フリークスアウト (2021年) 公開中 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

 

韓国 【韓国映画 公開情報です】 韓国

 

NEW4月28日から公開中ですNEW

不思議の国の数学者

映画 『不思議の国の数学者』 公式サイト 4月28日公開

「オールド・ボーイ」「新しき世界」のチェ・ミンシクが主演を務め、脱北した天才数学者と挫折寸前の男子学生の心の交流を描いた人間ドラマ。

 

NEW5月12日から公開中ですNEW

聖なる復讐者

映画 『聖なる復讐者』 公式サイト

「美しき野獣」のキム・ソンス監督が、アイドルグループ「GOT7」のメンバーで俳優としても人気を集めるパク・ジニョンを主演に迎えて描いたクライムサスペンス。

 

NEW5月13日から公開中ですNEW

同じ下着を着るふたりの女

映画 『同じ下着を着るふたりの女』 公式サイト

互いを完全に愛することも憎むこともできない母娘の複雑な心情を、韓国の新鋭キム・セインが同じ女性ならではの視点で真摯に描いた人間ドラマ。

東京 シアター・イメージフォーラム 5/13(土)〜

※ この映画、6月の後半から公開される劇場が増えるみたいですよ!!

 

NEWそして5月26日から公開が始まる2本ですNEW

The Witch 魔女 増殖

映画 『THE WITCH/魔女 ―増殖―』 オフィシャルサイト

THE KILLER 暗殺者

映画 『THE KILLER/暗殺者』公式サイト 5月26日(金)公開

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


フリークスアウト

 

Blu-ray&DVD

11月8日 発売です

 

 

 

映画 『フリークスアウト』 公式サイト 2023年05月12日(金)公開


THEATERS


北海道地区
北海道 サツゲキ 5/12(金)~

東北地区
宮城 チネ・ラヴィータ 6/9(金)~6/22(木)

関東地区
埼玉 こうのすシネマ 5/12(金)~
埼玉 シネプレックス幸手 5/12(金)~
埼玉 MOVIX三郷 5/12(金)~
千葉 T・ジョイ蘇我 5/12(金)~
東京 新宿バルト9 5/12(金)~
東京 ヒューマントラストシネマ渋谷 5/12(金)~
東京 池袋シネマ・ロサ 5/12(金)~
東京 T・ジョイSEIBU大泉 5/12(金)~
東京 T・ジョイPRINCE品川 5/12(金)~
神奈川 横浜ブルク13 5/12(金)~
神奈川 川崎チネチッタ 5/12(金)~
神奈川 あつぎのえいがかんkiki 6/9(金)~6/22(木)

中部地区
石川 シネモンド 6/10(土)~6/23(金)
長野 長野松竹相生座/長野ロキシー 6/16(金)~6/29(木)
静岡 静岡シネギャラリー 6/9(金)~6/22(木)
静岡 CINEMAe_ra 順次公開
静岡 シネマサンシャイン沼津 6/9(金)~6/22(木)
愛知 ミッドランドスクエア シネマ 5/12(金)~

近畿地区
京都    T・ジョイ京都 5/12(金)~
大阪 T・ジョイ梅田 5/12(金)~
大阪 なんばパークスシネマ 5/12(金)~
兵庫 kino cinema 神戸国際 5/12(金)~

中国・四国地区
広島 広島バルト11 5/12(金)~
愛媛 シネマサンシャイン重信 6/9(金)~6/22(木)

九州・沖縄地区
福岡 T・ジョイ博多 5/12(金)~
長崎 長崎セントラル劇場 7/28(金)~8/10(木)
熊本 Denkikan 6/9(金)~6/15(木)
大分 シネマ5 6/3(土)~




INTRODUCTION
長編デビュー作にしてイタリア映画初となる異色のダークヒーロー・エンタテインメント『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』が、本国アカデミー賞(ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞)で7冠受賞の快挙を成し遂げ、世界中で話題を呼んだ新星ガブリエーレ・マイネッティ。そんな彼の監督第2作となる本作は「特殊な異能力を持つが故に世間に馴染めず肩を寄せ合って生きてきた超人サーカス団が、ナチス・ドイツの悪党どもに立ち向かう」という、設定だけでもワクワクするような極上のエンタテインメント。

ワールドプレミアとなったヴェネツィア国際映画祭ではコンペティション部門に選出、大きな期待を胸に新作を待ち望んでいた批評家・観客から熱狂をもって迎えられ、ロッテルダム国際映画祭で観客賞、本国アカデミー賞では前作と同じ16部門でノミネートうち6部門を受賞したほか、これまで55の映画賞にノミネートされ34の賞を獲得している。そんな世界水準の最強エンタテインメント作品が遂に日本上陸!


