韓国映画 トッチ 終わりなき絶望 (2012年) | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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韓国【韓国映画の公開情報】韓国

 

 

 

4月7日から公開中ですNEW

 

オオカミ狩り

 

【公式】 映画 『オオカミ狩り』 オフィシャルサイト

 

凶悪犯たちを乗せた船で生き残りをかけて繰り広げられる戦いの行方を、容赦ない暴力描写で描いた韓国製サバイバルアクション。

 

しつこいけど本当にやばくて大変な映画ですあせるこれから観られる予定の方は本当にご注意くださいあせる

 

 

 

4月14日から公開中ですNEW

 

見知らぬ隣人

 

クロックワークスさん

 

死体の横たわる隣人宅で目を覚ました男の運命をコミカルかつサスペンスフルに描いた韓国発のシチュエーションスリラー。

 

 

 

4月21日から公開中ですNEW

 

高速道路家族

 

4月21日(金)全国公開 映画 『高速道路家族』 公式サイト

 

ホームレス一家と裕福な夫婦の偶然の出会いが思わぬ事件を引き起こす様子を描いた韓国発のスリラー映画。

 

 

 

4月28日から公開スタートですNEW

 

不思議の国の数学者

 

映画 『不思議の国の数学者』 公式サイト 4月28日公開

 

「オールド・ボーイ」「新しき世界」のチェ・ミンシクが主演を務め、脱北した天才数学者と挫折寸前の男子学生の心の交流を描いた人間ドラマ。

 

 

 

そして、5月26日からですが ――

お待ちかねの『The Witch 魔女 増殖』(2022年)がようやく公開ですねNEWNEWNEW

 

映画『THE WITCH/魔女 ―増殖―』オフィシャルサイト

 

これはもう絶対、観に行くでしょ(≧∇≦)

 

 

 

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トッチ 終わりなき絶望

 

 

アンニョン…(^-^)ノ

いつも、ありがとうさんです…キスマーク

 

4月17日、『トッチ 終わりなき絶望』を観ました…カチンコ

 

韓国映画を調べていて前から知っていた作品ですが、どんな映画なんだろうはてなマークと思ってました。

『終わりなき絶望』って副題があるので、きっついのかなあはてなマークとか…。

で、もう先延ばしする時期も終わり、躊躇なく観たんですけど、また凄い映画を観たなあ~って感想です。

 

非常にリアルな映画で、私は生々しい感触を受けました。

ちょうどイ・チャンドン監督の作品に出会った時のような…。

韓国映画でそういった感触の映画に出会う時、私には非常に興奮です。

結論として『トッチ』は素晴らしい映画でした。

 

一つ…観て思ったんですが、この映画はキリスト教についての要素もある映画だと感じたので、キリスト教を信仰されてる方が観られたらどう思われるのかなってことです。

キリスト教を信仰されている方のご感想を知りたいですね。

 

 

ミン・ビョンフン監督の作品を初めて観ました。

 

『トッチ』を観て、なんでこの監督さんの作品を観ていかなかったんだろうと思いましたけど、日本で他の作品のDVDなんかは出てないようなんですね。

『トッチ』を観てミン・ビョンフン監督の映画をとても観たくなったので、渇望を感じました。

 

【ミン・ビョンフン監督の作品】

 

蜂が飛ぶ 1999年 監督・撮影
大丈夫、泣くな 2007年 監督・脚本・撮影
葡萄の木を切れ 2007年 監督・脚本・編集

ノスタルジア Nostalgia 2010年 9分 監督

あなたは私のホームラン My ball, My homerun 2011年 20分 制作

ああ!掘削図 Gulupdo, Begging Island 2012年 ドキュメンタリー 60分 監督

マスクとミラー 2012年 20分 監督・脚本・撮影・編集
トッチ 終わりなき絶望 2012年 監督、脚本、制作

ファン停止にはファン停止です。 I'm Feng 2014年 66分 監督・脚本・撮影・編集
愛が勝つ 2014年 監督、脚本、制作、撮影

フクロウの目 The Sight of Owl 2014年 15分 監督・脚本・撮影

君を呼ぶ Begging Island: Let It Be 2014年 ドキュメンタリー 67分 監督・脚本

感覚の道 The Pathway to Senses 2015年 17分 監督、脚本、制作、撮影

皇帝 The Emperor 2016年 ※イ・サンフンとの共同監督

シファ共存 Coexistence with Shihwa Lake 2016年 11分 監督

設計者 The Designer 2017年 17分 監督・撮影

永遠と一日 Eternity and a Day 2020年 15分 監督、脚本、撮影

奇跡 Miracle 2020年 88分 監督・撮影

 

