヤと言えた38歳の時期を巣立ち、と名付けて

お祝いの儀式のようにしています。



身体的な距離は19歳から離れていたのに

38歳までは頭の中にジャッジする親を住まわせていたわたし。




親の理想ではなくとも

親に共感しなくとも

自分の感じ方で生きていい、と

自分と親と切り離して生きる。


自分の責任で。



これを巣立ちだなあと思ったのです。




わたしが好きな脚本家さん、

木皿泉さんが書いたドラマすいか、では



人間にはエディプス期を通過した人間か、していない人間かに分かれる


とありました。


ドラマの主人公基子は、

母親と似たような感じ方や環境から出て、一人暮らしをし、

自分の気持ちや感じ方で親と違う人生を生き始めた。


娘の世話ばかり焼いてきて、

一人暮らしを反対していた母親は

戻らないと言ってきて、反発した娘に、


独立記念とノシをかけた紅白饅頭を渡しました。


この場面を見ると、

38歳のわたしはやっと親から巣立ったのだ、と言い聞かせた記憶があります。


カウンセリングの時も

親にこうして、自分の感じ方の自己紹介をした人には

おめでとう💕紅白饅頭配りましょう💕と言ってます。




また、お仕事を始めてから
ファンの方々から求められるわたし像に、応えたくなるわたしをグッと堪えて

自分らしく生きるためには、お断りをしたりもする。

自分の性質やキャパを大事にしながら。

親との巣立ちはこんな風に余波を残して、わたしを生きやすくもしてくれました。



もし、あなたが、

親のように好きで、または大事な相手から


わたしが求めるあなたでいてほしい、


と言われても

あなたがそうしたくないならば、ただ断ってもいいのです。



親に反発し、

親とは違う自分を生きたあの日のように。



わたしも、あなたも

誰かの求める自分ではなくても

すでに価値があり、

自分らしく生きていいのだから。



それを応援する人に囲まれて人生を楽しんでいい。



あなたもわたしも

大丈夫だよ🌼

















Meg.