怪談晩餐
韓国気鋭のホラー監督たちが、最恐ウェブトゥーンを映画化
今宵の食卓を飾るのは、死よりもおそろしい物語。
7/19(金)より、シネマート新宿・心斎橋ほか全国ロードショー
劇場情報
北海道・東北
北海道 サツゲキ 8月30日(金)~
関東・甲信越
東京 シネマート新宿 上映中
神奈川 イオンシネマ港北ニュータウン 上映中
千葉 ユナイテッド・シネマ幕張 上映中
埼玉 シネ・プレックス幸手 上映中
静岡 シネマサンシャイン沼津 8月30日(金)~
中部・北陸
愛知 イオンシネマ名古屋茶屋 上映中
愛知 ユナイテッド・シネマ豊橋18 上映中
近畿
大阪 シネマート心斎橋 上映中
京都 アップリンク京都 上映中
兵庫 シネ・リーブル神戸 8月2日(金)~
奈良 ユナイテッド・シネマ橿原 上映中
中国・四国
愛媛 シネマサンシャイン重信 8月30日(金)~
九州・沖縄
福岡 ユナイテッド・シネマなかま16 上映中
福岡 ユナイテッド・シネマ トリアス久山 上映中
熊本 ユナイテッド・シネマ熊本 上映中
沖縄 桜坂劇場 8月3日(土)~
INTRODUCTION
Z世代・α世代に突き刺さる、韓国の怪談。
カカオウェブトゥーンで連載され、若者を中心に絶大なる人気を得たホラー漫画が映画化。監督は、『ブラインド』のアン・サンフン、『ホテルレイク』のユン・ウンギョン、『殺人漫画』のキム・ヨンギュン、『時間回廊の殺人』のイム・デウン、『シャーク 覚醒』のチェ・ヨジュン等、K(韓国)ホラーの担い手たちが集結。出演は、EL7Z UPのメンバーであるイェウン、元CLCのスンヨン、スンヒ、「イカゲーム」のキム・ジュリョン等、期待の若手から実力派俳優まで、豪華な顔ぶれが揃う。動画配信者や受験生など若者を主役とした物語も多く、日常生活に潜む恐怖を描いた本作は、Z世代・α世代を魅了する極上のホラー作品に仕上がっている。
怪談晩餐
原題:괴담만찬 怪談晩餐
英語題:Tastes of Horror
2023年製作/118分/5.1ch/G/韓国
韓国封切:2023年10月18日
日本公開:2024年7月19日
配給:アルバトロス・フィルム
字幕:安河内真純
原作 カカオウェブトゥーンで連載されたホラー漫画
アンニョン(^-^)ノ
いつも、ありがとうございます~
公開が始まっている『怪談晩餐』を観てきました…
ヴァンサンといえばカッセルですが、こちらは、韓国の、オムニバス6話の、ホラー作品です。
ほとんど何も知らないまま、韓国、ホラー、オムニバス映画ってことだけで観ると決心しました。
この映画、値打ちありましたわ~。
ホンマ良かった~。
観に行った甲斐がありましたわ~。
最初から「あ、これはホンマ私が観たかった世界」と嬉しかったです。
念のため…私が観に行ってる映画が必ずしも一番だとは言いませんし、もちろん他にもいい映画がいっぱい公開されてると知ってます。
でも、私が映画館で観る映画も限られてますし、私にも好みがあります。
『怪談晩餐』が大絶賛で誰にでもオススメできる映画かといったら違うと思いますね。
必ずしもいいと思ってくれはる方ばかりじゃないかもしれません。
でも、やっぱり『怪談晩餐』は私の好きな映画だったし、とても満足した映画鑑賞でした。
カカオページの人気ウェブトゥーン「Tastes of Horror」で連載されたホラー漫画を原作に、5人の監督が6つのエピソードを担当したオムニバス映画…です。
怖さ度はどうでしょうか。
全体的に、私はそんなに高くないと考えましたけど…う~ん、局地的にいきなり驚かされて怖かったので「ワー」とか声を上げそうになったし、「ええ~」と思うようなかなり不気味、陰惨な絵もあったので、やっぱり侮れないと思います。
少なくともホラー映画に慣れてない人は危ない
あと…ペット…動物を愛する方々には耐えられない場面もあると思います。
そこはホント心配です。
以下、物語に触れる感想を書かせてもらいますが、何も知りたくない方はご注意ください。
ディンドンチャレンジ 딩동 챌린지
最も危険な「踊ってみた」。
その恐るべき代償とは―。
女子高生のボラ、ヨンビ、へユルはダンスユニットを組む配信者でもある。チャンネル登録者数が伸びず、それぞれも悩みを抱えていた。そんな中、ある奇怪なダンスを踊ったら願いが叶うという噂を知り―。
監督・脚本:アン・サンフン
チャン・スンヨン → ヨンビ
オ・スンヒ → へユル
チャン・イェウン → ボラ
欲望に目がくらんだ人間に降りかかる、極上の恐怖。日常生活に潜む、身の毛もよだつ6つの怪談。 ―― ってことで一つの映画で6つの話ですのでお得感があります。
1話観終えてもまだあるぞ~って嬉しいですよね。
怖さ度はともかく1話目から私は嬉しかったです~。
