さっき労組の後輩から電話があった。相当酔っている様で、素面の僕からしたらウザい。

 「転勤はどうなった?」

 と言ってきたので、

 「まだ分からん。今日(職場に)聞いたら昨日の判定委員会には出さんかったらしい」

 とても話が成立できる訳もなく、「あ~あ~あ~」と聞き流していた。

 駅員時代にも酔っ払いの対応には苦しんだ。特に困ったのは「怒り上戸」。訳の分からん言い訳で一人でキレてる客。「あ~はいはいそうでんな~」と流していたが、タチの悪い事に相手をしなかったら他の素面の客に当たり散らす輩が存在する。

 そうなると警察に厄介にならざるを得ず、場合によっては「さすまた」を振りかざす事態にもつながる。

 声を大にして言いたい。飲むのは勝手だが、他人に迷惑だけはかけるな、と。

 時は1月11日。場所は徳島道。

 制限速度70km/hのところを105km/hで走っていた。

 何気なくルームミラーを見ると、あろうことかパトカーが隠れていた。

 仕方なくブレーキを踏み路肩に車を止めパトカーの中に。

 「このパトカーって最新のオービスを積んでるんですよ。前後左右にレーダーを出して取り締まってるんです。配置されてる県警とされてないところがあるんですけど、徳島県警では導入されてるんですよ」。

 と自慢たらしい説明を受けたが、これが最近配置され出した可動式オービスか!っと思いながら青切符にサインしてふてくされながら車に戻った。

 友人の紹介で知り合った知人が胆管細胞がんで亡くなった。享年53歳。

 訃報を知ったのは昨日の朝。祖父の分骨した寺の墓参りの為に、愛媛県の大洲市に滞在していた。

 本来ならお通夜・葬儀に参加するべきなのだろうが、自分は四国の田舎町にいる上に、葬儀会場は北海道の釧路町。

 大阪にいたのなら1日1便ピーチが釧路へ飛んでいるので飛び乗れたのだろうが、自宅まで車で片道6時間以上かかる為、到底離陸時間までには間に合わない。

 もどかしい気持ちはあったが、大洲の郵便局で急きょ弔電を送る事にした。

 せめて弔意を表すだけでも精神的に楽になるだろうと思った。

 一緒に酒を飲んだ間柄。年賀状のやり取りもしていた。生前の感謝とご冥福をお祈りしたい。