悲しい事故 | きょうだい児で、毒親育ちで、バツイチです。

きょうだい児で、毒親育ちで、バツイチです。

柴田真帆と申します。
アンジェルマン症候群の兄様がいて、
過保護・過干渉の毒母を見送り、
モラハラ&パワハラ夫を捨てました。

 

敢えて、明るいトーンの写真を載っけてみた。

 

また、悲しい事故。

高齢者の運転する車が、小学校低学年の女の子を…。

 

家族は免許更新に異議を唱えていたのに、だ。

 

人間はだいたい、どんなときも

「自分は大丈夫」

だと思いがちである。

 

大地震が来ても、大津波が来ても、大水害が起きても、

何故か「自分は大丈夫」だと思う。

 

運転もまた、然り。

「自分は大丈夫」

だと、勝手に思い込んでいる。

増してや自然災害と違って自分でやっていることだから

なおのこと、「大丈夫」だと思い込む。

 

んなわけあるか。

 

わっちの兄様がお世話になっている施設にも、何人か

交通事故が原因で重い障害を負ってしまった方がいる。

 

「19歳まで、普通に…」

 

その子は、鎖骨の中央、喉仏の真下にくぼみがある。

聞いてはいないが恐らく

事故のあと、気管切開をして呼吸を確保していたのだろう。

 

ご両親の思いを考えると、本当に辛くなる。

19歳。

成人式を目前に、健常者ではなくなってしまった息子。

兄様と同じ施設にいる、ということで察して欲しい。

彼は、言葉でコミュニケーションを図ることは、

もう出来ない。

 

やっちまってからでは、遅いのだ。

他の人を傷つけてからでは遅いのだ。

 

ひと昔前は、

「若葉マーク(初心者マーク)には気を付けろ」

だったが、今は

「高齢者マークには気を付けろ」

である。

 

何をされるかわからない。

正直、怖い。

 

先日スーパーに行ったとき

自分が駐車を終えてふと前を見ると

老夫婦が乗った車が車庫入れをしていた。

 

ふたりして、何の違和感もなくバックしながら

お互いの顔を見てベラベラ喋りながら車庫入れしている。

 

マジか。

 

結構デカいスーパーの駐車場。

ヘタしたら子どもが走り回っているかもしれないのに。

 

次に思ったのは

「バックギアに入れてるつもりでアクセル踏んだら

わっちの方に突進してくる…!」

 

ヤバい。

わんこは乗せていないが、もし突っ込んで来たら

わっちの車は大破する。

 

わっちはハラハラしながら車庫入れを見守った。

無事に車庫入れを終えてエンジンを止めるまで

正直、気が気じゃなかった。

 

わっちなんて、ほぼ毎日クルマを運転しているが

毎日、目的地に到着したあとと

自宅のガレージに車を納めたあとはホッとする。

あぁ良かった

今日も事故なく過ごせた、と。

 

正直なところ、運転中のわっちは常に

最悪の事態しか考えていない。

 

信号待ちをしていたら後ろから追突される、とか

真横を走っている車がわっちに気づかず車線変更して来る、とか

ウィンカーなんてまさに信用できるものではなく

いきなり横の車が車線変更してくるんじゃないかとか

もう、そんなことしか考えていない。

 

何なら、わざとぶつかって来て

あらゆるモノを搾り取ろうとしているんじゃないか

とまで、思いながら運転している。

 

今回のような事故の話を聞くと

もはや横断歩道の青信号さえ

信用出来なくなってくる。

 

運転するも歩くも、無事に行って帰って来れるのは

ある意味、奇跡なのかもしれない。