「ディンドン」とはこの映画の中で人気のショート動画プラットフォームです。
要するに架空のTikTokですね。
高校生たち3人が主人公で、彼女たちは願いを叶えるためにやったらアカンをことをやります。
主人公たちのダンスがとても上手いので驚きましたが、彼女たちがどうなるか、もっと不気味です
ただ…確かに私だって切羽詰ればおまじないの力を借りると思う…
常日頃から心ではほぼ無意識に祈ってますのでね~
四足獣 네 발 달린 짐숭
ドッペルゲンガーが教えてくれた、
成績アップの秘訣とは―。
女子高生のユギョンは、成績優秀な姉と教育熱心な母親からのプレッシャーに耐え兼ねていた。ある日、漢江の橋の下で遭遇した何者かに、「4本足のものを殺せば願いが叶う」と言われるが―。
監督・脚本:ユン・ウンギョン
シン・ウンス → ユギョン
キム・ホジョン → お母さん
イ・ソラ → ソンギョン ユギョンの姉
この2話が一番好きだったと思います。
お医者さんになるためママから成績のことで折檻を受け厳しく責め立てられる毎日、徐々に壊れていく女子高生です。
ユン・ウンギョン監督の絵作りがとにかく好きでした。
私の好きなホラーのテイストですね。
主人公のユギョンを演じた女の子…どこかで見てるなあと思ってたんですが、『隠された時間』(2016年)のシン・ウンスでした
演技が上手いな~。
ユギョンのママはキム・ホジュンさんで、久しぶりに見れて嬉しかったです。
ジャックポット 잭팟
いわく付きの寂れたモーテル。
307号室に隠された秘密とは―。
人生のどん底だったジノは、カジノでジャックポットを引き当てて大金を手に入れる。その帰り道に嵐に遭い、バッグを抱えモーテルに泊まることになるが、その様子を監視カメラで窺う者がいた―。
監督・脚本:チェ・ヨジュン
キム・テフン → ジノ
チョ・ジェユン → チャン社長
ソン・ジェハ → ヒョング
3話目「ジャックポット」…昔、読んだアメリカのパルプ小説のどれかを思い出してました。
ロバート・ブロックの短編とか
味がありますわ~。
で、そんな話に映画なので「怖い絵」をぶっ込んでくるんですが、それが私にはホント怖かったんですね。
主演はキム・テウさんの弟のキム・テフンさんで、チョ・ジェユンさんも出てはります。
入居者専用ジム 입주민 전용 헬스장
深夜のジムはご用心。
絶対に破ってはいけないルールとは―。
高級マンションに併設されている入居者専用のスポーツジム。利用時間は夜10時まで。以前は24時間利用可能だったのだが、どうやら“ある事故”がきっかけで自治会により変更されたらしい―。
監督・脚本:キム・ヨンギュン
ユン・ヒョンミン → ヒョング
チャン・グァン → 管理人
ユン・ダギョン → 入居者代表
チョ・アラ → チス
キム・ジェオ → 入居者代表の息子
キャストはドラマで人気でしょうか、ユン・ヒョンミンさん…そして管理人さん役でチャン・グァンさん、自治会会長役でユン・ダギョンさんです。
途中、あの~、ジムのマシン「レッグプレス」でしょうか、あれに挟まって動けなくなった時、その緊急事態をどう乗り切るかの話かと思ったんですが…違うけど
他のエピソードは何か教訓的なテーマがあるんだと思いますが、この「入居者専用ジム」はどうなのだろうか。
「時間を守りましょう」
それとも単に「復讐」
人を見捨てたら結局はあとで自分に「来る」ってことかなあ
リハビリ 재활
名誉の負傷をした消防士。
課されたリハビリの残酷な真実とは―。
救急活動中にウイルスに感染した消防士のジヨン。意識を取り戻すと、無機質なリハビリ施設の一室にいた。脳死を避けるために、ずっと動き続けなければならないというリハビリを課されるが―。
監督・脚本:イム・デウン
イ・ジュヨン → ジヨン
キム・ジュリョン → ハヌル
この「リハビリ」が最も状況を把握できず、悪夢的に感じました。
最初、SFっぽく感じたんですね。
それでオチを知って、なるほどと思いましたが、でも、まだもうちょっと私は掴めてないかもしれない。
ジヨンを演じた女優さんが最初からいいなあと思ったんですね。
この女優さん好きと。
で、観たあとで調べたら…イ・ジュヨン(이주영)さん…同姓同名の女優さんがいはりますが、この映画のイ・ジュヨンさんは、『毒戦 BELIEVER』(2018年)の、あの耳の不自由な兄妹のイ・ジュヨンさんなんですよね。
やっぱり他の映画で好きになった人は、別の映画でも好きなもんです。
イ・ジュヨンさんは1987年4月24日生まれの37歳、177cmだそうです。
スタイルいいですよね~。
映画でも1作1作ぜんぜん違う雰囲気で…印象的な役を演じてこられてます。
優れた女優さんですね。
モッパン 식탐
