春の嵐 | 噺新聞(874shimbun)

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庭の杏の木。

毎年わずかだが実をつける。

3月20日前後に花が咲き、1か月半ほどでもう実をつけていた。

まだ未成熟の小さな実が、春の嵐の強風に負けて地面にその実を落としてしまった。

まだまだ木でその実を大きく育てるはずだったのに、無残にも地面に叩きつけられた。

杏の木にしても、未成熟のまま木から離れてしまうより、成熟してひとの口に入るためもがれてしまう方が、まだマシではないかと、採る立場からするとそう思ってしまう。

毎年、この繰り返しである。残念なことよ。

今年も残された実は2、3個か、クソッ!