ふんわりシフォン -312ページ目

見栄っ張り


うまく書こうとか

綺麗にまとめようとか

しなくていいね

格好つけるものでもないし

気負わず素直な言葉でね

ほの暗い闇


暗さに慣れるとまぶしくて

ほの暗い闇をまとう



踏み締める足元には

腐葉土の感触

苔むした木々からの

木魂は幹を揺らし

枝をしならせる



姿を現す幻影は

望んだものだからか



こちらを伺う獣たちよ

まだ肉は呉てやれぬ


薄闇のなか

幻獣の踊りがはじまる



咆哮と色彩の渦に

巻き込まれていく

鮮やかな鳥よ

しなやかな獣よ

今宵は踊れ

ブレス


長く 長く 息を吐こう

体のなかの

いらない感情を 吐き出そう


ため息にならないように

長く 長く