ローグ アサシン (2007年) | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

 

6月21日はパク・フンジョン監督の『V.I.P. 修羅の獣たち』(2017年)を観ました…カチンコ

観れば観るほど味の出てくるような映画です…。

まだ観てない方は是非(´∀`*)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ローグ アサシン




2大アクションスター、J・ステイサムとJ・リーが豪華競演を果たしたハードアクション。伝説の暗殺者“ローグ”に相棒を殺されたFBI捜査官は復讐の炎を激しく燃やす。

サンフランシスコ。FBI捜査官のジョンとトムは、伝説的な殺し屋ローグを追い詰め、銃撃するが、とどめを刺すことはできなかった。数日後、トムとその妻子はローグによって惨殺されてしまう。3年が経ち、中国マフィアと日本のヤクザが激しい抗争を繰り広げる中で、再びローグと思われる暗殺者が現われる。ローグの追跡、そして復讐に執念を燃やすジョンだったが、そんな彼をあざ笑うかのように、ローグは抗争を激化させてゆく。

 

いつも、ありがとうさんです…(^-^)ノ

 

2月14日、『ローグ アサシン』を観ました…カチンコ

 

2007年のアクション映画で、主演はジェイソン・ステイサムとジェット・リーです。

ジェイソンもジェットも、リュック・ベッソン関係のアクション映画に出演したことが共通点ですね。

 

ジェイソンとジェットは2001年の『ザ・ワン』ですでに共演していて、私も『ザ・ワン』を観てるはずなんですが ―― なにか難解だった印象しか残ってなくってあせる

ジェット・リーが主演だったことは覚えてるんですが、ジェイソンが出ていたことは覚えてないなああせる

 

また観返した方がいいかもしれない…あせる

 

またジェイソンとジェットはのちに『エクスペンダブルス』シリーズ(2010年~)でも共演するわけですが、私も『エクスペンダブルス』を観る気持ちを静かに高めていますアップ

いや、実は、いっぺん観ようとしたんですが、不本意ながら途中で寝てしまいあせる

だから~、最後だけ知ってるんですけどね~あせる

すんません、またちゃんと観ますm(_ _)mあせる

 

 

『ローグ アサシン』ですが、なんとなくよく知られた作品だと思うので私が詳しく語る必要はないと思います。

てか、あまり語りなくないなあせる

 

舞台はサンフランシスコです。

FBIのジョン・クロフォード(ジェイソン)と相棒のトム・ローンはマフィアの抗争事件を捜査中、伝説の殺し屋ローグと遭遇するが逮捕には至らなかった

後日、ローグはトムとその家族を殺し、家に火を放った。ジョンは犯人はローグだと直感し、ローグへの復讐を誓う。

3年の時を経て、チャイニーズ・マフィアとジャパニーズ・ヤクザの戦いが激化する中、ローグはまたジョンの前に現れ、両者の戦いが開始される。

って話です。

 

ちなみに英語版や中国語版のウィキペディアを私も参考に書かせてもらってますが、そちらでは平気で「ネタバレ」してしまってるので、詳しく知りたくない方はお読みにならない方がいいでしょう。

 

難しい映画ではないのでいきなり観て大丈夫だと思いますし。

 

で、この映画ではジェット、凄腕の殺し屋の役で悪役なんですよね。

無口で冷静沈着、そして非情!!

スッと殺します汗

攻撃方法はあまりカンフーじゃなく、銃、そして刀の達人って感じです。

 

それに対するジェイソンはいかにもアメリカの荒くれ暴力捜査官って感じで、警察の刑事たちにもケンカ腰ですし、すぐに暴れるタイプ。

チャイニーズ・マフィアとジャパニーズ・ヤクザ双方への犯罪を憎む気持ちも当然ですが、その前に3年前、殺されてしまった相棒のトム・ローンと彼の妻子の復讐の念が強い。

彼も強いけどローグほどではないように思いました。

 

ローグは抜け目なく、ホントに危険ですあせる

 

それで、もっと詳しく知りたい方は、いつもですけど、明石家いわしさんのレビューを読んでください…ひらめき電球

 

 

