ふんわりシフォン -97ページ目

どうかな

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赤いよね

そう思って頬張ってみて

まだ早かったりする



食い意地がはっているのか

ただ わからないのか



基準は自分の好みなんだろうけど


何かと比べたりする



よく覚えておこうか





また会う日まで

ダンス

ぱん と目の前で手を叩く。


にこにこと笑いながら、君はこっちを見てる。

「なに、ねこだまし?」

「違うよ。タッチでポンだよ」

「柔軟剤のCMだよね」


ぽんぽん と踊るように服に触れる。肩、胸、お腹、おしり。最後にふわっと僕に腕を差し出した。



「どう、ね、どうかなぁ」

にこにこと笑いながら。まるで無防備すぎる。


「んん、よくわからない」


「えーじゃあ もう一回ね」


肩、胸、お腹、ウエスト、お尻、太もも。最後にスカートを揺らすように、くるっと回った。

回っている腕をつかんで、自分に引きよせて腕の中に捕まえる。

ふんわりと香る

君の香り。



髪にほお擦りして、香りを胸いっぱいに吸い込む。

爽やかなシャンプーの香り、少し甘い柔軟剤の香り。どちらも、君が好きな香りなんだろう。



「回るの禁止、可愛すぎるから、他の奴に見せらんない」

身じろぎして、顔を上げた君はきょとんとしていた。


わかんないかなぁ

今、キスしたいって思ってるのに。




「目、閉じてみて」

笑顔

ほんとはね

ほんとはね

誰かのためになること

それは 凄いことなんだけど



自分のために

幸せのために

笑う



それが 誰かに伝われば

それで 誰かが笑えるなら



笑顔が広がっていくのだろう


はじまりは自分なんだよ



どこからか

もらった笑顔も

誰かに渡していく



気持ちを渡して

笑顔をまわしていく