有馬記念 | 噺新聞

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有馬記念が近づいてきた。

この時期になるとJRAの新聞広告が毎日掲載される。この広告では有馬記念で過去に感動とドラマを見せてくれた各馬を紹介するようだ。

 

馬券をほんの数度しか買ったことがない、競馬にはほど遠い生活をしている、この私でも一年の最後を飾る有馬記念はなぜか気になってくるのだ。何ぜだろう、有馬記念はその年の世相を反映すると言われているからだろうか。

 

印象深いのは1990年の有馬記念あたりかな。新旧交代を叫ばれているこの年、このレースを最後、ラストランで劇的な感動を届けてくれたオグリキャップだ。

オグリキャップは3歳時に有馬記念で勝ち、一躍ブームとなっていったが、中央入りして3年目の秋、一気に不振となり、天皇賞6位、ジャパンカップ11位と大敗を喫しており、オグリキャップは終わったと囁かれていて、単勝人気でも4番、これがラストラン、武豊騎手の手綱でメジロライアン、ホワイトストーンを抑えて見事、1着。やりました。

 

こんなことを思い出しました。

2019.12.19付け毎日新聞東京本社版朝刊掲載紙面より

2019.12.18付け毎日新聞東京本社版朝刊掲載紙面より