ボーナスが出た! | 明るい自閉症しいちゃんと私のときめき生活

明るい自閉症しいちゃんと私のときめき生活

重度の自閉症しいちゃんだけど、とても明るい女の子です。
私もしいちゃんにたくさんパワーもらってます。
子育てにちょっと疲れてしまった方にぜひ読んでいただきたいです。

しいちゃんは30才の女の子です。




自閉症で知的障害があります。




明るくて笑顔がかわいい女の子です。



先日のこと。


友だちのNちゃんからメールが来ました。




「もうすぐボーナスだね」




と言われ、もうすぐボーナスが出ることを知りました。




私はボーナスどころではなかったので、すっかり忘れていました。




ここ数年は特にボーナスだからと言って、特別何かを買うことはなくて、




ボーナスが出ると(よく働いた~)と思って、




ありがたくいただき、通常の生活をしていました。



もう物欲なんてないんだよな。



友だちは、




「ボーナスが楽しみだったのに、子どもたちの学費とか支払いで全部消えてしまうから、将来が不安で涙が止まらないよ」




と言いました。




友だちはシングルマザーではないけれど、




お子さんたちの学費は全て自分で払い、




旦那さんはノータッチ。




私の友だちには他にもそういう人がいて、




女の人が稼ぐと、旦那さんが自分のお金を自由に遣ってしまう。



シングルマザーの私がよりも、ずっと辛い思いをしている人たちがいるのです。




「旦那さんに相談してみれば?」なんて言葉をかけることはできなくて、




それが怖くてできないから、私に辛い気持ちをこぼしているんだから。




だいたい、100万近いボーナスをもらっている旦那さんが、いつも



「お金がないから自分は払えない」って、




どの口が言うんだろうと思います。




「私もね、ボーナスは悲しい思い出があるんだよ」




「でもね、子どもたちのために頑張っている私たちは、泣くことはないんだよ」




と私は言いました。




私も昔はボーナスは、母親に貢いでいました。




「おかあさん、いつもありがとう」と言って、




私のことを虐げている母親に、愛してほしくて、




お金を渡していました。




でも母親の気持ちは変わらず、



お金で人の心は買えないと、思い知らされました。



妹はボーナスはないから母親にお金はあげていないし、生活費も入れていないけど、



母親のお気に入りだから、お金をあげなくても愛されている。



本当に私はバカだったと、今は笑ってしまいます。



思いやりのない愚かな人のために流す涙はありません。



私はボーナスも出たので、ケーキを買いたいと思いました。




先月の誕生日に、体調が悪くてケーキを食べられませんでした。




だからしいちゃんに、




「今日はおかあさんの誕生日のケーキを買うよ」




と言ってケーキ屋さんに入ったら、




ホールのケーキが欲しいと言うしいちゃん。




「いいよ、おかあさんの誕生日ケーキだから小さいケーキだよ」




と言うとしいちゃんは、




「お誕生日ケーキ、大きいケーキ!」と言いました。




しいちゃんはお誕生日は大きいケーキだと言うのです。




二人で1カ月遅れのお誕生日ケーキを食べました。





しいちゃんが選んだ大きいケーキ!



1カ月仕事を休んでしまったけど、ボーナスがもらえて良かったです。