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Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

 

1月30日公開NEW

 

鬼胎(クィテ) 黒い修道女

鬼胎(クィテ) 黒い修道女

鬼胎(クィテ) 黒い修道女 劇場情報

静かな修道院を舞台に、信仰のタブーと絶対的な悪に立ち向かう2人の修道女を描いた韓国発のオカルトホラー。

 

 

 

 

 

2月6日公開NEW

 

神社 悪魔のささやき

映画『神社 悪魔のささやき』オフィシャルサイト

劇場情報

「658km、陽子の旅」「#マンホール」などの熊切和嘉監督が、韓国出身の人気アーティストで俳優としても活躍するジェジュンを主演に迎え、神戸を舞台に描いたホラー映画。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TWO WOMAN

ONE HEIST

ZERO REGRETS

 

 

 

PROJECT Y

 

©2025 PLUS M ENTERTAINMENT, CLIMAX STUDIO AND WOWPOINT ALL RIGHTS RESERVED.

 

映画『PROJECT Y』 全国公開中

 

 

アンニョン(^-^)/

いつも読んでいただき、ありがとうございます…キスマーク

 

公開が始まっている『PROJECT Y』を観てきました…カチンコ

 

なるほど…こういう映画でしたか~ひらめき電球

 

いつも「日本では韓国映画の上映が遅いビックリマークなんでこんなに遅いんだ!!」とお嘆きの方々も少なくないと聞きますが、『PROJECT Y』は韓国1月21日、日本1月23日のほぼ同時公開。

それがまた嬉しい話でしたが、それゆえにまだ映画の情報があんまり出てないんですよね。

 

映画祭的なことではこの作品 ――

2025年9月10日にトロント国際映画祭の特別上映部門で世界初公開。

第30回釜山国際映画祭(BIFF)の、韓国の新作商業映画を世界に先駆けて披露する「韓国映画の今日 - 特別プレミア」部門にも招待されており、2025年9月18日に上映。

2025年10月25日に開催された第10回ロンドン東アジア映画祭(LEAFF)の「Stories of Women」部門で上映、他の7作品とともにコンペティション部門にも選出され、コンペティション部門で最優秀作品賞を受賞。

2026年1月2日に開催された第37回パームスプリングス国際映画祭のワールドシネマナウ部門で上映。

 ―― と、いろいろ頑張ってはるようです。

 

 

私の感想、いいでしょうか。

観ようかどうしようか迷っておられる方々に、ご案内できるようなことが書けるかと思います。

 

始まった時、おお、こんな始まり方なのか…と思ったんですが、その始まり方は映画のラストにつながってます。

その意味は…また考えたいと思います。

 

とにかく、先の読めない映画でしたね~。

予想はかなりはずれたし、後半はむしろその予想外なことが楽しかったです。

 

ソウル、カンナム ―― 同居している同い年のユン・ミソン(ハン・ソヒ)とイ・ドギョン(チョン・ジョンソ)は今の生活から抜け出そうとあがいている。

 

ミソンは昼間はフラワーショップで働き、夜はルームサロンのエースとして働いている。

ミソンは「アフターなし」のホステスさんなのですね。

ドギョンは「白タク」…でいいのかな、セリフにそうあったので…夜の街を車で流して人を乗せてます。

 

ミソンのお店の女の子たち、それなりに皆さん、苦労しつつ頑張ってる感じですが、アフターなしなのにエースのミソンに対するやっかみや反感もありそうですね。

お店のマネジャーですか、サンオク(パク・ファ二)という女性が男子な格好で印象的で可愛い。

 

ミソンとドギョンは、ミソンが勤めているフラワーショップの店舗を引き継げるお金が貯まったことで、第一目標達成寸前だったのですが ―― しかし騙されてお金を失い…さらにまたお金を失いあせる

って、おい(>_<)

死人の香典まで剥がす切羽詰まりぶり汗

 

ま~、ドギョンはともかく、ミソンは真面目に頑張ってきてたので、他人ごとだと笑えません。

 

ミソンの勤める店のボス、ト社長(キム・ソンチョル)は、他にも店舗を経営しているやり手なのかな…この男が潔癖っぽくってものすごく怖く、異常で危険な雰囲気なんですね。

 

そんな中…ト社長の若い妻ハギョン(ユア)が、自分の夫が7億ウォンっちゅう大金を隠していることを酔って口走り…偶然、ドギョンはそのことを知ってしまう…。

 

ミソンとドギョンは一攫千金、その危険な金を奪おうと考えるのだが ―― って話です。

 

