ウルフ・オブ・ウォー ネイビー・シールズ傭兵部隊 vs PLA特殊部隊 (2015年) | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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【映画日記】

 

1月25日 夜、カメラを止めるな!(2017年)を観ました…カチンコ

今頃はてなマークって感じですが…いや~(≧∇≦)

こういう映画でしたか~ビックリマーク

 

最初からいろいろおかしいし、ほとんど面白くも何ともないし、次には、なぜかイライラ汗…本当にいいのだろうか、これで…はてなマークとすごく困るのですがあせる

後半の30分が始まるとドカーンドンッドンッドンッドンッドンッ

いや~、人気が出るのもようわかりました~合格

最後の「組体操」の場面でコロッとなってる人なんか大爆笑。

そして、感動もあり…。

あのお父さんと同じ職業を目指してる「娘」がええですね。

観始めた時には粗だらけで雑な安もんのふざけたゾンビ映画でイヤだな~と思ったけど、観終えたら圧倒的な完成度でスキのない傑作でした。

凄いですな。

笑いにも秀でていますが、最後の30分が気持ち良すぎるので、上田慎一郎監督、スタッフ、キャストの皆様、また楽しい映画を世に送り出してほしいです、応援してまっせ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウルフ・オブ・ウォー ネイビー・シールズ傭兵部隊 vs PLA特殊部隊

 

 

解説 「SPL 狼よ静かに死ね」のアクション俳優ウー・ジンが監督・主演を務め、中国軍特殊部隊の活躍をリアルに描いたミリタリーアクション。狙撃手のレン・フェン軍曹は命令違反を繰り返して上層部から疎まれていたが、高度な技術と的確な判断力で作戦を成功に導く能力に長けていた。そんなレンに一目置いた女性司令官ロン・シャオユン中佐は、彼を特殊部隊「戦狼」に引き抜く。手荒い歓迎を乗り越え部隊の一員として認められたレンは、数々の厳しい訓練を乗り越えて仲間たちとの結束を強めていく。そんなある日、彼らを元ネイビー・シールズの傭兵部隊が急襲する。共演に「エクスペンダブルズ2」のユー・ナンとスコット・アドキンス。中国で大ヒットを記録し、上海国際映画祭で最優秀アクション賞、最優秀俳優賞など4部門を受賞した。 (映画,com)

 

 

你们早!(^-^)ノ

いつも谢谢您です…キスマーク

 

観た順に書こうとしてたら間違えてしまったんですが、『非常宣言』の前の日、1月18日にこの作品を観てました…カチンコ

 

『ウルフ・オブ・ウォー ネイビー・シールズ傭兵部隊 vs PLA特殊部隊』…日本での題が長すぎるんですが、中国語の原題は『戰狼』…たったの2文字どす。

 

この映画も前から観たかったんですが、一つはウー・ジンさん主演なこと。

私が初めてウー・ジンさんが出演する映画を観たのは2015年11月のこと、アーロン・クォックさん主演の『マーシャル・シティー 超人大戦』(2010年)でした。

 

 

その時はそこまで好きになってなかったけど、2017年の11月に『血戦 FATAL MOVE』(2008年)を観たぐらいから気になりだしたように思います。

アクションの俳優さんとしてホントに凄いと思ってます。

 

もう一つは、こういった「ミリタリー・アクション」も時々、観たいんですね。

10代の頃は、より芸術的な映画よりもアクション映画を低く見ていて、ちゃんと観たりしなかったんですが、しかしこの年になってアクション映画の面白さにも気づき、また心の健康にもいいんじゃないかと思って、観たくなってます。

 

「ミリタリー」…軍人さんや軍隊系の映画については、シリアスな戦争映画ではなく、娯楽的なアクション映画だと、少し観るのを考えるところが私にもありますが、それはあまり好戦的で、戦争を肯定するような作品を躊躇するからです。

そういうミリタリズム映画を観ると変な気分になるんですよね。

 

実際、私の年上の従姉妹たちは、戦争を題材にした映画全般を否定的に考えています。

C・S・ルイスの『ナルニア国物語』だって、子どもが戦争をする小説だから良くないと言いますね。

私もその徹底した反戦の心意気には共感するんですが、でも戦争映画やミリタリー・アクションも否定したくはないんですね。

 

