ふんわりシフォン -130ページ目

アルタイル ポスト

君からの手紙が迷わずに届くように

アルタイルにポストを置くよ


夏の空に浮かぶポスト

僕のこと

思い出したらポストに伝えて


超特急のソッコーで

会いに行くから

その時にその場所でしか出会えない

だから 出会いは大切なんだ


そこに行けば

いつでも言葉があって

会える



君が先に進んでいて

そこにある君は

過去の君でも

懐かしみ

愛おしむことはできる



薄く層をなして

パイの皮を重ねていくように


日々うっすらと

記憶を重ねていく



思い出す言葉

心に触れた言葉は

やはり大切にしまっておく


凪いだ心の水底に

ゆっくり眠りについている

言葉

僕の言葉は僕だけのもの

どんな ちっぽけな言葉だとしても

喜びも怒りも

すべての心を表している



僕の言葉は僕だけのもの

誰かが僕になることはない

僕が誰かになれるはずもない


僕の言葉

胸から胸へと響かせる音色

君に届けるためのもの