私の見解ですが、《ガールズクライムサスペンス》誕生!なのは間違いないんですが、「アドレナリン全開!大胆かつ爽快な」はちょっと違うんじゃないかなあ…。

もっと暗くて重いんですってば。

人生を賭けて復讐を誓う《ガールズ・リベンジ・サスペンス》というほど「いてまう系」な感じじゃなく、もっと身に迫る危機を何とかしようとする感じ。

 

アクションもあるけど、そこまで斬新だったり、激しいものはないですね。

ただ、残酷度は決して低くないです。

「痛い~あせる」という場面もありましたし、怖い場面もあります。

暴力的だし、苦手な方はちょっと心構えされといた方がいいあせる

 

ソック(イ・ジェギュン)という小悪党なキャラが出てきますが、こいつの場面はけっこう笑えました。

 

きっつい映画ですが、若いうちにこういう映画を観ておくと、いい教訓になるかもしれない。

 

 

「大金を盗む手口が凝ってる映画かな」と予想してたんですが、そういう感じじゃないんですね。

ただ、情報を引き出す場面には唸らされるものがありました。

 

ミソンとドギョンは ―― 身寄りがないようです。

あるいは親がいても会えない関係なんでしょう。

おそらく不幸な家庭環境で、そこから逃げずにはいられなかった過去があるのではないかな。

子どもたちが避難するシェルターで出会った…のかもしれません。

そんな中、二人はお互いだけが頼り合うことができる関係だったようです。

ただ、あまりにも荒んだ人生だったので、人柄もだいぶささくれてます。

※ 二人の人間関係ですが、下に少し追記しておきます。

 

それなりに必死で働いてきた二人ですが、一気にどん底へ落ち、そこから何とかするため、危ない橋を渡る。

 

『PROJECT Y』は犯罪映画で ―― ネオノワールで…楽しい映画じゃなく、重くて暗いノワールです。

フランス語で「黒」を意味するというノワールだけあり、荒んだ夜、ネオンの世界を描かれている。

韓国の現実はともかく…怖い世界です。

ト社長という絶対的な恐怖の存在がいて、彼のもとで働く人たちは逆らえるはずがない。

味方もいない。

 

主人公たちが他人のお金を盗むということからも、正しさや倫理が危うい映画です。

やってることが怖いし危ないのですが、一旦、お金に手をかけた時、待ったなし、引き返せない状況になる。

ミソンとドギョンはその場、その場で最良の決断を強いられ、最悪の事態から必死で逃げ出そうとする。

 

観ながら私が思い出していた映画は、『テルマ&ルイーズ』(1991年)、『トゥルー・ロマンス』(1993年)、そしてウォシャウスキー姉妹の『バウンド』(1996年)といった作品でしたが ―― しかし結果として、それらの作品と似てるとは言えないと思います。

ただ、彷彿とさせる場面はあったし、共通点もあるかもしれません。

 

 

ユン・ミソンを演じるハン・ソヒ ―― 私もつい去年の暮れに、『12月の君へ』(2024年)を観たばかりで…ほとんど知らなかったんですが、ドラマ『100日の郎君様』(2018年)にも出演してたんですね。

とにかくドラマ派の方々にはすでに高い人気の女優さん。

彼女が出演している『京城クリーチャー』(2023年~)なんか、絶対に私が好きそうな作品ですね。

 

『PROJECT Y』はかなり、女優さんたちの力の大きい映画ですが、確かに女優さんたちの魅力が強みです。

 

なんでこんな美人がこんな境遇なんだ…と思ってしまうけど、世の中、そう考えると理不尽なもんです。

ユン・ミソンは自分の魅力を知っているけど、それを安売りしたりはしない女性。

ミソンに薬物入りの飲み物を飲ませてどうこうしようとする気色の悪いオヤジが出てきますが、ゲ~という感じでした。

そん時、助けてくれるダチがやっぱり心強いですね~。

 

『12月の君へ』はハン・ヘインの方が主役だと思いましたが、『PROJECT Y』はハン・ソヒが主役。

ただ美しいだけではなく、彼女が完璧な表現者であることを確信させてくれます。

 

 

 

次の主演作はチェ・ミンシクさんと共演する『マイ・インターン』(2015年)の韓国版リメイク。

こ、れ、は…ヒットしそうな予感ビックリマーク

 

 

そしてもう一人の主役であるイ・ドギョンを演じるのはチョン・ジョンソ。

 

もっとたくさん出演作を観ているイメージだったんですが、私は『THE CALL ザ・コール』(2020年)も『バレリーナ』(2023年)も観ていないので、『バーニング 劇場版』(2018年)と『恋愛の抜けたロマンス』(2021年)の2本しか観てないんですね。

 

 

 

 

『バーニング』はユ・アインくんが主演でしたが、あの映画のヘミ役は忘れられません。

 

ハン・ソヒとチョン・ジョンソのケミですが、良かったと思います。

というか、私は二人が主演だったことが楽しかったですね。

おおビックリマーク二人はリアルでも友達でしたか…!!