私にはこうは書けませんしあせる

何よりも観たあとで読ませてもらうと納得です。

是非、どうぞ。

 

いわしさん、いつもありがとうございます☆⌒(*^-゜)v

 

 

『ローグ アサシン』のキャストですが、かなり豪華です。

 

まず、三合会系チャイニーズ・マフィアのボス役がジョン・ローンさん。

『ラストエンペラー』(1987年)の溥儀で有名です。

『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』(1985年)ではチャイニーズ・マフィアの野心の塊、成り上がり一代のジョーイ・タイでしたので、この『ローグ アサシン』のリー・チャン役はジョーイ・タイが死ななかったその後って感じかもしれない。

 

でも、リー・チャンの組織の規模が今ひとつ大きくない気もするので、やや重みに欠けるかもしれないあせる

 

リー・チャンには妻マリア、娘のアナという家族があり、そりゃ悪いリー・チャンですが妻と娘を愛する気持ちは嘘偽りない。

なので、抗争が激化するにつれ、マリアとアナの身がホントに心配…。

 

 

リー・チャンに戦争を仕掛けられるジャパニーズ・ヤクザの大親分、柳川四郎役は石橋凌さん。

柳川四郎は自分が復讐される可能性が少しでも残る存在は抹殺しておく主義。

 

お名前が似ている実在の柳川次郎氏は釜山出身、つまり民族的には韓国系の極道だったそうですが、次郎氏から「柳川四郎」の役名をインスパイアされたのだろうか。

ただ役名を借りただけかもしれない。

 

いずれにせよ、柳川四郎は映画の中でも不世出の大親分といったキャラクターですが、どうもやっぱり組織の規模がよくわからない…あせる

要するに大親分ともなれば、もっと護衛が大勢だと思うんですよね…。

 

あ、でも、最初の方で四郎が真剣の練習をしている場面があり、本人にも自信があったのかもしれない。

そん時、練習相手がケイン・コスギなので配役的にももったいないなと思うんですが、ケインが大親分の着物を「切って」しまい、お仕置きにお耳を吹っ飛ばされてしまうあせる

いや、ちょあせる…優れた子分にそんなことまでするとは怖すぎあせる

 

で、四郎の娘・キラが似ても似つかぬデヴォン青木で日本語のセリフは明らかに吹き替え。

 

そしてキラは父親以上にもエラ強かと思わせといて意外と活躍しない…残念汗

でも子分は必ずビビらせる。

 

映画ではチャイニーズ・マフィアのリー・チャン派、そしてヤクザの柳川派の、サンフランシスコを舞台にした抗争劇の様相も呈し、かなりの時間を割かれてます。

でもきっちりした犯罪組織抗争モノでもないので、そこまでではないかもしれません…。

 

 

まあ、日本人から見るとジャパニーズ・ヤクザの演出はだいぶん変ですけど、それは中国人から見たチャイニーズ・マフィアも同じかもしれないですね。

 

私は海外映画の変な「日本」描写がけっこう好きでまず怒ったりはしない方なので、問題ないんですけど。

逆にアメリカの人たちがジャパニーズ・ヤクザをこんな感じで怖がってるのかと思うとなんだか楽しい。

 

あと、ジェイソンの喋る日本語が萌え~クラッカー

 

 

FBIアカデミーを卒業したての若手捜査官ゴイ役はサン・カンさん…。

 

この映画のアジア系の役柄の配役については、韓国のサイト「ナムウィキ namuwiki」さんのこの映画のページに面白い項目があります。

 

ウォー(映画)

 

「4. 기타 등등(その他 等)」の最後に「東洋人が出演するハリウッド映画の法則が適用されている」とあります(私は必ずしもその考察に賛成ではありませんが)。

興味のある方はアクセスして日本語に翻訳してどうぞ。

 

サン・カンさんはアメリカの俳優さんですが、結果として彼が演じたゴイは最後を見届けることになった…はてなマーク

ゴイはその後、FBIにどう報告したのだろうか。

 

サン・カンさんの出演作には『阿呆遊戯 ブルース・リーを探せ!』(2007年)っちゅういかにも私が好きそうな作品もあり、そういえばチェックしてたはずなので、また観たいところです。

