自閉症で知的障害があります。
明るくて笑顔がかわいい女の子です。
最近、しいちゃんはスキンケアをするときに、
「乳液!」とよく言います。
しいちゃんのスキンケアは、化粧水のあとに、オリーブオイルをつけて終わりです。
しいちゃんの化粧水は、
プチプラではないけれど、高価なものではないという価格のものです。
しいちゃんがもっと大人になったときに、
私みたいにシミだらけにならないように、
私なりに考えて選んでいます。
でも乳液は考えたことはありませんでした。
しいちゃんに言われて気づきました。
私は、雑誌で化粧品の写真を見るのが趣味なんだけど、
実際買うことはあまりなくて、
見て満足するタイプです。
私は55才になるけれど、
乳液を買ったことがないんじゃないかな?大丈夫か?
化粧水のあと、いきなりクリームかオリーブオイルをつけていました。(最近は美白美容液もつけてます)
だからしいちゃんが「乳液」と突然言ったことは、
びっくりで、しいちゃんが乳液を知っているのは謎だったのです。
そしてネットで調べたら、
乳液って結構大切な役割をしていることを知り、
今まで乳液をつけていなかったことに、我ながら後悔でした。
「しいちゃん、乳液って知ってるの?」
「の!」としいちゃん。
「じゃあ乳液買ってあげるね」
としいちゃんと約束しました。
しいちゃんは28才になるけど、
私が28才の頃よりも肌がきれいです。
それはスキンケアをしっかりしているからだと思います。
しいちゃんは化粧水を私からもらうと、
手になじませてから、顔に塗って、それを首まで伸ばしています。
私、28才のときにそんなことしなかったなあ。
そして化粧水のことをしいちゃんは、
「お化粧水」と言います。
私は「お」なんてつけないから、
しいちゃんはお上品だと思います。
そしてかわいいなと思います。
新しく乳液を買ったしいちゃんは、
今よりももっときれいになると思います。
しいちゃんの乳液。ジルスチュアートのもの。