監督作としては短編映画、ドキュメンタリーもあり、撮影もご自分で行われることが多いようですね。

 

 

最新作は2020年に第46回ソウル独立映画祭で上映された『奇跡』のようですが、あらすじを読んだだけで観たいな~。

 

ミン・ビョンフン監督の作品はいわゆる低予算の独立映画、インディペンデント映画のようですが、なんとか日本でも観られるようにあってほしいものです。

 

そう考えると『トッチ』を観られるだけでも幸せなのかもしれませんなあ。

 

 

日本でのタイトルは『トッチ』になってますが、「Touch」

は「タッチ」じゃないかなあ…。

ハングルの「터치」で検索すると日本のマンガ作品が出てきますけど、読みは「タッチ」のようですね。

映画のタイトルが『トッチ』なのはなんでだろうか。

 

『トッチ』は当初『天国の香り』というタイトルで2009年に公開される予定だったが、制作が何度も頓挫したあとにタイトルを変更、内容も変わったようです。

 

ホントにざっとだけあらすじを書きますね。

 

※ 内容に触れていますのでご注意ください。

 

疲れた表情で無口なスウォン(キム・ジヨン)…彼女は病院に勤めていて患者さんたちを看護してるんですが、どういった職名なのだろうか…。

 

スウォンが何をやってるのか、私にはよくわかりませんでした。

あらすじでは「病院で世話係をしながら、病院からひそかにお金をもらい、家族から捨てられた患者を騙して療養院に入院させる」となっていますが、ウナ(ユン・ダギョン)という女性の指示で、神父にお酒を飲ませて「患者推薦書」を渡し、サインをもらっている…。

高齢の病人を教会が運営している施設に、不正に入所させてお金を得ているようなんですね…。

要は厄介払いの手助けだろうか。

院長からは手順を無視して患者を連れてくることを咎められている。

 

でもスウォンは夫と幼稚園児の娘ジュミと共に教会に通っている…。

 

 

夫ドンシク(ユ・ジュンサン)は射撃の国家代表だったが、選手としては成功を手にできなかったらしい。

彼はアルコール依存性という問題を抱えているが、そのことにあまり自覚的ではない。

それでも酒はやめている。

現在、彼は中学校で射撃コーチをしているが、契約が打ち切られそうで不安です。

 

ある男子中学生チャン・ジョンウォン(チャン・ジョンウォン)は中学の女子更衣室に忍び込み、女生徒の下着を盗む。

それを見つけた女生徒チェビン(チェビン)はジョンウォンを懲らしめようと練習用の銃で彼を撃ち、ドンシクから平手打ちを伴う叱責を受け、除名処分となった。

チェビンはドンシクがコーチを務める部の部員のようです。

練習用のものであっても銃を人に向けるのは禁止行為なのです。

 

スウォンは娘ジュミに「病人には優しくするのよ。優しくすれば自分に返ってくるから」と教える。

 

ドンシクは酒を飲まないよう心がけているが、学校の付き合いもあり、それも困難である。

ドンシクは2年契約だった学校のコーチの契約が更新されないと知り、理事長に考えを変えるよう懇願するが、理事長に酒を勧められ、成り行き上、飲んでしまい、そして理事長に誘われる形で関係を持つ。

 

ドンシクはその帰り、夜の街で少年たちに囲まれているチェビンを見つけ、少年たちとトラブルになり、頭を角材で殴られる。

酔って車を運転していると、自分を殴った少年たちがいたので車で追いかけるが、誤ってチェビンを撥ね、飲酒運転だったこともあり、咄嗟に逃げてしまう。

 

結局、警察に轢き逃げで逮捕され、夫のためスウォンはなけなしのお金で謝礼を用意してチェビンの父親と会うが、チェビンの父親は示談を拒否する。

このことについてはチェビンの父親が優しい人でないわけではなく、彼の言い分ももっともなんです。

 

 

スウォンは留置場の夫ドンシクに会いにいくが、とうとう酒の過ちでここまでのことをやってしまったのに、彼が深く反省しているようには見えなかった。

 

昔、大川(テチョン)海水浴場で人を助けて新聞に載っただろ

それを判事に話そう

 

 

彼は射撃の国家代表であったことの誇り、自分がやってきたことから自分のことを悪人だと思っていないし、運が悪いだけの善人だと考えている。

しかし、酒をやめれば道も開けたのに、大きな過ちを犯している。

 

もう酒は飲まないと言うが…。

 

スウォンは病院の患者に違法医薬品を与えていたことを事務課長に知られ、問い詰められるがかたくなに知らぬ存ぜぬで通す(この時の「はいはい~むかっ」みたいな言い方が素晴らしい)。