 

 

 

本筋のジョン・クロフォード VS ローグの戦いについては、面白かったんですが、ジェット・リーのアクションについてはもの足りなかったかなああせる

 

う~ん…この映画では手際のいい非情な殺し屋ローグなので、どうしても銃で殺す形なんですが、私はジェット・リーの美しいカンフーの型が見たいんですよね。

 

 

李連杰(リー・リンチェイ)が「ジェット・リー」と名を改め、ハリウッド映画にデビューした『リーサル・ウェポン4』(1998年)は公開後、半年くらいして私は「祇園会館」さんで観たんですよ。

同時上映がどんな映画だったかは忘れましたけど…。

 

映画そのものは実は期待してなかったんですが、ジェット・リーってこんなにかっこよかったんかー!!

ハリウッド映画で見るアジア系のアクション俳優ってこんなにかっこよかったんかー!!

と、素直に思ったことはよく覚えてます。

『リーサル・ウェポン4』で彼が演じた「ワン・シン・クー」が悪役で、その悪のかっこよさも私が大好きだったんですよね。


以後、ジェットは『ロミオ・マスト・ダイ』(2000年)、『キス・オブ・ザ・ドラゴン』(2001年)、『ザ・ワン』(2001年)、『ブラック・ダイヤモンド』(2003年)、『ダニー・ザ・ドッグ』(2005年)、『ドラゴン・キングダム』(2008年)、『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』(2008年)、『
エクスペンダブルズ』(2010年)といったハリウッド映画、あるいはヨーロッパの映画に出て行くことになり、俳優としての黄金期を迎えることになったと言っていいでしょうか。

 

実のところ、私は『リーサル・ウェポン4』以前の李連杰の出演作はまだまだ観れてないので若き日の彼の栄光の日々を体験すべきでしょう。

 

ジェットの「悪役度」では『ローグ アサシン』よりも『リーサル・ウェポン4』の彼が役柄的にも私は好きです。

 

 

ジェイソン・スティサムは初期の出演作、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(1998年)や『スナッチ』(2000年)を私は観てないんですよー。

観なあきませんよね。

 

2001年の『ゴースト・オブ・マーズ』は公開当時、「みなみ会館」さんに観に行ったんですよ。

で、非常に気に入りました。

でもそれは主演のナターシャ・ヘンストリッジがホントにかっこいいと思ったんですねあせる

 

今、考えてみると私の好きなジェイソンの出演作は2002年の『トランスポーター』かもしれませんね。

でも、そこまで出演作を観れてないので…また観ないとあきませんねあせる

…そればっかり(>_<)

 

 

結末に関してはここでは詳しく触れませんが、私は予想外でしたね~。

あ~!!あせるって感じでした。

 

う~ん…そう来たかあせるって感じでしたし、その形そのものがこの映画のキモってやつですよね。

逆にその分、もっとアクションでガーッて来ないとアカンと思うんですけどね。

 

でも最後の最後のオチですが、そこはブワッと私の心に一瞬、何かが来ましたよね。

単純なラストではありませんでした。

ちょっと考えてました。

いい終わり方だと思います。

 

結論、観てとても良かったです合格

 

でも、私はジェット・リーのカンフーの動きがもっと見たいので、逆のぼってまた初期の作品を観たいですね。

 

今日もおおきに、ありがとうさんでした…☆⌒(*^-゜)v

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ローグ アサシン

原題:War

中国語題:玩命對戰

韓国語題:워


2007年製作/103分/アメリカ
日本公開:2007年10月6日
配給:東映、アスミック・エース

監督:フィリップ・G・アトウェル
脚本:リー・アンソニー・スミス、グレゴリー・J・ブラッドリー、ジム・トンプソン
製作:クリストファー・ペツェル、スティーブ・カースマン
撮影:ピエール・モレル
美術:クリス・オーガスト
音楽:ブライアン・タイラー

