いつもの如く、6時48分に起床して7時までお天気お姉さんの天気予報を見て階下へ行き、放心状態で朝食を済ませ、NHKのニュースを見ながら煙草を吹かせて、7時50分に己を殺して嫌々出勤するのでしょうね。

 チャリンコ置き場で3・4・9が埋まってたら気分を害し、通勤電車の車両が気に食わなかったら不機嫌に拍車を駆け、売店で炭酸水を買い、更衣室で無言で制服に着替えて重苦しい空気漂う事務室に入っくのです。

 「おはようございます」と声をかけても返答はなく「そこまで俺の事を毛嫌いするか」と怒り心頭になり、9時の点呼まで炭酸水を飲んで鬱々と待ち、就労制限がかけられている身の上、大した仕事ができる訳でもなく、それが周りの社員から顰蹙を買い被害妄想に陥り、ストレスが頂点に達して爆発するまで、ひたすらこんな毎日を送っています。

 先月の初頭、溜まり溜まったストレスがついに爆発し、職場で暴れてしまいました。退行と言った方が良いのかも知れませんね。その日は勤務時間1時間で早退し、その後1週間休みをもらいました。

 言いたいことは山ほどあるけど、それを表現できるだけの力量もなければ知識もなく、誰に頼れば良いのかほとほと困っています。

 少なくとも今の職場の同僚で気心を許せる人は、ごく僅かである事は明確です。

 「拘り」・「束縛」。この単語をつなげるとある単語になります。「拘束」です。

 自閉症スペクトラム障害には強い拘りを持つ性質があり、多分に漏れず僕も数多くの拘りに束縛されています

 その例をここに上げます。普通の人であれば「こんなバカげた事を」と思われるかもしれませんが、自閉症スペクトラム障害を持つ者はこんなバカげた事でつらい思いをしています。

 

・平日の朝は6時48分に起き、NHKのお天気お姉さん目当てで天気予報を見る。

・朝は必ずNHKのニュースを見ないとイライラする。絶対に民放の番組を見ない。

・秒単位で出勤のために家を出る。僕の場合7時50分には必ず自宅を出る。

・駐輪場の番号は3・4・9でないと気が済まない。その日の吉凶に影響が出ると感じる。

・乗る電車の系式・番台でその日の吉凶に影響が出ると感じる。

 例えば〇〇系の△△番台の改造車は縁起が悪いと感じる。逆に◇◇系の□□番台だと縁起がいいと感じる。

・車窓に移る景色でも見てはいけない看板や広告がある。

 例えば〇〇興業のネオンやスーパーの△△屋、歯科□□の文字を目にすると気分を害する。

・職場に着いたらいの一番に売店に行って炭酸水を買う

・職場では決まった椅子に座らないと気が済まない(席の指定はない)。

・出面に特定の社員がいるとダイヤが乱れたりアクシデントが起きるような不愉快な思いをする。

・一人の社員に一回は会話を交わさないと不快感を感じる。

・タバコは必ず1つストックを持っていないと不安に感じる。

・何かしら作業をしていないと周囲の目が気になり居ても立ってもいられない。

・就業時間は17時45分なので、17時40分には必ずサインアウトする。

・就業時間は17時45分00秒になると席を立って退出する。

・帰りの挨拶が返ってこないと強い憤りを感じる。

・制服から私服に着替えると再び売店へ行き炭酸水を買い、ホームでラッパ飲みをする。

・帰宅しおやつを食べ、買い置きの炭酸水を飲みながらお天気お姉さん目当てで天気予報を見る。これが18時30分・18時53分頃・19時27分頃の3回見ないと気が済まない。

・夕食を済ませると20時30分には寝室に入る。

・22時00分になったら階下へ戻り寝間着に着替える。

 

 今思い出せるのはこれくらいでしょうか。

 まだ細部に拘りがありますが、一気には思い出せません。その場面場面で拘りが増えるからです。

 正直生き辛い以外の何物でもありません。逆に言うと健常者の捉え方が分かりません。

 これが僕にとっての「日常」であり、生きていく限り一生付きまとうことでしょう。

 以前から「双極性障害」であることは分かっていました。

 事は昨年の11月まで遡ります。

 3回目の転院で「発達障害」の疑いがかかりました。

 6週間かけてカウンセラーを相手にテストや聞き取りを行いました。

 その結果「ADHD(注意欠如・多動性障害)」「ASD(自閉症スぺクトラム障害)」と診断され、WIZEでのIQは「82」と診断されました。

 ここまでよくもまあ生きてこれたなと感心するくらいの診断結果でした。

 と言っても18歳で鉄道職に就職し、23歳から精神科のお世話になり、一年の殆どを休職して過ごしてきました。

 おかげで41歳になった今でも給料ランクは一番下。職場での人間関係の構築に苦慮し、気の許せる同僚はごく僅かで、残る大半の同僚とは意思疎通もままならない状態が続いています。酷い時には挨拶すら交わさない時もあります。

 健常者からしたら「自分(当事者)が壁を築いている」と思われがちですが、実際は「相手(健常者)が蔑視して壁を築いている」としか思えないのです。

 発病する前はいわゆる「八方美人」キャラで人間関係を保っていましたが、発病すると一気にその構図が音を立てて崩れ去りました。僕の「悪い部分」が出てきたのでしょうね。

 根底に先天的な発達障害があり、二次疾患で双極性障害が覆いかぶさっている状態です。

 確かに他人とは違う奇異な行動や言動を繰り返してきた覚えがありました。到底常軌の沙汰とは思えない行動・言動を取り続けてきました。

 幼稚園から中学生に至るまで一貫して酷いイジメに遭ったのも、健常者(イジメっ子)からの侮蔑から生まれた行為なのでしょう。

 社会人になった今でも理解してくれる人以外からは煙たがれ、厄介者扱いを受け、「アイツは頭がおかしくて仕事をしない」と思われてるのが関の山です。

 正直言って生きにくいです。神様でもない限り誰も当事者の苦しみを理解してくれず、ひたすら怪訝な目で見られ、馬鹿にされ続け、それでも生き続けていかなければならないのは拷問以外の何物でもありません。

 この世に産んでくれた親には申し訳ありませんが、これ以上生きていく自信はありません。

 何の才能もなく、平々凡々なスキルしかない僕にとって、世の中を渡り歩くのは苦行です。