アンニョン(^-^)ノ
いつも、ありがとうさんです…
ようやく7月最初の記事を公開できます…
今日、7月7日は七夕ですが、七夕に観るオススメの映画は佐々部清監督の2003年の映画『チルソクの夏』です…
ホントに素敵な映画ですので是非
追記: 今年も観終えました。心が洗われました。
7月12日から公開の『密輸 1970』(2023年)に備えてリュ・スンワン監督の過去の作品を観返してたんですが…3日に観た『ARAHAN アラハン』(2004年)の良さを再確認しました。
『アラハン』はダメダメ警察官の若者が自らの内なる力に目覚めてゆく姿を描く、リュ・スンボムさん主演のアクション映画ですが、最初に観た時、そんなにグッとこなかったんですね。
笑えましたけど。
でも今回、観返しててアクションの凄さに驚かされました。
やはりさすがはリュ・スンワンです。
リュ・スンボムさん、ユン・ソイさん、そしてアクション演出も務めるチョン・ドゥホンさんの戦いぶりですが、本場・香港のカンフー映画と比較しても決してレベルが低いものではないんですよね。
めちゃくちゃ頑張っていいアクションをやってはります。
少なくともある時点までリュ・スンボムさんって韓国を代表するアクション俳優だったと気づいたんです。
ホントにいい動きなんですよ。
コメディ映画としてもレベル高いし『アラハン』、今、観てもかなりいい映画ですよ。
そんなわけで『密輸 1970』への期待もまたバババババ~っと上がりまくるのでした…『密輸』ファイティン(*´∀`*)
霊 リョン
今日、書かせてもらう映画『霊 リョン』は2004年の作品で、「記憶喪失にかかった女子大生の周囲で怪死事件が発生し、失われた記憶と事件の関係が次第に明らかになるオカルト・ホラー」(映画.comさん)という映画です。
私はこの映画、2016年5月にDVDを買って、その約1年後の2017年4月19日の夜に観たんですが、本当に本当に怖すぎて、怖い場面で気を失いかけるほどだったんですよ
いやもう、ホラー映画ってここまで怖かったんかとおののくほど、映画を観ててここまで怖かったことってなかったと思います。
で、せっかく買ったのに観れなくなってしまったんですよ
その2017年頃、私はホラー映画を本気で怖がってたと思いますよ。
観たあと、すぐにブログを書けばよかったんですが…あまりにも怖かったので私は『霊 リョン』がどんな映画だったのか忘れてしまいました。
それで ―― 正直に書きますね。
5月に日本のホラー映画をとても観たくなって、『リング』シリーズ(1998年~)を中心に観ていたんですが、ふと思い立って29日でしたけど、『霊 リョン』を意を決して観たんですわ。
ところがほとんど怖くなかったんですよ~
あれ
こんなに怖くなかったかなあ~
って感じで、なんで最初に観た時、あんなに怖がったんだろう…と拍子抜けしました
この、なんで「怖かったホラー映画が時を経て怖くなくなったのか」の理由はちょっとわからないんですが、その時々の私の心境や心持ちが原因だとしか思えないんですね。
ちょっと言葉で説明はできない感じですね…。
ただ、『霊 リョン』を二度目に観て怖くなかったことは、少なからずガッカリしましたよ。
そこまで私を怖がらせるホラー映画が存在することがある意味、とても嬉しいことだったので…。
「記憶を失っている女子大生。同級生の死をきっかけに彼女の閉ざされていた記憶の扉が開く」
女子大生のジウォン。表面上は普通の女子大生だが、彼女はひとつだけ人と違う部分を持っていた。それはある時期から過去の記憶を失っていることだった。でも、そういった部分を気にすることなく、彼女は兄のように慕うジュノと平穏な大学生活を送っていた。 ある日、彼女の元に高校時代の仲良しのひとりだというユジョンという女性がやって来る。仲良しグループのウソンが亡くなったのだという。記憶を失っているジウォンにはその内容がよく分からないが、恐怖に引きつった様子のユジョンの知らせを聞いた夜から悪夢にうなされ始める。そして、仲間の死を伝えてくれたウソンも亡くなる。このふたりの死因は水のない場所での溺死だった。
ストーリーは「映画情報サイト ムービーネット」さんから転載させていただいてます。
ヒロインのミン・ジウォンを演じるのはキム・ハヌルです。
クァク・キョンテク監督の『ドクターK』(1998年)という作品にも出てましたけど、ホラー映画への主演としては初ですよね。
2011年の『ブラインド』、そして2016年の『女教師 シークレット・レッスン』という怖々しい主演作もありますが、他にホラー映画は出てなさそうです。
若干、内容に触れますが2016年の『私は忘れないで』は『霊 リョン』と記憶喪失という設定が似てる部分もあります。
ミン・ジウォンの大学の先輩で恋人のジュノを演じるのはリュ・ジンさん…。
私は知らない方でしたがドラマでは活躍されてるようですね。
記憶を失っていることだけでも苦しいことですが、ジウォンはさらに霊的な恐怖にさらされます。
また、ジウォンのお母さんを演じるのがキム・ヘスクさんなんだけど、このお母さんもどこか病んだ感じでジウォンにストレスを感じさせるんですよね。
ホラーとしての恐怖は、「水」にまつわるイメージです。
私はもしかするとそれがとても怖かったのかもしれない。
「水に濡れた霊」が自分の背後に迫るのに振り向けない ―― その金縛りがきっと怖かったんでしょう。