STORY
第二次世界大戦下のイタリア。ユダヤ人の団長イスラエルが率いるたった5人の小さなサーカス団「メッツァ・ピオッタ(100リラ硬貨の半分、の意)」の仲間たち、光と電気を操る少女マティルデ、アルビノの虫使いチェンチオ、多毛症の怪力男フルヴィオ、磁石人間の道化師マリオらは、その特殊な能力のせいで普通に暮らすことができず、まるで家族のように肩を寄せ合って暮らしてきた。だがイタリア国内でもナチス・ドイツの影響が強まる中、なんとか戦火を逃がれ皆をアメリカへ脱出させようとしていたイスラエルが、突然姿を消してしまう。マティルデがどうにか団長を探し出そうと奔走する一方、フルヴィオら3人は仕事を求めてベルリン・サーカス団の門を叩く。ド派手なパフォーマンスが話題のナチス・ドイツの陽気な広告塔。しかし団長のフランツは、裏でナチスを勝利に導く異能力者を探して人体実験を繰り返す恐ろしい男だった。フランツとの危険な出会いは、メッツァ・ピオッタ・サーカスの仲間たちをナチス・ドイツ軍との壮絶な戦いへと導いてゆくのだが……。

 

 

 

ボンジョ~ノ~(^-^)ノ

いつも、ありがとうございます…キスマーク

 

『フリークスアウト』を観てきました…カチンコ

 

劇場さんに『オオカミ狩り』(2022年)を観に行った時だったでしょうか、予告編を目にして非常に興味を惹かれた映画です。

 

あとはな~んも知りませんでしたが、その予告編だけで観ようと思いました。

結果、その予告編から予想した内容とはまた違ったんですけどね、ただ観て面白いというだけでなく、想像していたよりもずっと深い気持ちにさせてくれる傑作でした。

 

こじんまりとしたサーカス「メッツァ・ピオッタ」が戦争で存続が危うくなり…ちょっとした喧喧諤諤ののち、団長のイスラエルがアメリカへ渡る段取りをつけに行ったところが帰ってこなかったので心配してたら、彼がユダヤ人だったためにナチスに捕まっていた。

それを知らない団員たちは食いブチ求めてベルリン・サーカスに雇ってもらおうと考えるのですが、実はベルリン・サーカスには怖い裏があった。

同時に単独行動になっていた電気娘マティルデはナチスと戦ってるレジスタンスのグループと出会い…って話で、イタリアとベルギーの合作ですね。

 

で、実は数ヶ月前からある映画を私は思い出していて…1997年のイタリア映画、『ライフ・イズ・ビューティフル』です。

監督、脚本、主演はイタリアのおもろいおじさん、ロベルト・ベニーニ。

 

フィギュアスケートで『ライフ・イズ・ビューティフル』の音楽で滑った選手がいたのでハッと思い出したんでしょうけど、それにしても不思議な気持ちに誘われて第二次世界大戦の時代のイタリアが舞台の『フリークスアウト』を観たら、ユダヤ人迫害を題材にした『ライフ・イズ・ビューティフル』と重なる何かが少なくなかったんです(映画としてはぜんぜん違うんですけどね、念のため)。

それでもう、何だか今の自分にとって、それが大事なことなんだろうと思えて、特別な気分になったんですね。

 

だから、『フリークスアウト』を観た直接の理由は、何かブログを書きたくなるきっかけが欲しかったのもあったし、公開中の映画について書きたかったのもあるけど、観たあとではもう『フリークスアウト』を観たことそのものがとても意義深いことに感じられましたよ。

 

観る直前に気づいたんだけど、この映画の配給はクロックワークスさんなんですね。

 

 

公開中ですので、ネタバレは厳禁として、詳しく中身にも触れないようにしますが…この映画は実際の歴史を扱っている作品で、戦争映画でもあり、また同時に超能力を題材にしたファンタジー映画なんだけど、リアルと非現実が無理なく同居したような映画でしたよ。

 

実際の戦争については、絵的にすごくリアルに感じました。

で、ファンタジー的なサーカス団との落差が怖いんですよね。

ファンタジーから突然、リアルな戦争に驚く場面がある…。

 