炎上必至。
人気配信者による
大食いライブ対決の
結末とは―。
チャンネル登録者数154万人を誇る、大食い系ライブ配信者のもぐもぐ。同じ大食い系の新星ユラをゲストに呼んでコラボ動画を配信するが、もぐもぐはユラを蹴落とすために罠を仕掛けていた―。
出演:パク・ジナ、チェ・スイム
監督・脚本:チェ・ヨジュン
パク・チナ → ユラ
チェ・スイム → ニョムニョム(もぐもぐ)
で、最終エピソード「モッパン」…大食い対決ライブ配信なんですが…これが一番怖くなかった
もしかすると観客に、あんまり怖がらずに帰ってもらうため、最後はちょっと怖さ抑えめした…とかかもしれない
違うと思うけど(>_<)
ま~、私も韓国のモッパンYouTuberさんの動画を見たりしたことはあるし、大食い自体はいいと思うんですが、この映画みたいに大食い対決はね~
そうまでになってくるといったい何の意味があるのかと困りますね。
観てて「食べる」って行為がちょっとイヤになってきた、って点で映画は成功してるのかもしれない…。
でもオチが弱いと思います。
オムニバス映画のせっかくのシメなんですが、そこはちょっと残念かな。
ただ、食べるということをとても豊かに大切にする韓国では、また観え方も違うのかなあ~とか思ったりするけどね。
オチ的にはやっぱり「競う」「蹴落とし合う」ことの醜さはありますよね…。
それで観てる時、私はユラ役の女優さんを『サニー 永遠の仲間たち』(2011年)でファン・ジニ役だったパク・チンジュさんだと思ってたんですが違ってて、パク・チナさんでした。
それで気づいたんですけど、私はこれまでパク・チナさんとパク・チンジュさんを混同してたんですよ。
それをちょっと焦りました。
そりゃ失礼ですし。
お二人並んだら当然、別人なんですがね~。
すんませんでしたm(_ _)m
この最終エピソードなんかホント、パク・チナさんとチェ・スイムさんだけなんですが、やっぱりお芝居が良かったんですよね。
監督さんについては第1話「ディンドンチャレンジ」のアン・サンフン監督の監督作を、『アラン(阿娘)』(2006年)、『ブラインド』(2011年)、『純粋の時代』(2014年)と3作観てますし、第4話「入居者専用ジム」のキム・ヨンギョン監督の監督作も、『赤い靴』(2005年)、『炎のように蝶のように』(2009年)、『殺人漫画』(2013年)を観てました。
第5話「リハビリ」のイム・デウン監督の監督作は、『ホラー・ストーリーズ』の第2話「恐怖飛行機」(2012年)『マッド・ドライバー』(2015年、中国映画)、そして『時間回廊の殺人』(2017年)を観てますよ。
それぞれ印象的な作品をよく覚えてます。
チェ・ヨジョン監督だけは第3話「ジャックポット」と最終話「モッパン」の2話を監督されてるんですね。
6話の中では特に好きなエピソードもありますが、総合的に全部、やっぱりプロのええ仕事だなと思いました。
実力のある監督さんたちによるオムニバス映画ってことですね。
観てて、スクリーンのサイズが途中で変わってたと思います。
最初はビスタですか、途中でもっと細長くなってたように覚えてます。
私の勝手な推理ですが、もしかしたら今回の映画では採用されなかったエピソードとか、また配信で公開されたりするような気もします。
そこまで予算をかけてないように思ったので、ウェブトゥーン「Tastes of Horror」の他のエピソードも映画化されてるかもしれない気がするんですね。
『怪談晩餐』自体は韓国では興行的にぜんぜんヒットしなかったけど、また他の国では稼ぐかもしれないし、韓国のホラー映画が活きの良さを取り戻すこともあるかもしれません。
人間食べ食べカエル様のXです
『怪談晩餐』韓国発のオムニバスホラー。心霊系からヒトコワにSF系まで、多様な怖い話が揃ってる。友情ガタガタ×幽霊モノの1話目と、大食い系の動画配信者同士がバトって醜い争いに突入するラストの話が特にお気に入り。エグめのグロ描写や人体変異などビジュアルも凝ってる。粒揃いでオススメです。 pic.twitter.com/AOdKUpkiXm
— 人間食べ食べカエル (@TABECHAUYO) July 26, 2024
最初に書きました通り、私はこうして韓国のホラー・オムニバスをスクリーンで観れてホントに嬉しかったです。
観てる間、幸せでしたわ~。
正直、こういう映画を楽しめる自分でありがたいと思いました。
オススメですので是非とは宣言しませんが観てほしいな~
6話、118分の映画ですし、ホラー好きさんは観て損はないと思うけど。
よろしく
それと、この映画のパンフレットは発売されてません。
ってことで今日もありがとうさんでした…
アンニョン…(^.^/)))