amebloを始める前は自分でホームページを作り、好きなことを書いてアップしていた。
その頃はテニスにはまっていて、週末の土日にはクラブへ行き、終日ボールと戯れ、日頃仕事でたまるストレスを日がな一日、ボールを打つことで忘れることを繰り返していた。
週に1回、「今日の心得」、「ときどきテニス」と題し、テニスをしながら感じたことを綴る文、テニスを離れることもあるが、気ままな内容である。
そうやってアップした文をときどき思い返したように読むことがある。
昔の文章である、埃まみれになった文、ちょっとハタキをかけて、皆様にご披露してみたいと思う。
2000/12/23-No.5(戯言おやじぃは:越智 健)
おやじぃが入会しているクラブはクレーコートが4面あり、オムニが2面ある。
クラブが空いている時はどのコートでもシングルスはできるが、通常は4番コートが練習とシングルス専用とされている。
休日の午後、このコートで必ずシングルスのゲームをしているのが、某有名私立大学の教授。相手は毎回同じ。教授にとって週末のお約束事になっているらしい。二人とも還暦を迎えたばかりの元気なシニアだ。
この教授に初めてゲームを挑んだのが“サンデー・毎日”よ、と会社をめでたくご卒業されている同世代の御仁。20世紀最後を飾る歳の瀬イベントとしては格好だ。メーンの1番コートで戦いが始まった。勝者には名誉とビール飲み放題が与えられる。敗者は通称J2リーグの主と呼ばれているおやじぃと戦わなければならない。敗者にとって不名誉が残されているのだ。
試合はどちらも譲らないシーソーゲーム。6対6でタイブレークとなり5-5で決着がつかない。立会人の提案で勝負あずかりの引き分けとなった。ご両人、1時間を超える熱い戦いに疲れ果てた。負ける訳にはいかないという意地が集中力を高め、充実した試合内容となった。やっぱり勝負ごとは精神力が重要、メンタル・タフネスです。