しかし、かと言って重苦しい現実ばかりではなく、へんてこなサーカス団の楽しさ、そして個性豊かなキャラクターたちの会話や関係が楽しいんですよね。

始まってすぐ、観客はサーカスの団員たちが好きになる。

 

この団員たちのキャラがなかなか意外で、そうきたかって感じなんですよ。

笑いますよね。

けっこう見た目は経験豊かそうなおじさんが一番なんにも考えてなかったり(;´∀`)

電気のマティルデも感情の赴くままですし。

また、いがみ合うことも多いんですが、4人の友情がホンマにエエのよね~。

 

映画としてはR15+作品なので15歳未満の方々は観れないんだけど、まず戦争の残酷な表現もあるんですが、もう一個、「性的な表現」な~。

これがなかなかビックリさせてくれて ―― あれはてなマークあせると思うことが前半から少なくなかったんですが映画界は今、「映してもいい」ことになったんですかね。

これから観る方はあんまりビックリしないようご忠告させていただきますが、「映り」ます。

あ、でも逆に女の裸は映らないのかな。

 

あと…それが私はたまらなく好きだったんですが「それいるはてなマーク」っていう笑いですよね…それが多くって、かなりコミカルなんですよ。

特にマティルデが出会うレジスタンスの人たちのあたり、変な笑いが多くて楽しかった♪

 

残酷な場面も多い映画ですが最後まで笑いを忘れないナチュラルな陽気さがすごく頼もしくって私は嬉しかったんですよね。

 

あと、私が見たところ、驚くほど予算を使ってるように見えて、絵作りの面でも音響の面でも秀でてます。

 

 

団長イスラエルがナチスに囚われ命が危うくなったことで、それまでは君子危うきに…で危険を避けていた団員たち4人がナチスと戦うことになっていくんだけど…もちろん反戦を掲げる映画なんですが、ベルリン・サーカスの団長であり、またサーカスの花形であるピアニストのフランツが、ホントは兄のように軍人として人々から尊敬されたかった人で…その歪んだ願望がまた哀しく、怖いんですけどね…逆に「メッツァ・ピオッタ」の4人は世間的には異形な人たちと見なされてもおおらかだし、自分たちの芸に自信もあるし、仲間もいるわけですよね。

どっちがいいかって言ったらそりゃもう楽しきフリークスたちですけどね。

そのあたりティム・バートンの映画を思い出した気分。

 

私はもっとシンプルに悪いナチスを超能力サーカス団がやっつける映画かと思ってたんですけど、それ以外の要素もいろいろ多い感じの映画ですよね。

いわゆる「アクション映画」ではないと思います。

ハリウッド映画だったら最初から小出しに観せ場を入れたりしてもっと娯楽度を上げてくるんでしょうけど、また違ってて、そこがこの映画ならではで楽しかったんですよね、

団員たちが能力を使い出すのもけっこう後ろの方ですしね。

 

だからハリウッドのアメコミ映画を想像してたりすると肩透かしを感じるかもしれないですね。

 

ただ、『X-MEN』シリーズ(2000年~)とは別ものだと思いますし、もちろん違うんだけど、最後はけっこうジーン・グレイっぽくなってしまうので、究極の超能力ってああいう感じなのかな、って思います。

 

ちなみに日本版ポスターは映画そのものとは明らかに雰囲気が違うと思いますよ。

 

 

ベルリン・サーカスの団長フランツ…いや~、何だか気の毒な人にも思えるんですけど、やってることがね~。

 

やっぱりアカン人ですし、正直、気持ち悪かったあせる

 

でも、複雑な悪役ですのでね、その分、映画も複雑化しますよね。

 

で、これはネタバレになってしまうので、知りたくない方は読んでほしくないんですけど、ガンズ・アンド・ローゼスの「Sweet Child o' Mine」(1988年)が急に流れて、あれはてなマークって感じなんですけど、そのあとでもっと驚くこともあるんですよね。

つまりフランツは予知能力があるので未来を見聞きしてるんですよ。

ここの表現がすごく面白かったし、エンドロールでフランツが予知して描いた絵が映っていくんですよね。

エンドロールってただ字が上から下に流れるもので、ある意味退屈なんだけど、『フリークスアウト』はエンドロールの間、またさらに考えさせられる映画なんですよね…。

 

第二次世界大戦の結果は知ってるわけですが、その後の人類はどんな歴史を歩んだのか…それをフランツが知っていたのだと観客として知って、またさらに何とも言えない気分になったんですね。

