わたしのマンガを熱心に読んでくださっている方ならご存知、木皿泉さんの脚本のドラマ、すいか。
一体何回見て、
何回言葉を綴ったかわかりません。
2003年から今も変わらず響く台詞たち。
中でも当時から胸に突き刺さったのがこの回。
当初は意味がよくわからず、
わからないまま、モヤモヤして
ノートに言葉を書きなぐりしていました。
わたしは悪くなくて
親が悪いのだ。
わたしが不安定なのは
親のせいなのだ。
と腹のなかに溜めまくっていた頃。
木皿泉さんは実はご夫婦でこの名前をつけて
二人で脚本を書かれています。
ときにコミカルでときに胸打たれて
最後はまるっと全肯定してくれるドラマ。
台詞のメッセージがところどころ
腑に落ちるまで長いことかかりました。
それはわたしが実際、父や母やきょうだいに、
身近な人たちに
腹の奥にためていた気持ちをぶつけたり、
伝えたりして、だいぶ経ってから。
わたしにも全ての感情がある、と
思い知ってから、です。
登場人物、全てが不完全で愛おしい
日常の営みに幸せを感じずにいられない
きっと、わたしの人生ドラマも
そうなんだなあ、って思います