可哀想な人 | きょうだい児で、毒親育ちで、バツイチです。

きょうだい児で、毒親育ちで、バツイチです。

柴田真帆と申します。
アンジェルマン症候群の兄様がいて、
過保護・過干渉の毒母を見送り、
モラハラ&パワハラ夫を捨てました。

 

以前、冷凍庫の職場内で「推し」がどうだの

LINEの既読スルーがどうだのと言って

わっちからして見たら平和な病みに取り憑かれていた彼女。

 

 
今度は仲が良かった女子に既読スルーを喰らったらしい。
 
で、それを聞いた日
様子を見ているとどうやら既読スルーどころじゃない。
もはや「存在自体をスルー」である。
 
あー、コレって
相当マズいヤツだね。
 
彼女は多分、男子女子に関わらず
「取り憑く」タイプの人間なんだろうな。
 
「職場のみんなと仲良くなりたい」
 
と彼女は言うのだが、まずわっちはそこに共感できない。
 
職場ってね、働きに来てるわけであって
友達作りに来てる場所じゃないわけよ。
 
LINE交換したからって、
家帰ってからまで職場と絡みたくない人も
一定数いるわけで。
わっちは絶対的にソレである。
つか、わっちはLINEやってないけどね(;´∀`)
多分、彼女はいろいろ混同してるんだろうな。
だから、無意識のうちに心理的負担をかけていて
結果、避けられる。
 
推しだの元彼の話をしていても、そうだ。
執着が、結構、スゴい。
 
ものすごく良く言えば、寂しがりなんだろうが
彼女が感じている寂しさも
わっちから言わせたらただの贅沢だ。
 
母親(彼女)から性別を「オス」と言い放たれるような
息子がいて、実家暮らしで、姉もいる。
 
その他に、会社の人間にプライベートでの付き合いまで
求めるって、アンタどんだけヒマなのよ。
 
わっちなんて、兄様とわんこふたりで天手古舞なんだが。
 
こういう場合、基本的に波風を立てたくないわっちは
とりあえず話だけは聞く。
 
かと言って、彼女が文句言ってる相手について
一緒に文句を言うようなことは絶対にしない。
 
このテのヤカラに「共感」なんてしたら大変なことになる。
聞きながら、彼女が求める核心からズレたところに
話を持って行って、聞いているようでいて話を逸らす。
 
仕事をしながら真剣に話を聞いているフリをして
こんなことをやっちゃってる、わっち。
 
つくづく、イヤなヤツだと思う。
 
波風は立てたくないが、実は共感も出来てなくて
それなのに、なにがしかの求めているであろう答えを探って
喋ってる人のココロを覗いている。
 
彼女が「聞いてほしい」話を聞きながら
わっちはある意味「抜け道」を確保して答えている。
 
こんなことを、それこそ
「息を吸うように」出来ている自分が
正直、気味が悪い。
 
半世紀近く、そんな受け答えをして来たのだから
ぽっと出の誰かに話を振られても
それっぽい答えは、残念ながら出来る。
 
でもなぁ。
そういうのから抜け出したかったんだよなぁ。
 
わっちが思うに
彼女はどこへ行っても、どんな男と付き合っても
あの「執着する」癖をどうにかしないと
ただ傷つき続けるだけだろう。
 
だがそれこそ、ぽっと出のわっちがそこまで言うのは
ちょっと違う気がする。
もっと近い誰かが言うか、本人自身が気づくべきなんだろう。
 
というか、なんで彼女のこんな「幸せな悩み」を
回復途上のウツ持ちのわっちが考えてるんだろう。
 
おまけに自分のイヤな癖にまで気が付いたぐらいにして。
 
バカバカしい。
 
惚れた腫れたの前に
生きるか死ぬかぐらいまで追い込まれてみろ。
 
やっと悟りを開きつつあるわっちを、
何で俗世に引き戻そうとするんだ。
 
なんて考えるが、気が付くと
 
上のわんこの食欲がないとか
どのフードなら食べてくれるんだろうとブレンドしたり
 
下のわんこがなんやかんやと怒ってるとか
あぁ(下のコの)薬がないから貰いにいかなくちゃとか
 
そんなこと思ってる間に
明日は兄様のドライブ面会だ、ガソリン足りてたかなとか
新しいおもちゃも調達しなくちゃとか
 
家に帰れば、すぐ気持ちは違う方向へ向く。
 
彼女もある意味、可哀想な人だ。
自分の気持ちにしか、気持ちが向かない。
わっちから見たら「幸せな病み」も、
彼女にとっては地獄なんだろう。