月が満ちるまで 存在 6
渡されたプラスチックには線が入っていていくつかに分割されていた。紙も同じように分割したら写しとる時の目安になる。
ほっとしながら紙を分割する。
「あんたさ、人が苦手かい」
「そんな訳じゃありません」
眼鏡を直すように鼻を触りながら聞かれた。
「なら男が苦手か」
「いきなり初対面から仲良くなるのは難しいだけで…先生だから馴れ馴れしくしたらおかしいじゃないですか」
髪の毛をばりばりかいて、首の後ろに手をまわしながら言われた。
「センセイって柄じゃないだろ。俺がこんだけ自由にやってんのに、あんたはつれないなぁ
丁寧になら丁寧で返せばいいさ
ちゃらんぽらんなら、ちゃらんぽらんで返してくれないと」
また頬杖をつきながら、見られる。
「俺、スベってるみたいだろ」
ぼそりと漏れる。なかば口をおおうような姿勢からこぼれてきた。
「失礼じゃないですか」
「デスカ禁止な」
ぎこぎこと椅子を前後に揺する。
「俺に教えてもらいたかったら、だけど」
イタい所を突いてくる。
「はいはい、じゃどーすんの。俺にまかせなって言ったじゃない」
ふっと口元がゆるむ。眼鏡の奥の目が笑う。
「そうこなくっちゃ。笑ったほうがいいけどね…
まぁそんな顔も悪くない」
なんだか掴めない…
でも女ったらしだ、きっと…
ほっとしながら紙を分割する。
「あんたさ、人が苦手かい」
「そんな訳じゃありません」
眼鏡を直すように鼻を触りながら聞かれた。
「なら男が苦手か」
「いきなり初対面から仲良くなるのは難しいだけで…先生だから馴れ馴れしくしたらおかしいじゃないですか」
髪の毛をばりばりかいて、首の後ろに手をまわしながら言われた。
「センセイって柄じゃないだろ。俺がこんだけ自由にやってんのに、あんたはつれないなぁ
丁寧になら丁寧で返せばいいさ
ちゃらんぽらんなら、ちゃらんぽらんで返してくれないと」
また頬杖をつきながら、見られる。
「俺、スベってるみたいだろ」
ぼそりと漏れる。なかば口をおおうような姿勢からこぼれてきた。
「失礼じゃないですか」
「デスカ禁止な」
ぎこぎこと椅子を前後に揺する。
「俺に教えてもらいたかったら、だけど」
イタい所を突いてくる。
「はいはい、じゃどーすんの。俺にまかせなって言ったじゃない」
ふっと口元がゆるむ。眼鏡の奥の目が笑う。
「そうこなくっちゃ。笑ったほうがいいけどね…
まぁそんな顔も悪くない」
なんだか掴めない…
でも女ったらしだ、きっと…