フランツはもしも自分の能力を正しく役立てれば、どうなっていたのかなあ…とかね。

そして、起こったことを正しく認識し、未来に活かすことの意味とか…ホントにいいエンドロールでしたよね。

 

 

私はガブリエーレ・マイネッティ監督の作品を初めて観ました。

 

前作『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』(2016年)が監督にとっての長編デビュー作なんですね。

 

また機会があれば観ようと思います。

 

 

 

 

 

『フリークスアウト』のパンフレット、800円(税込)でした。

 

いや、もうパンフレットは買わないでおこうと思ってたんですが、売店さんで見たら表紙がキラキラしてたので(^_^;)

 

でも買って良かったんですよ、私はこの映画の監督さんもキャストの方々も何も知らなかったので。

 

・ イントロダクション

・ ストーリー

・ 監督・脚本・製作・音楽 ガブリエーレ・マイネッティ ディレクターズ・ノート

・ キャスト

・ 作品データ

 

やっぱり監督の話が面白いんじゃないですか。

それを読むと映画のことがようわかるし…。

それからキャストの経歴も嬉しかったですよ。

 

 

やっぱりイタリア映画の良さがすごく楽しかったです。

イタリア語もいいですね。

 

キャストは誰ひとり知らなかったけど、観終える頃には皆さん、大好きです。

レジスタンスの親分も良かったですわ~(「クアルティチェッロのせむし男」と呼ばれた実在のパルチザンからインスピレーションを得たそうです)。

 

141分の映画ですが、一瞬も退屈するなんてことはないどころか、最後には、もう終わるのはてなマークって感じで寂しかったなあ~。

「このシーンいるのはてなマーク」みたいな場面も記憶に残りました。

最後の戦闘はちょっと夜なこともあり、わかりにくかったかなあ。

字幕も誰が言ってるのかわかりにくかったし。

「殺人牛で行け~ビックリマーク」ってあれはいったい何ですかはてなマーク

何が出てくるのかと思ったけど。

 

とにかく、戦争と平和について考えました。

なぜ戦争がアカンのか、そして平和がいかに素晴らしいか…。

 

ハリウッドのアメコミ映画のようなものを期待すると違うけど、逆にハリウッドではないイタリア映画の気質や味がたまらなく魅力だと思います。

残酷な描写も多いし、セクシャルなシーンが大丈夫なら絶対に観た方がいいと思いますね。

私の観た劇場さんの音響は迫力があったので、やっぱり劇場で観て良かったな~と思いました。

 

今日もありがとうさんです、グラッツェ~、チャオキスマーク

 

 

 

 



フリークスアウト R15+


原題:Freaks Out
韓国語題:프릭스 아웃
中国語題:怪人出街


2021年製作/141分/R15+/イタリア・ベルギー合作
日本公開:2023年5月12日
配給:クロックワークス

監督・脚本・製作・音楽:ガブリエーレ・マイネッティ
脚本:二コラ・グアッリャノーネ
撮影:ミケーレ・ダッタナージオ
音楽:ミケーレ・ブラガ

 

キャスト
クラウディオ・サンタマリア - フルヴィオ
アウロラ・ジョビナッツォ - マティルデ
ピエトロ・カステリット - チェンチオ
ジャンカルロ・マルティニ - マリオ
ジョルジョ・ティラバッシ - イスラエル
マックス・マッツォッタ
フランツ・ロゴフスキ

 

Interpreti e personaggi
Claudio Santamaria: Fulvio
Aurora Giovinazzo: Matilde
Pietro Castellitto: Cencio
Giancarlo Martini: Mario
Giorgio Tirabassi: Israel
Franz Rogowski: Franz
Anna Tenta: Irina
Max Mazzotta: il Gobbo
Sebastian Hülk: Amon
Eric Godon: Gus
Emilio De Marchi: Wolf
Olivier Bony: Guercio
Michelangelo Dalisi: Gambaletto
Francesca Anna Bellucci: Cesira
Astrid Meloni: donna scimmia

Cast
Claudio Santamaria as Fulvio
Pietro Castellitto as Cencio
Giancarlo Martini as Mario
Aurora Giovinazzo as Matilde
Giorgio Tirabassi as Israel
Max Mazzotta as The Hunchback
Franz Rogowski as Franz

 

 

 

 

 

5月18日 『聖なる復讐者」を観る。

 

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