 

そんな時、担当していた高齢の患者に求められ、彼の通帳を自分に預けることと引き換えに、その要求に従う。

 

そのお金を持ってチェビンの父親と会うが、彼は思いがけず示談に応じてくれる。

ドンシクは家に帰ることができたが、スウォンは彼に「これからは私も勝手にするわ」と言い放つのだった。

 

 

病院での違法な手口に前から乗り気ではないように見えましたが、スウォンはウナと手を切ろうとする。

 

そして、ジュナは街で出会ったあの男子中学生チャン・ジョンウォンが優しいお兄ちゃんに見えたのでしょう、ついて行ってしまい、娘が帰ってこないことを心配したスウォンは、必死で彼女を探す。

 

 

映画のおよそ半分くらいまであらすじを書かせていただきましたが、こんなもんを読んだ上で映画を観られても面白いと思います。

 

「面白い」 ―― この映画にとって不適切な言葉かもしれません。

人の不幸を面白がるのは卑俗でしょう。

しかし、言い訳ですけど、一般的なテレビで放送される「娯楽映画」よりもずっと面白くこの映画を私が観たのも事実です。

「面白い」と言って差支えがあれば、「没頭した」と言い換えてもいいでしょう。

 

観る前は勝手に若い頃に観たマイケル・ウィンターボトムの『日蔭のふたり』(1996年)やアラン・パーカーの『アンジェラの灰』(1999年)のような「逃れられない不幸」の連続の悲惨な映画かと思ってたんですが、ちょっと違うようです。

『アンジェラの灰』なんかはセンチメンタルな結末だったように覚えていますが、『トッチ』も身につまされるような世の中の苦しみを実感するような映画です。

 

夫婦は経済的に豊かではなく、幼い娘を育てていかねばならない未来に不安を抱いていますが、地道に生きていけば何とかなったのかもしれません。

しかし夫の方が、やや現実を理解していないようで(逆に現実から目をそむけるためお酒に溺れたのかもしれない)、妻は後ろめたく感じながら違法行為でお金を得ている。

 

少なくとも私は二人のことを愚かだとは思えなかったなあ。

こういう映画を人ごとのように嘲るのはホントに良くないですよ。

そういった感想にはその人の人柄が出てしまうもの。

 

言葉にするのが難しいんだけど、私は自分の変な節約方法、それから無意味な癖のような自分ならではの正しさへのこだわり、それからホントにささやかなものであっても贅沢、また自分の幸せのために消費、それらに罪を感じることが少なくないんだけど、なぜだか韓国映画を観ていると、その罪の気持ちにすごく近いものを見ている気にさせられる。

あ、自分と同じような人がいる、とよく感じる。

それが『トッチ』でも強かったですね。

自分ならば…と考えてしまいました。

 

例えば私は免許を持ってるんですけど運転はしません。

事故を起こすのが怖いから。

それで人が運転する車に乗るのは大好きなんですからエゴイスティックなものです。

 

また、20代の頃、ただ面白いからというだけの理由で、お酒の飲めない人に無理やり飲ませて、その人が潰れてしまっても、その世話を人に任せて自分は勝手に振舞っていました。

今となっては顔から火が出るほど恥ずかしい過去です。

 

また、誰かの悪口を言い合うことで、人と仲良くなるというような場面も、今は醜悪だったと思っています。

 

『トッチ』には直接そっくりではないけど、そういった自分の人生と重なる何かがありました。

 

不幸を回避したいと思うが、それに直面すること。

そしてそれがすんなり解決できた時の都合のいい喜びと感謝。

人とは、ホントに苦しい人生の中で一喜一憂させられるものだと思う。

自分で自分の人生をコントロールできる人にはわからないことなのだろうけど。

そういう人は『コッチ』を観るのに向いていない。

 

象徴的な存在が「鹿」なのですが、そのシーンが美しい。

この醜悪に汚れた世の中の摂理と法則を描いた映画の中で、鹿の存在が神聖で、人を超えたものに思える。

 

この映画で起きたことが「奇跡」だとは私は感じなかったのですが、誰にでも起こるものだと考えます。

 

 

この映画には教訓もありますが、一筋縄ではいきません。

逆にこの映画が現実よりも理想的だと思います。

小さな子どもが事故で亡くなったと報道で知る時、私は終わりなき絶望を感じます。

車がなければその子どもの人生は違ったからです。

事故を起こした運転者の方はむしろ幸せかもしれません。

そのことで自分を変えるきっかけを得れるのですから。

時々、歩行者や自転車をいまいましげに語られるドライバーの方もおられますがご自分が事故を起こして人を殺める未来も想像した方がいい。

人のせいにはできません。

 