ハン・ソヒも好きだけど、チョン・ジョンソの顔もやっぱりええな~。

役作りでしょうけど、きつめの表情…それがノワールで映える。

いや、表情も変えずに人を殴るってなかなかそんなんできないですよ。

でも…ドギョンはそういう人生を送ってきたんでしょうね~。

言葉にできないけど、私はドギョンの雰囲気がもう好きでした。

 

あと、すっかり忘れてましたが、アナ・リリ・アミリプール監督の『モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン』(2022年)…この作品も是非、観ておきたいものです。

 

 

また、ヘンリー・カヴィルが主演する『Highlander』にもキャスティングされたそうです。

 

 

夜の世界で幅を利かせるト社長…を演じるのはキム・ソンチョル。

観てる時、誰かわからなかったけど、『梟 フクロウ』(2022年)の世子様でしたか~ひらめき電球

ぜんぜん違うなあ~。

あと、『コメント部隊』(2024年)の3人組の一人…はいはいはい。

でしたか~、いや、ホント、俳優さんですよね~、全く違う人物。

 

ま、ト社長…すごくイヤだったんですけどね。

怖くて、やばくて…。

彼は若いのにクラブ経営とかで成功してて…その若さでそこまで上り詰めたのは、やっぱりアコギなことをやってきたんでしょうね。

 

ただ、ト社長の人物造型に関しては、若干、疑問というか、現実的ではないような…極端な潔癖、こだわりのヤツって感じですが、いろいろ考えてしまいました。

と同時に、この男がなぜそこまで金と成功にこだわってるのか考えていて、虚しさも覚えましね。

周囲の人を苦しめてるだけなので…ボスと言うけど、真の意味でのボスだとは言えないね。

あれでは人はついてこないね。

すぐ見捨てるし…やっぱり サ イ コ パ  ス あせる

要するに恐怖の存在ってことで…。

 

 

で、チェ・ガヨン役のキム・シンロクさん…この方も知らない女優さんでしたが、キャストでは3番目にお名前があるし、チェ・ガヨンとはどんな役なのかと思ってて…出てきた時からヤクで話が通じてるのかやばそうな感じで、困ってしまうんですがあせる

 

いや、チェ・ガヨン…もともとが夜の世界で生きてきた業界の伝説で…ミソンとドギョンの華やかな過去を持つ先輩であり、「ママ」 ―― という、字幕で映画を観ることもあるのか、ちょっと二人との関係が見えにくいのですあせる

セリフからドギョンの実の母親かと推測しましたが、どうなのだろうか。

これはまた映画を観られた方々のレビューで教えていただきたい。

 

【追記】

やはりチェ・ガヨンはドギョンの実の母親のようです。

そして世話になったミソンにとっても「ママ」の存在なんですね。

ここ、ちゃんと把握しておいた方が、より映画が楽しめます。

 

とにかく、チェ・ガヨン…長く夜の世界で生きてきて、自らもおそらくヤク中、スレにスレまくってスキあらばどうしたろうみたいな人なのだろうか…なんと、日本の大使(キム・イヌさん)を官能とヤクで溺れさせ、その動画で脅迫していた!!

怖い人です。

大使も異国に赴任して羽を伸ばしくさったか…脅かされとる。

 

で…あの、「金」、「日本」とくれば…何か話が見えてきそうじゃないですか。

そういう密輸の犯罪があるし…と意気込んだんですが、そこはそこまでではなし。

 

しかしチェ・ガヨン…どうも本心が見えなかったし、何してくれてんねん!?あせると焦るわけですが…そうだったのね…。

そこ、この映画で最も強いドラマがあったと思います。

 

「ママ」の行動があったので、その後の二人の選択もあったんだと思います。

 

 

と。いったところで、他にもキャラが出てきて無秩序な犯罪の世界をうごめくのですが…うちのブログでは隠しときたいことは隠しといて…(*^-^*)

 

さらに深くキャストと内容をお知りになりたい方は、私のブロともさんのこまさんのレビューを読んでくださいビックリマーク

こまさんのご感想は観る前のガイドラインになります。

 

「PROJECT Y」

 

こまさん、いつもありがとうございます~☆⌒(*^-゜)v

 

いえ、実は『12月の君へ』もそうでしたが、チョン・ジョンソ以外、ほぼほぼ私に馴染みのないキャストでしたので、そこまで書くことないかなあと思いました。

でもメッチャ書きたいんですけどね、出てくる人のこと。

 

 

監督はイ・ファンさん ―― 「どなたでしょうかはてなマーク」と思ってたんですが、おおー!!

