自閉症で知的障害があります。
明るくて笑顔がかわいい女の子です。
毎日が猛暑日の今年。
今まで猛暑日とは縁遠い夏を過ごしていたから、
慣れない体温越えの毎日は、
大変なんだけど、
猛暑日だといいことも見つけました。
毎朝、出勤するとエアコンがついていること。
真夏日くらいじゃ、エアコンをつけない修行をしている人たちが多い職場で、職場に着いて1分で汗だくだったけど、
さすがに鈍感な彼らも暑さを感じるようになり、
朝からエアコンがついている生活ができるようになりました。
仕事をしていると、エアコンつけてても暑いので、
普通に仕事をして、家に帰ってくるだけで、
(今日も頑張った!私ってえらい!)
と自己肯定感が爆上がりします。
そしてそんな猛暑日のある日。
床に這いつくばって仕事をしていたら、
襟足から汗が流れているのに気付きました。
(あれ?)と思い、襟足に手を入れてみると、
手が汗でぐっしょりになりました。
そして何気なくその手を鼻に近づけると、
なんと、2日間髪の毛を洗わなかった時の、地肌のにおいがしたのです。
(昨日洗ったのに~!)とすごく驚きました。
これじゃあみんなに臭いと思われてしまうので、
私はいざという時のために、職場に置いてあった男性用の制汗スプレーを吹きかけました。
「ブシュー!!」とすごい音がしたので、
みんなびっくりして、
「しずくまさん、何をしてるの?」
と言われてしまい、
「スプレーかけてるだけだよ、でもかけすぎで髪の毛がびしょびしょだよ、あはは!」
と苦笑いをしました。
私が仕事を休んでいるころ、
「風呂キャンセル界隈」という言葉が出てきたんだけど、
私もメンタルが落ちたときなんかは、
お風呂に入るのは、イベントのようにしんどいことがあります。
世の中に同じ思いをしている人がたくさんいることや、
きれいなモデルさんまでテレビで、
「お風呂に入らない」発言をしていたりして、
勇気をもらいました。
でもこの猛暑では、お風呂に入らない、髪の毛洗わない選択肢はもはやなくて、
毎日お風呂も洗髪もしています。
当たり前だけど、
「毎日、髪の毛洗ってえらい!」
と自分をほめています。
実は私にとって今の季節の入浴は苦行です。
更年期で火照りがあるので、
入浴後は2時間は汗が止まりません。
だからせっかく髪の毛を洗っても、すぐに汗だくなのです。
お風呂には、バブのクールを入れたり、ハッカ油を入れたり、
お風呂の温度はギリギリまで低くして37度にしています。
それでも暑いのです。
だから仕事をして、お風呂に入って、髪の毛を洗うだけで、
自己肯定感が上がる毎日。
猛暑のせいでそうなったのだけど、
本当は猛暑でなくても、
日々頑張って生きているから、
みんな自分をほめていいのだと思います。
風呂キャンセル界隈の人は、汚いと思われるかもしれないけど、
疲れているときや、少しめんどくさいときには、
自分を甘やかすのも、有りかなと思います。
一生入らないわけではないし、
今はそれなりのグッズも揃っているし、
それらを駆使して、自分なりの快適を見つけるのがいいかなと思います。