FULL MOON 夜を駆ける 15
「何を言っているの」
少し走っただけなのに、息があがっている。
『奴に近づくな』
黒い獣が低く喉を鳴らしている。地鳴りのような低い音は恐ろしいけれど、怯んでなんていられない。
「なんであんたに命令されなくちゃいけないのよ」
『命令じゃない。忠告だ』
「そこに…スンホンがいるのに…」
追えば捕まるのか…今まで追いかけて捕まらないものを、あとどれだけ追うつもりなのか。
「お姉ちゃん、早くおいでよ」
焦れて待っているスンホンから声がかかる。
追わなければ、また見失う。これ以上、ハンや村の皆に迷惑がかからないように、ここでスンホンを捕まえたかった。
前に進もうとすると、獣が道に立ち塞がり低く唸りをあげた。
『ここに居ろ』
獣はスンホンをにらみながら、じりじり進む。威嚇しながらも、回りに注意を払っている。
「なんでそばに来てくれないの。こんな怖い獣なんかよこさないで」
ざらついたスンホンの声がする。胸を砥石で削られるように痛い。
なんで良く知っているスンホンよりも、会ったばかりの獣にしたがわなくちゃいけないの。
獣に怯えるスンホンに駆け寄ろうとして、ぷつりと体が何かを突き抜けた。
ざわざわと肌に鳥肌が立っていく。
一人で立っているのが頼りなく右手で左の腕を抱く。
「やっと出てきたね、お姉ちゃん」
にたりとスンホンの唇が上向く。その笑いはなんだかひどく冷酷でひやりとした。
今まで助けを求めていたスンホンから光が失せてしまい、なんだか薄汚れて見える。
まるで何かのカラクリが動いたようだ。
『………馬鹿者が忠告しただろう』
黒い獣があたりをうかがいながら吐き捨てた。
夜の闇の底から金色の目がこちらを見つめている。何かいる、あたしとスンホンと黒い獣以外にも…
少し走っただけなのに、息があがっている。
『奴に近づくな』
黒い獣が低く喉を鳴らしている。地鳴りのような低い音は恐ろしいけれど、怯んでなんていられない。
「なんであんたに命令されなくちゃいけないのよ」
『命令じゃない。忠告だ』
「そこに…スンホンがいるのに…」
追えば捕まるのか…今まで追いかけて捕まらないものを、あとどれだけ追うつもりなのか。
「お姉ちゃん、早くおいでよ」
焦れて待っているスンホンから声がかかる。
追わなければ、また見失う。これ以上、ハンや村の皆に迷惑がかからないように、ここでスンホンを捕まえたかった。
前に進もうとすると、獣が道に立ち塞がり低く唸りをあげた。
『ここに居ろ』
獣はスンホンをにらみながら、じりじり進む。威嚇しながらも、回りに注意を払っている。
「なんでそばに来てくれないの。こんな怖い獣なんかよこさないで」
ざらついたスンホンの声がする。胸を砥石で削られるように痛い。
なんで良く知っているスンホンよりも、会ったばかりの獣にしたがわなくちゃいけないの。
獣に怯えるスンホンに駆け寄ろうとして、ぷつりと体が何かを突き抜けた。
ざわざわと肌に鳥肌が立っていく。
一人で立っているのが頼りなく右手で左の腕を抱く。
「やっと出てきたね、お姉ちゃん」
にたりとスンホンの唇が上向く。その笑いはなんだかひどく冷酷でひやりとした。
今まで助けを求めていたスンホンから光が失せてしまい、なんだか薄汚れて見える。
まるで何かのカラクリが動いたようだ。
『………馬鹿者が忠告しただろう』
黒い獣があたりをうかがいながら吐き捨てた。
夜の闇の底から金色の目がこちらを見つめている。何かいる、あたしとスンホンと黒い獣以外にも…
アイドリング
どこか抑えながら
アイドリングしている
走り出す前に
確認しようか
かすかに笑う君
いいよ走り出してから決めるから
失敗して
つまづいて
きちんと確認してないからって後でわかるのに
こりずに走ろうとしている
きっと何度も失敗して
それからでないと
わからない
人の倍も時間をかけなければわからない
ただただ
しようとすることが
好きなことでなければ
ずっと倒れたまんまだよ
起き上がって
スタンドを蹴っ飛ばして
アクセルを開く
どこに行こうかなんて
決まってたら
どんなルートだっていいじゃない
気持ちのままに走るだけだよ
アイドリングしている
走り出す前に
確認しようか
かすかに笑う君
いいよ走り出してから決めるから
失敗して
つまづいて
きちんと確認してないからって後でわかるのに
こりずに走ろうとしている
きっと何度も失敗して
それからでないと
わからない
人の倍も時間をかけなければわからない
ただただ
しようとすることが
好きなことでなければ
ずっと倒れたまんまだよ
起き上がって
スタンドを蹴っ飛ばして
アクセルを開く
どこに行こうかなんて
決まってたら
どんなルートだっていいじゃない
気持ちのままに走るだけだよ
木香薔薇
モッコウバラです
白い一重、八重、黄色の一重咲きもあるそうですが、モッコウバラといえば黄色の八重咲きですね。
棘がなく、病気や害虫にも強いバラで江戸時代から栽培されているそうです。
成長も早く花房を茂らせる姿は壮観です。よく柵に絡ませて生け垣になっているので、この季節は出会う確率の多い花です。
一枚目の写真は木の姿(つるを誘引しないで刈り込んでいます)
二枚目は花のアップ
三枚目は家の中で花瓶にいけているもの。こうしていけると、のびやかな枝につく花房のひとつひとつが見れるので毎年いけています。
現在、独立行政法人理化学研究所と、株式会社マクランサが共同で品種改良しているそうです。
品種改良がすすめば、他の色や香りの楽しめる品種が出来るそうです。四季咲きとかも庭が華やいでいいですね。
秋篠宮 眞子さまのお印はモッコウバラです。自分の持ち物にこんな印があったら嬉しいですね。
ちなみに花言葉は
純潔、初恋、あなたにふさわしい人、幼い頃の幸せな時間 です。