『息もできない』(2009年)のハン・ヨニ(キム・コッピ)の弟でしたか…ビックリマーク

 

 

イ・ファン氏は映画出演デビュー作が2003年の『トンケの蒼い空』…以後、いろいろ映画に出てはりますが、2011年頃から短編映画を監督されてるようです。

あくまでも推測ですが、『息もできない』にお出になったことで、監督をしようと思われたのかもしれない。

 

2011年 チラル 지랄 Bull Shit 短編映画 32分

2013年 家 집 Home 短編映画 25分

2017年 パク・ファヨン 박화영 Park Hwa-young 112分

2021年 大人たちにはわからない 어른들은 몰라요 Young Adult Matters 127分

2025年 PROJECT Y

 

長編作の『パク・ファヨン』も専門家筋の評価は高いようです。

『大人たちにはわからない』など、画像を見てみましたが、良さそうな映画じゃないですか。

『大人たちにわからない』は『パク・ファヨン』の登場人物「ユン・セジン」を主人公としたスピンオフと見れるようです。

イ・ファン監督の過去作、興味を感じます。

観てみたいですね。

 

『PROJECT Y』は商業作品として完成度は高かったと思いますが、しかし、そこまで個性とかアクとかは感じなかったんですね。

もっと自分の作家性を出されて、チャレンジしても良かったように思うのですが…でも、完成した映画を私はきっちり楽しみましたよ。

 

 

この映画のパンフレットは1050円です。

私、買ってないです。

欲しかったけどね~(>_<)

 

 

何度も書きましたが、この作品はノワールで、人の世の欲や諍いをテーマにした作品だと思います。

そして女性同士の友情と…。

最後に残るのは何か ―― というのがあったと思いますね。

 

とにかくキャストの魅力だけでまず観れてしまうような映画だし、先の読めない面白さがありました。

字数と時間があったら、これまでのこのタイプの韓国映画と比較した感想も書きたいのですが、それはまた別の機会に。

 

このタイプの映画が大好きな私はとても楽しめましたし、オススメできます。

是非、スクリーンでご鑑賞ください。

 

下に、ネタバレの感想を書いておきますので、観た方だけ読んでください。

 

今日もありがとうございます、アンニョン~(^.^/)))

 

 

ネタバレ

 

私ゃてっきり、「これは金を日本に運んで一攫千金の結末に違いない」と思って観てたんですが、違うんですよね~あせる

チェ・ガヨンが「教えてくれたこと」で、二人は別の目的を目指します。

「みんなの敵」をやっつけるという…。

う~ん、そう来たか汗

それはいいんですが、そのやり方がまたあせる

私はもう、とにかく「もったいないビックリマーク」と感じて狼狽してたんですが…あっけないもんですなあ。

つまりああなるともう「欲を出した方が死ぬ」ってことかな。

それでもまだ私は「もったいないあせる」と感じてましたがあせる

 

ラスト、最初の場面に戻るんですが、それは、二人が「解放された」、自由なんだってことかな。

二人の会話がなんか、爽やかでした。

人から奪ったものはそういう色の富ってことかな。

若いんだし、これから巻き返せますよね。

かっこええ終わり方やろな。

 



PROJECT Y


原題:프로젝트 Y プロジェクト Y
英語題:Project Y


2025年製作/109分/PG12/韓国
韓国封切:2026年1月21日


日本公開:2026年1月23日
配給:日活、KDDI

Producer:ピョン・スンミン、ヤン・ユミン、キム・ボラ
脚本:オ・ユギョン カク・チェミン
監督・脚本:イ・ファン [第3作]
撮影:ユ・ヨンギ
編集:ハン・ミヨン
音楽:GRAY
美術:イ・ジェソン

[出演]
ハン・ソヒ → ユン・ミソン
チョン・ジョンソ  → イ・ドギョン
キム・シンロク → チェ・ガヨン 遊興業系の伝説
チョン・ヨンジュ → ファンソ ト社長の部下
イ・ジェギュン → ソック
キム・ソンチョル → ト社長 クラブ経営者
ユア → ハギョン ト社長の妻
パク・ファニ → サンオク 風俗店のマネジャー
ハン・ヒョンジュン → スンウォン 風俗店のマネジャー
イ・セオン → チェピル
イ・ホンネ → ハヌク
チョン・チャノ → チョルグ
ハン・ソンミン → ファジン
ソン・イヒョン → スヒ
ユシン → ヨンジェ
ペク・ヒョンジン → キジョン

 

輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。