これまでに戦争映画を観てきて、感動したこと、怖さを感じたこと、またミリタリー・アクションを観ていて面白かったことは事実だし、ジャンルごとなくなった方がいいとはけっして思いません。

 

ただ、観たくない人の主張も否定してはいけないし、観たくない気持ちも考慮すべきですよね。

それは何ごとについてもですが。

 

私が戦争映画に望むことは「怖い」ことです。

ただカッコイイだけでなく、戦闘とは残酷で怖いものだと描かれてないとあまり納得できないと思います。

戦争映画は残酷であるべき、凄惨であるべきだと思っています。

皆さまはいかがでしょうか。

 

『ウルフ・オブ・ウォー』は厳密には戦争映画ではなく、ミリタリー・アクション、軍人さんモノですね。

でも軍隊が主役なので、軍隊アクションでしょう。

 

それで、私の感想の前に、このタイプのアクション映画とういことで、私のアクション映画の先生、明石家いわしさんのレビューをリブログさせていただきますひらめき電球

 

 

いわし師父、いつも、おそれいります☆⌒(*^-゜)v

 

『ウルフ・オブ・ウォー』はいわし師父にオススメしてもらったんじゃないかなあ…。

 

いわしさんのレビューを読んでいただければ、一番、この映画がわかりますので是非…!!

 

 

何といってもウー・ジンが脚本にも携わり、製作もこなして、監督までやってしまった作品です(ウー・ジンは準備に7年もかけたとのこと)。

観てたら、ウー・ジンさんってこういう人なのね~と、何となく思ってしまうけど、それも本人は本望でっしゃろな。

ちょっと「いちびり」で「目立ちたがり」な面も感じつつ…。

 

狙撃手としての腕は確かで、メチャクチャ優秀なんだけど独自に判断して勝手に動いてしまうので軍人としては問題のあるレイ・フェン(冷 鋒)ですが、怒られて懲罰房に入れられても筋トレとかで時間を潰してぜんぜん反省しないので上の人たちは困っていた。

「どうせ懲罰房っしょ、はいはい」みたいな反逆児。

 

で、麻薬工場の襲撃作戦で人質を助けるために悪人をやっつけたら、その悪人が麻薬王ミン・トン(敏登)の弟で、ミンに恨みを買ってしまうんですね。

 

このミン・トンを演じておられるのが倪大紅さんで、私は「あ」と思ったんですが、中国映画ですよね~、チャン・イーモウの『活きる』(1994年)で賭けで主人公から屋敷を奪ってしまう「龍二」役のニー・ダーホンさんです。

他の映画でもお見かけした俳優さんですが、『ウルフ・オブ・ウォー』では悪役どす。

 

それで…レイ・フェンはもう軍隊を追い出されるかと思ったんですが、自分の流儀で軍人さんをやってるけどスジは通ってる男なので、ニコリともしないロン隊長がワインを飲ませる変なテストをしたあと、彼女の考えで、特殊部隊「戦狼」に配属されることになるんですわ、はい、題名です。

 

 

で、本物の戦車がいっぱいゴロゴロゴロゴロやって来てレイ・フェンを囲んでしまい、シメられるのかと思いきや、厳しいながらもフレンドリーに「戦狼」に迎え入れられるレイ・フェン。

レイ・フェンの教育係を命じられる気のいい分隊長ユイ・フェイさんは2歳の愛娘が何より大事な軍人パパで、レイ・フェンと仲良くなる。

 

で、すぐに実戦訓練となりまして、ロン隊長を女だからとナメてると17回以上叱られるそうです。

もちろん隊のみんなは「ロン隊長あっての戦狼だ」と尊敬してるんです。

ところが「ああいう女は俺みたいな男に征服された方がいい」などとぬかす不届きなレイ・フェン。

もちろん直後にロン隊長がイヤホンに爆音を流して懲らしめるのだった。

 

この訓練のあたりは中国の軍のハイテックな設備を自慢してるように見えたんですが、思ってた映画と違ってちょっと退屈…。

設備が最新でなくてもいいから、戦いにいけよビックリマーク

 

