最期の記録③ | さん♪にぃ♪壱!

さん♪にぃ♪壱!

富士野荘出身。
2014年12月30日生まれ♂
「壱」の成長記録です。
ぼちぼち更新していきます。

病院から帰ってきて…
息子②に壱の状態を説明しました。

「わかった。一緒に写真撮るわウインク
と言って撮った写真。
ベットにあたって
目がつぶってるだけやけど
ウィンクしるみたいに撮れた。
お口は笑ってるしねウインク

息子②は笑顔です爆笑

残された貴重な時間。
笑ってすごさないとね。


じーっと見てくれたりラブ
ぼーっとしたり照れ
寝たりzzz
歩くのもままらない状態。
朝より弱ってる。

それでもなんとかして歩こうとするので
ベットから段差のないマットへ移動。
立つことができない時は
ずりばいしたりして動いていました。

生きようとしている壱でしたが

10月15日から水もご飯も食べていません。
すっかりやせ細っています。
筋力も落ちています。


そんな壱を見て

「もう頑張らなくていいよ」

やっと言えました。


壱が退院してから
息子②も一緒にリビングで寝ていました。

壱母は一年間以上
壱と一緒にリビングで寝てました。

息子①が1時過ぎにバイトから帰って来て
壱に声をかけたら顔を見ていました。

その後も、もぞもぞ動いたり
ずりばいで移動している壱を見て

息子①は
「壱すごいな。元気やん。」
と、壱を誉めてナデナデしてました。


4時頃、視線を感じて目が覚めたら
壱と目が合いました。
寝ずに壱母をジーっと見ているようでした。

低体温になっているので
暖房をかけて温かくしているのに
マットから石の上へ移動していました。

触ったら温かかったので
そのままにしてナデナデして寝ました。


6:30臭いで目が覚めました。
寝ている状態で泥状の便をしていました。

腹膜炎の入院後
一度も排便をしていませんでした。

貯まっていたものが全て出たようでした。

 
…いよいよかもしれない。


腸壁が破れたらダメなので
そ~っと壱についている便と
石の上の便をふき取りました。
安易に抱っこ出来ないので
きれいにするのに30分ほどかかりました。

やっときれいになったので
マットへ動かそうと抱き上げました。

息子②にマットの上の
トイレシーツを変えてもらっていると

首がぐったりして
発作のような呼吸をしたので
急いで父ちゃんと息子①を
呼びに行ってもらいました。


壱をマットに置いたら
大きく二回呼吸をして…

三回目の呼吸はありませんでした。


その時みんなが揃いました。

「多分、今旅立ったんだと思う」

そう言うのが精一杯でした。

みんなで心臓が止まっていることを確認しました。

この時、家族全員時計を見ることを忘れてました。



8月23日に下痢をして
内視鏡検査をしてから始まった
入退院を繰り返しての闘病生活。


ちょうど二か月後の
10月22日7時過ぎ
即位の礼の日

壱は永眠しました。


4歳9ヶ月でした。




つづく