深夜の痛み | きょうだい児で、毒親育ちで、バツイチです。

きょうだい児で、毒親育ちで、バツイチです。

柴田真帆と申します。
アンジェルマン症候群の兄様がいて、
過保護・過干渉の毒母を見送り、
モラハラ&パワハラ夫を捨てました。

 

モラハラ元夫と生活する中で、度々、深夜に激痛に襲われた。

 

胃なのか腸なのかわからないが、じっとしていられないくらいの痛み。

 

トイレ…なのか?

なんかわかんないけど、とりあえず行っとくか…

 

ずるずると布団を這い出してトイレに行ったところで、何も出ない。

ただただ、痛い。

胃だか腸だかが捻じられるような痛さ。

洗面所の床の上で、ずるずると転げまわる。

 

痛い、痛い、痛い…

 

息が上がるくらい痛い。

顔に触れる洗面所の床が、冷たくて気持ちいい。

くぅ~~~~~~…

しんどい。いてぇ。

 

腹を搔きむしるようにして、床に転がっている。

 

いったい何をやってんだ、わっちは。

横で寝ていた元夫に気を遣って、洗面所に横たわってもんどりうっている。

下手に横でのたうち回ってモラハラ元夫に目を覚まされた日にゃあ

「あなたのせいで夜眠れなくて仕事が大変だった」

という内容のイヤミを延々言われる。

こんなにまでしてコイツに仕事させたからって、わっちは何も楽にならない。

完全割り勘制の上、「助け合い」ではなく「助ける」一方で

いったいわっちに何のメリットがあるっていうんだ。

 

こんな状態で、やっていけるのか。

こんなにまでして、コイツがいなくちゃ家の面倒見られないのか。

もともと、ひとりで生きていく腹は決めていたはずだ。

それを、毒母が結婚結婚と騒ぎ立てるから、家の状況に合うと思うヤツを

自分の感情抜きで選んだだけじゃないか。

 

こんなんなら、ひとりで家の面倒を一手に引き受けていた方がまだマシだった。

 

夜中にひとりで痛みに向き合っていると、嫌なことばかり考える。

少し痛みが引いて、じっとしていられるくらいの状況になったところで

布団に戻る。

腹が立つほどのイビキをかいて寝ているモラハラ元夫を見たら

コイツの顔を包丁でメッタ刺しにしてやりたい衝動にかられた。

 

わっちを抑制していた感情は、

「こんなヤツのために手を汚して人生を棒に振りたくない」

ただそれだけだった。

 

時間が経つにつれ、わっちの実家の面倒もそんなに見なくなっていた。

完全にわっちの両親を手中に収めたと思ったんだろう。

わっちがモラハラ元夫の世話をしながら、その合間に実家の面倒を見る構図に

なってきていた。

もはや、わっちはお昼を食べる時間も自分の時間もなくなり、

会社のパートを終えて実家に行って家事をして、

モラハラ元夫の帰る時間に合わせて帰宅して家事をして…

という二重家政婦状態に陥ったのだ。

 

これ、やっていけるのかな…

そんなことを思い始めた頃だった。

父がいきなり亡くなったのは。