それにしても戦車やら何やら映画のために本物を貸出してくれたんでしょうけど、そのあたり軍の宣伝も兼ねてるのかなあ。

 

(この作品は「中国人民解放軍の南京軍区から強力な支援を受け、さまざまな新しい武器や装備を動員し、実際の戦闘射撃には 10,000発近くの弾丸、数百の戦車、Wuzhi-10ヘリコプターが使用された。また、ウー・ジンは特殊部隊での18ヶ月間の生活を経験することが特別に承認されている」とのことだが「数百の戦車」は大袈裟やろビックリマーク

 

が、訓練の夜、私にとっては嬉しいプレゼントがあり、戦狼が「野生の本物の狼」と戦わなけりゃならなくなり興奮です。

CGバレバレなんすけどね。

 

その頃、麻薬王ミン・トンが雇った「ネイビー・シールズ傭兵部隊」が人民解放軍の中に標的を見つけ ―― つまりその標的とはミンの弟を殺したレイ・フェンのことなのだけど ―― ブッ殺す用意をしていたのだった。

ミンは生物兵器密輸の囮として傭兵部隊にこれをやらせてるそうです。

 

訓練自体は戦狼が優秀な成績を収めつつあったが、その時!!

 

って感じで「ネイビー・シールズ傭兵部隊 vs PLA特殊部隊」がスタートです。

 

麻薬王ミンの復讐でもありますが、同時にレイ・フェンもリベンジを果たさねばならなくなる。

 

傭兵部隊は人数が少ないんですけど、強いです。

いろいろと罠を仕掛けたり奇襲が得意なようで本物のエラ強感が凄いんですね。

 

もちろんリーダーのトム・キャットはスコット・アドキンスさんですね。

 

 

まず、戦闘アクションとしての良さは文句なしでした。

 

中国の他の兵隊さんは普通なんですが、ウー・ジンさん演じるレイ・フェンの活躍がね~、やっぱりね~、監督さんやしね~。

 

けど地雷を踏んだ時のアレが…いいんですけど、アンジェリーナ・ジョリーの『すべては愛のために』(2003年)なんか、あの怖さが凄かったんですけどね。

 

またネイビー・シールズ傭兵部隊のメンバーも上に書きましたようにそれぞれ凄腕系、エラ強感全開なので敵としては不足はなしってヤツですか。

 

最後までガーッて男同士の戦いの興奮で満足でした。

 

でも感想としては、前に観た同じ中国の軍隊戦闘映画、『オペレーション:レッド・シー』(2018年)ほどには素直に感動できなかったんですね。

 

『オペレーション:レッド・シー』は、軍人さん、ありがとう、民間人のためにここまで戦い抜いてくれて…さすがは我が軍!!

あ、中国か(;´∀`)みたいな感じで、軍人たちの戦闘にストレートに感情移入させ、よその国の映画なのに愛国的に感動させる強いエネルギーまでも感じたんですよ。

 

 

 

でも『ウルフ・オブ・ウォー』はそこまで物語には引き込まれなかったし、なんか中国の傲慢を感じたんですね。

だいぶつけ上がってるように思えました。

ま~、この映画の中国の強さはレイ・フェン個人の強さが主なんですけど…なんだろうか、あまりにもヒーローし過ぎてるのかな。

 

レイ・フェンが優れた戦闘者でありながらも軍組織からははみ出し気味なのも、いかにもアクション映画らしい設定ですが、映画としては中国強いの煽りがなぜか気になったんですね。

『オペレーション:レッド・シー』の方が軍隊らしさがあって、規律順守の生真面目な映画なんですけどね。

『ウルフ・オブ・ウォー』の敵は麻薬王に雇われた傭兵部隊で政治的、外交的な映画ではないよね。

いかにも映画くさい悪役(中国軍が傭兵部隊と戦闘した事実があるなら、すんません…)。

 

録音がおそらく同時録音ではなく、オーバーダビングでしょう、セリフとかも。

それも違和感を感じたのかな。

 