ミン・ジウォンにはサンニム高校時代の友人たち、オ・ユジョン(チョン・ヒジュ)、キム・ウンソ(ピン=チョン・ヘビン)、シン・ミギョン(シニ)がいたのですが、彼女たちは不可解な死を遂げる。
もしくは心を病んでしまう…。
シニさんはコメディ演技が印象深いんですが、怖い演技もええですなあ。
この高校の友人たちが死んでいく感じ、私にはどこか『リング』っぽさを感じましたが(そっくり真似というわけではない)、『霊』も『リング』からの影響もあるかもしれない…。
もう一人、サンニム高校の同級生にハン・スインがいたようなんですが、他の4人はスインを蔑み、いじめていたようです。
スインの家はもしかすると母子家庭
豊かではない雰囲気でした。
この映画が公開された当時、韓国内でいじめは問題視されていたのだろうか。
今の韓国では芸能人の過去のいじめも問題視されていますし、パワハラなども追求されるようになり、世の中も変わっていきます。
日本でも以前はいじめは「あって当然」という雰囲気でしたが、今はあってはならないことであり、いじめが発覚して非を責められるようになりつつあります。
私もそれが正しいと思います。
映画を観ていても世の中の変化を感じますね。
スインを演じるのはナム・サンミ。
2018年以降、ドラマや映画などの活動もないようですが、私は彼女が出演した映画、好きな作品が少なくありません。
今は旦那さんと楊平(ヤンピョン)でカフェを経営されてるようです。
5月に観返して、ストーリーですか、脚本はホントにいいホラー映画だと思います。
世界観的にそんなに広いスケールではなく、大学生のヒロインを中心とした、ある意味、こじんまりとしたホラーですが、良質なホラーだと思います。
ホラー映画としてはかなりいいでしょう。
ラスト近く、大きなサプライズがありますが、その驚きもいいですよね。
おわ~って感じですよね。
まだ2回しか観てないのでそこまで断言はできないけど、伏線の回収ですか、やっぱり脚本の良さの光るホラー映画だと思って間違いなさそうです。
noteさんの方で「聴濤斎帆遊」様がこの映画について詳しく書かれてます。
深く知りたい方はそちらを読んでください~。
キム・テギョン監督は『ディナーの後に』(1998年)、『チュ・ノミョン・ベーカリー』(2000年)といった作品にスタッフで参加された後、2004年の『霊 リョン』を初監督されたそうです。
以後、『ムイ』(2004年)、『絶対クリックしてはいけない動画』(2012年)、『コインロッカー』(2015年)といった作品を監督されていますが、『ムイ』以外の作品は私も観てます。
『絶対クリックしてはいけない動画』(原題は『未確認ビデオ:絶対クリック禁止』というらしい)はあんまり覚えてないんですが、主演がパク・ボヨンやチュウォンだし
まだブログに書いてませんが、また観ることにします
2015年の『コインロッカー』はホラー映画ではなく、ギャンブル依存症の夫の借金問題に苦しめられる妻と幼い坊やの物語でしたが、なぜか強く印象に残る作品です。
思い返すと私にとっては好きな映画なんですね。
でも一般受けする映画かというと…違うでしょう
う~ん…『コインロッカー』のようなジワ~とくる低予算映画、ホンマ好きですね~。
韓国映画はこういう映画もあってほしいんです。
―― そういったわけで私が初めて観てから7年間くらいほったらかしになっていた韓国のホラー作品について書かせてもらいました。
『霊 リョン』を観てもらうのは今のところ、レンタルDVDさんで探してもらうのがいいようですが…あるのかなあ
DVDを買ってまでも観ることはないと思いますが、ホラー映画大好きな皆様はこの夏、観てみてください。
ホラーものなのでしょうか…私は『保健教師アン・ウニョン』(2020年)が観たいです…。
今日もおおきに、ありがとうさんです…アンニョン(^.^/)))
原題:령 霊
英語題:Dead Friend
2004年製作/95分/韓国
韓国封切:2004年6月17日
日本公開:2005年8月20日
配給:ハピネット・ピクチャーズ
監督・脚本:キム・テギョン [第1作]
助監督:イ・ジョンホ
撮影:ムン・ヨンシク
照明:ナム・ジナ
音楽:ピノキオ、チェ・ワニ、ヒョン・ギュファン
美術:ヤン・ホンサム
[出演]
キム・ハヌル → ミン・ジウォン
リュ・ジン → ジュノ
ナム・サンミ → ハン・スイン サンニム高校の同級生
シニ → シン・ミギョン サンニム高校の友人
ピン(チョン・ヘビン) → キム・ウンソ ジウォンの高校の友人
イ・ユンジ → キム・ウンジョン ウンソの妹
チョン・ヒジュ → オ・ユジョン サンニム高校の友人
キム・フノ → 刑事2
ホ・ギホ → ジウォン担当医師
イ・スンチャン → ミギョン担当医師
イ・ヨンソク → 教授
パク・クリナ → ウンジョンの友人1
ソ・ジョンギ → ウンジョンの友人2
ファン・ジン → ソヨン 写真部 ユジョンの友人
キム・グニョン → ユジョンの父
キム・スジン → 幼いジウォン
チュ・ダヨン → 幼いスイン
チョン・ジャンミン → 医療スタッフ1
ホ・ナムソン → 医療スタッフ2
チェ・ウンジェ → ジウォンの霊/精神病院看護士
キム・ユニョン → ジウォン水中代役
特別出演
キム・ヘスク → ジウォンの母
チェ・ラン → スインの母
キ・ジュボン → 刑事1
※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。