キャスト
ローグ - ジェット・リー (池田秀一)
ジョン・クロフォード - ジェイソン・ステイサム (立木文彦)
リー・チャン - ジョン・ローン (原康義)
キラ - デヴォン青木 (園崎未恵)
ベニー - ルイス・ガスマン (斎藤志郎)
シロー・ヤナガワ - 石橋凌 (石橋凌)
ゴイ - サン・カン (藤井啓輔)
ウィック - マシュー・セント・パトリック (山野井仁)
マリア - ナディーン・ベラスケス (東條加那子)
ジェニー・クロフォード - アンドレア・ロス (五十嵐麗)
ウー・チー - マーク・チェン (谷昌樹)
ヤクザ - ケイン・コスギ
アナ - ケネディ・ローレン・モンタノ (諸星すみれ)
トム・ローン - テリー・チェン (近藤広務)
ヨシド - ヒロ・カナガワ (石住昭彦)
タカダ - ケネス・チョイ(竹田雅則)

 

Jet Li as Rogue/Tom Lone, a notorious international hitman whose real identity is Tom Lone, former FBI agent and former field partner of John Crawford.
Terry Chen played Lone before he changed his face
Jason Statham as FBI agent John Crawford, a corrupt FBI agent former field partner of Tom Lone.
John Lone as Li Chang, a powerful Chinese mafia boss in San Francisco, Maria's husband, Ana's father, Shiro Yanagawa's archenemy, and Rogue's employer
Mathew St. Patrick as Wick
Sung Kang as Goi, an FBI agent fresh out of Quantico.
Luis Guzmán as Benny
Saul Rubinek as Dr. Sherman
Devon Aoki as Kira Yanagawa, a Yakuza heiress who is the daughter of Shiro Yanagawa, the powerful boss of the Tokyo Yakuza.
Ryo Ishibashi as Shiro Yanagawa, a notorious and powerful Yakuza boss from Tokyo, Japan who comes to the US to take over the Triad's territories. He is the archenemy of Li Chang and Rogue and the father of Kira Yanagawa.
Mark Cheng as Wu Ti, one of Li Cheng's henchmen and brother of Joey Ti
Johnson Phan as Joey Ti, one of Li Cheng's henchmen and brother of Wu Ti
Nicholas Elia as Daniel Crawford, the son of John and Jenny Crawford
Nadine Velazquez as Maria Chang, Li Chang's wife and Ana's mother
Kennedy Lauren Montano as Ana Chang, the daughter of Li Chang and Maria Chang
Steph Song as Diane Lone, Tom Lone's late wife who was murdered in the beginning of the movie.
Andrea Roth as Jenny Crawford, John's wife and Daniel's mother
Kenneth Choi as Takada, one of Shiro Yanagawa's henchmen
Peter Shinkoda as Harbour Yanagawa Member, one of Shiro Yanagawa's henchmen
Angela Fong as Kabuki Dancer
Kane Kosugi as Temple Garden Warrior
Dario Delacio as Mahjong Player

 

演員
李連杰飾演羅格/湯姆·龍(Rogue / Tom Lone)
泰瑞·陳飾演變臉前的龍
傑森·史塔森飾演FBI探員約翰·克勞佛(FBI agent John Crawford)
尊龍飾演張立(Li Chang)
馬修·派屈克飾演維克(Wick)
姜成鎬飾演郭(Goi)
路易·古茲曼飾演班尼(Benny)
蘇爾·魯比內克飾演謝爾曼醫生(Dr. Sherman)
戴文·青木飾演柳川吉良(Kira Yanagawa)
石桥凌飾演柳川四郎(Shiro Yanagawa)
鄭浩南飾演狄武(Wu Ti)
娜丁·維拉茲蓋茲飾演瑪莉亞·張(Maria Chang)
宋琇萱飾演黛安·龍(Diane Lone)
安德莉亞·羅斯飾演珍妮·克勞佛(Jenny Crawford)
肯尼斯·崔飾演高田(Takada)
彼得·辛卡達飾演港口柳川成員
安吉拉·方飾演歌舞伎舞者
小杉健飾演庭院武士
梅根·弗拉特(Meghan Flather)飾演中國應召女郎
伊爾迪科·費倫西(Ildiko Ferenczi)飾演辣妹(未掛名)