ところでウェブでいろいろな意見を読むと、「中国怖し」、「中国憎し」の視点がかなり多いけど、日本人のその観念の根拠は何なんだろうか。

確かに今の中国は大きな発展を遂げた超大国(しかも核兵器を保有している)で、また国家として賛成できない報道も多いんだけど、本当に近い将来、日本を攻めて来るのだろうか。

未来のことはわかりませんが、中国が日本にとってそこまで危険である裏付けがもっと具体的ならいいんだけど…まあ、いつか攻めたろうと企んでる国が小出しにそれを明かすってこともないんでしょうけどね…日本人が「中国怖し」、「中国憎し」の視点で語る時には、自分とこの防衛費の増額や兵器の充実などが結論にあって、その言い訳のように思える。

どうも軍拡を声高に主張する人の意見には納得できないな。

 

本当に中国と日本の関係が危険なら、やっぱり総理大臣や外務大臣にはまず中国の政治家たちと話し合ってもらわんと。

そのための政治家でしょ。

よう話し合ってたら安心もあるんちゃいますか。

でも、中国と日本が親密になりすぎると米国が不機嫌になるのかな。

近いのは中国の方でっせ。

 

アッ…と、こんな映画を観たので日本の外交の話まで語ってしまいました。

 

まあ、ウー・ジンさんが攻めてきたらホンマに怖いでっせ!!

 

 

ちなみに後半、命がけの戦闘のさなかにも上官であるロン隊長を口説きにかかるレイ・フェン。

また、周囲も付き合っとけ~とか煽るのでロン隊長はだいぶんしんどかったと思いますが…続編のあらすじに目を通すとイヤ~な感じのご都合主義が…あせる

 

続編の『戦狼 ウルフ・オブ・ウォー』(2017年)は死ぬほど大ヒットしまくって映画史の記録を塗り替えまくったようですが、ハリウッドからスタッフ、キャストを招き、上映時間も2時間超えになり、残酷度も上がってるそうですね。

 

 

 

…イヤな予感もしますが、やっぱり観たいので、また観てみます。

と、同時にウー・ジンさんの映画ももっと観ていきたいですね。

 

『ウルフ・オブ・ウォー ネイビー・シールズ傭兵部隊 vs PLA特殊部隊』ですが、うちのブログを読んでくださってる、特に韓国映画のファンの方々にはあまり向いていない映画のように思います。

アクションは凄いけど繊細さに欠けるので…。

 

でも、上に書きました通り、ミリタリー系の戦闘アクションも観たいんですよね。

興味を惹かれた方々はどうぞ。


そんなんで今日も読んでくれて、谢谢您です~キスマーク
再见~(^.^/)))

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ウルフ・オブ・ウォー ネイビー・シールズ傭兵部隊 vs PLA特殊部隊

 

原題:戰狼
英語題:Wolf Warrior
韓国語題:스페셜포스: 특수부대 전랑


2014年製作/90分/中国

監督・脚本・製作総指揮:ウー・ジン
脚本:リュー・イー
撮影:アオ・ジジュン
編集:チュン・カーファイ

キャスト (日本語吹替)
レン・フェン ウー・ジン (丸山壮史)
トム・キャット スコット・アドキンス (斎藤寛仁)
ロン・シャオユン隊長 ユー・ナン
ミン・トン ニー・ターホン
ウー・ジー シュウ・シャオオー
ユイ・フェイ分隊長 リウ・テングァン
シー・チンソン大佐 シー・ジャオチ (向井修)
シー・サンバ ワン・セン
クレイジー・ブル ケヴィン・リー
アサシン サミュエル・シビエージ
カウボーイ クリストファー・コリンズ
ドライバー ソナ・イヤンベ
モンキー カイル・シャピロ

Cast
Wu Jing as Leng Feng
Yu Nan as Lieutenant Colonel Long Xiaoyun
Ni Dahong as Ming Deng
Scott Adkins as "Tom Cat"
Kevin Lee as "Mad Cow"
Shi Zhaoqi
Zhou Xiaoou
Fang Zibin
Guo Guangping
Ru Ping
Hong Wei
Wang Sen
Zhuang Xiaolong
Chris Collins