ちのみちしょう。




お母さんね、ちのみちしょうって言われてたの。












わたしを産んだあとに、

更年期のような症状になり、

母乳も出ず、ミルクでわたしを育てた。



生理も途絶えて、






お医者さんには、



ホルモンのバランスが崩れすぎてねぇ。

アンタ、もう妊娠は無理かもだねえ。





と言われてた母。








思いがけずに妊娠して、


母は、お産できないかも。。と思ったらしい。

出血して、流産しそうになって




母は、

妊娠してもこの具合の悪さで、

とても出産や育児ができないかも、

と不安を告げたら




お医者さんに、




2人目のお産で体調くずしたら、

3人目で治すんだよ。




と言われて、

3人目で治る。と決めて、肝が座ったという。






母が決めたら

玉のような男の子が生まれた。






まつ毛が長くてね、

目がクリッとして、

髪の毛がクルクル茶色くて、

お母さんびっくりした!!




母は弟を出産後は

ちのみちしょうはだんだん良くなったらしい。








 


お母さんね、
あの日だけを待ちわびてた。


おばあちゃんと
お父さんの世話から解放されて


病院へ
お姉ちゃんとアンタと末っ子

手繋いでおんぶして抱っこして、、




病院へ行ける日が楽しみだった








ちのみちしょう、ってさあ。。


ストレスだったんだねぇ。。


家に居たくない病!!!


なんだあ!あははーー



あの時はなんだかわかんないけど

具合悪くてね。

お母さんイヤなことばっかりしてた。





母は、

美容師で働きながら、

父や祖母の母親にまでなろうとして、

なれなくて、

子供にも

手がかかり、

体を壊したのだ。





どんなに具合が悪くても

仕事してれば元気になる!



そう言って、家の中より美容院にずっといた母。













わたしが仕事場に行くと、

母は小声で話す。




パパいる?おばあちゃんいる?


今、いないよぉ。


って言うとき、母はホッとして

普通に話す。








家の中にいたら、

夫や義母、こどもたちの母親として

全てのことを頑張らなければならない





それが長年の母の思い込み。









以前は、


お父さんがこんな風に言うから!

おばあちゃんはこんなに大変な人だから!






だってわたししかやる人いないから。



お嫁さんだから!

お母さんだから!


だからお母さんこんなに

具合悪くてもやらなくちゃいけないの!


グチグチ。。







と、


自分の行動を誰かのせいにしてた母は、


いま、自分が選んだ行動として振り返る。








お母さんさあ

なんでも言って良かったんだよねえ。。










そして母は、

毎回わたしから、

さいごにこの質問で締められる。






この質問に、

五年前は答えてくれなかった母は、


今はすぐにこう答える。









昨日は父の76歳の誕生日だった。





あ、今日さ、お父さんの誕生日だねえ

母がそう言って、

わたしは、

今日は弟が父にあってトンカツを食べたり、

パチンコに連れて行った話、

わたしが手紙を送って父が読んだ話をする。





お父さん、

良かったねぇ。


お父さん

嬉しいねぇ。







それは、母が幸せな時に出る言葉だ。






母は今幸せで、感謝に溢れる。

被害者から、

相手の幸せを祈る人になる。






お父さん、

良かったねぇ。

お父さん、

嬉しいねぇ。











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