『コッチ』には韓国社会の問題点も感じます。

アルコール・ハラスメントのこともですし、不安定な雇用や格差社会、上下関係、ある人たちだけが貧しさから抜け出せず苦しみを抱えながらでしか生きていけないこと ―― それは日本にとっても同じでしょう。

格差や貧困を描いた韓国映画はリアルで切実ですが、それだけ社会における問題に向かう集中力が高いように思えます。

いつの間にか日本を取り残し、韓国はいい方に変わっていくのではないか ―― 私にはそう思える時があります。

それだけ韓国映画はパワフルなんですよ。

映画を観ていても私の直感が告げます ―― この10年で韓国がまた変わっているのだと。

 

 

スウォンを演じたキム・ジヨンさん…出演作を観ていたんですが、そこまで私は覚えてませんでした。

でも『コッチ』を観たあと、素晴らしい女優さんだと思いました。

逆にほとんど知らない女優さんだからこそ、スウォンというキャラクターをリアルに見れたのではないかな。

 

宗教的な要素ですが、冒頭で信仰にぐらつきを覚えていたスウォンが最後にそれを取り戻すことに物語の救いがあります。

 

 

ユ・ジュンサンさん…『R2B リターン・トゥ・ベース』(2012年)なんかではキリッとした軍人さんも演じられるんですけど、なんだかダメ男も上手くお演りになるんですよね~(^_^;)

 

ジャンルは違うけど『ウェディング・キャンペーン』(2005年)とか『世界で一番美しい別れ』(2011年)とか…そういった役が印象的な俳優さん。

もちろんかっこいい役や、怖い悪役もありますけどね。

なんか『世界で一番美しい別れ』のギャンブル中毒の弟役が好きだなあ~。

 

 

それから、スウォンと不正を働いているウネ役のユン・ダギョンさんも好きな女優さんです。

 

『密愛』(2002年)ではDVを受けている女性の役で…『超能力者』(2010年)ではドンちゃんのオンマ…。

 

『トッチ』のウネ役も素晴らしいです。

善人ではないかもしれないけれど、悪意を感じるようなどこにでもいる平凡な人をユン・ダギョンさんのような女優さんが演じられているのを映画で観る時 ―― ホント好きですね。

ユン・ダギョンさんの主演作品だって観たいですよ…。

 

それから、スウォンたちよりもずっと貧しい病気の女性役はイ・スンヨンさん。

観たあとでわかったんですがリアルな演技だな~。

 

 

キリスト教にまつわる宗教的な要素や、セリフや行動に象徴されるメタファーなんかは私にはほとんど理解できていないと思いますが、それでも映画を楽しんだし、圧倒されましたよ。

卓越したストーリーには観てて「あっ」と思いました。

 

私にはこの映画の深淵と魅力を語り尽くせないけど、ホントに観て良かったし、まだこうして映画を観ていて様々な気づきがあることが凄いですよね。

暇つぶしに映画を観るなんてことはないです。

『コッチ』は私に自分の人生の豊かさ(幸せや幸運といった意味ではなく…)を教えてくれましたし、人のつまらない人生を大事にしたくなった。

 

やはり映画ファンにこそ相応しい作品で、このまま埋もれてしまうのがあまりにももったいない。

観られてない方は是非、観てください。

心打たれる傑作ですよ、傑作。

 

今日もおおきに、ありがとうさんですキスマーク

アンニョン…(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

トッチ ‐終わりなき絶望‐

原題:터치 トッチ

英語題:Touch


2012年/韓国映画/99分
韓国封切:2012年11月8日

PD:モ・ソンジン
脚本:チョン・ギルノク、イ・シホ
監督・脚本:ミン・ビョンフン [第4作]
撮影:オ・ジェホ
音楽:チョン・ヨンジン
美術:チャン・ジュチョル

出演
ユ・ジュンサン → パク・トンシク 射撃コーチ
キム・ジヨン → イ・スウォン トンシクの妻 看病人 洗礼名:アンナ
キム・ジヨン → パク・チュミ トンシクの娘
ユン・ダギョン → ウナ エデン 全ての愛福祉会
イ・スンヨン → チャン・ジョンウォンの母
チャン・ジョンウォン → チャン・ジョンウォン
キム・ギスン → チェビンの父
チェビン → チェビン 中学生
チョン・ジョンチェ → 院長神父
ペク・スリョン → おばあさん
キム・ドシク → 老人患者
ソン・ヨルソク → チョン チーム長
ソン・ヒスン → 理事長
アン・ソンジン → トンシクの後輩
イ・ナミ → 院務課長

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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