ふんわりシフォン -349ページ目

ことのは


他の方のブログを読ませていただくと、とてもあたかく、表現が豊かな人がいらっしゃいます。


自分と比べて、すごいなぁと思ったり。


ポエム的なものなら表現を研ぎ澄ますために、削ることもあるのでしょうが、小説でこれですもの。


今回は視点がコロコロ変わります。誰だかわかるのかな~

あるもの


思いどおりにできないね

自分の気持ちなのに




あなたを好きでいる




あなたの気持ちとは関係なく

ひそやかに




簡単に消しさってしまえるなら

こんなに思いが育つことはなかったでしょう




心の中心に根を張り
枝をのばしていく




さわさわと
言葉を降らせ




さざなみをたてて
思いの葉をゆらす




あなたの歌声のように




この思いに寄り添っていく
報われなくても

いまのわたしに必要なものだから




葉ずれの音
降り注ぐ太陽が作り出す影



光があるから
影をひきいて




愛と悲しみは巡っていく

月が満ちるまで 風待ち 7

つるんでやって来たのは、湖。とは言え人工の小さいもの。学校のトラック並の広さしかない。

だが。ここにはある。

カップルなら胸躍らせるボートが!



「ナイスセレクト!オレいっぺん乗ってみたかったんだ、手でこぐボート」

「乗りたいの、宮原」

「もちろん。一緒しようよ、ちはやちゃん」

ちはやちゃんは難しい顔をする。

「なんかないでしょうね、ジンクスとか…」

「大丈夫。まだボク達、お友達でしょう」

ちはやちゃんの口からジンクスなんて聞くと付き合ってるみたいだ。
顔がにやけてしまう。

ちはやちゃんはムスッとして、

「ボート代、宮原もちなら乗ってあげてもいいわよ。お情けでね。せっかくだから、ふうちゃんも渡辺と乗ったら」

海斗は風花ちゃんを見て 、赤くなる。

誘えんのかな、海斗。



「そうと決まれば、もたもたしない」

ぱちんと指を鳴らした、ちはやちゃんが歩いていく。

「お待ちください、姫~」

追いかけて、ボソッと耳元で言う。

「だいじょぶかな、海斗」

「なんとかするでしょ、付き合いたかったらね」

そう。そこまで面倒みられません。
オレだって自分のことで精一杯だ。



実は、かなり嬉しい。

好きなコとボートに乗るなんて。何周だって回りたい。ボートの上は動く密室。



ここだ!



ここで、告白だろー!

お友達から、彼氏にステップアップだ!!