ガッチャマン (2013年) | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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いつも、ありがとうございます…☆⌒(*^-゜)v

 

9月20日、この作品を観ました…カチンコ

 

 

 

 


ガッチャマン



解説 1972年にタツノコプロが生んだSFヒーローアクションアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」を実写化。謎の侵略者により、わずか17日間で地球の半分が壊滅した21世紀初頭。人類は絶滅を回避するため、「石」と呼ばれる不思議な結晶体に望みを託す。「石」の力を引き出せる「適合者」として集められた若者たちは、特殊な訓練を強制され、やがて「石」を操る忍者「ガッチャマン」として侵略者との過酷な戦いに身を投じていく。松坂桃李、綾野剛、剛力彩芽、濱田龍臣、鈴木亮平が5人のガッチャマンに扮する。監督は「ごくせん」「カイジ」の佐藤東弥。VFXを「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズの白組が担当。短編アニメ「劇場版 おはよう忍者隊ガッチャマン」(約3分)が同時上映。(映画.com)

 

 

『ガッチャマン』 ―― この映画、公開された時に何となく、いつか観たいなあ、と思った作品ですが、それから10年近く経って、ようやく観ました。

 

それで、ちょっと韓国映画の話になりますが ―― ユン・サンヒョン、2PMチャンソン、ソン・セビョク、イ・アイ、キム・ジミン、イ・グァンスが主演した2014年の韓国映画、『ダイナマイト・ファミリー』…この映画の原題が『덕수리 5형제』…『トクス里5兄弟』なんですけど、どうもこのタイトルが、韓国でのアニメ『ガッチャマン』のタイトル、『독수리 5형제』…『イーグル5兄弟』のパロディはてなマーク…らしいんですね。

それで内容的にはどう関連してるのかわからないんだけど、「ダイナマイト・ファミリー』の中では『ガッチャマン』の主題歌も流れるんですよね…はてなマーク

 

日本の『ガッチャマン』は実は韓国で、〝1979年10月24日から1980年8月27日、韓国放送協会の「放送自律浄化方案」によりSFアニメ放映が禁止されるまで東洋放送TBCで初めて放映され、大人気を集め、1980年には劇場版が作られ、上映された。(直訳)そうなんですよ。

 

当時、ある種の日本文化については韓国でタブー視され制限があったとのことですが、テレビ・アニメに関してはいろいろと韓国風に変更することで放映できていたらしい。

 

といった話をアニメ版の『ガッチャマン』を交えつつ書こうかと思ったんですが、私にはそこまでの知識が今はまだなかったので、このくらいに致します。

 

とにかく現在、日本のアニメ、アニメ映画は韓国でも人気を博し、愛されている ―― そこが重要ですね。

それは韓国に限らず、きっと世界中でだろうけど、『鬼滅の刃』(2020年)だって1位になったわけでしょ。

 

ちなみに、1986年のソウルが舞台の韓国映画、『サニー 永遠の仲間たち』(2011年)ですが…ハ・チュナとファン・ジニがラジオに聞き入ってる場面で…ひらめき電球

 

 

ラジオの前に、フィギュアが並んでますけど、どうも『ガッチャマン』らしい。

それだけ人気だったってことでしょう。

トリビアでんな。

 

韓国映画・ドラマでは時々、手塚治虫先生の『鉄腕アトム』や『ガンダム』のフィギュアが出てきたり、もちろんキティちゃんが出てきたり…日本に行く度に買って来るんでしょうか、「招き猫」がいっぱい並んでたり、やっぱりお隣の国だな~って思うことしきりです。

 

 

2013年公開の実写版『ガッチャマン』ですが、どうも昔のアニメを愛するファンからはかなり不評だったらしい。

 

私はオリジナルのアニメを知らないので、その点、問題ないし、アニメや漫画の実写化については、これまで、そこまで反発を覚えたことはないように思いますが、『鋼の錬金術師』(2001~2010年)の実写映画化2作(2017年、2022年)に関してはなかなか観る気になれなかったりはしてます。

 

オリジナルのあるものの映画化は難しいですね。

そのまま完全に実写化できればいいんでしょうけど、劇場用の映画となると上映時間の制限もあるんでしょうし、またオリジナルそのままでは作り手側の創造性も制限されて意気込みが上がらなかったりするのかなあ…。

 

とにかく『ガッチャマン』は、その豪華なキャストだけでも観るに値すると意気込んで、私も観たんですけど、けっこう説明が不親切といいますか、なかなか難しいですね(^_^;)

 

でも、まあ、きっとこうだろうと思って観てましたね。

 

う~ん…CGを多用してるんですけど、どうもCGと実際の俳優さんの演技が、なんか落差はてなマークを感じて…私はCGを使った派手な表現が大好きなんですけど、もう少し調和してたらもっと良かったのになあ~。

 

でも序盤のバトルは好きですね。

 

ああいう「巨大なもの」が転がってるのが好きみたいで…あれは私の考えた兵器にも通じるものがありました。

私の考えたのは、ああいったものが飛んできて、地面に刺さってグルグル回ってマシンガンの弾をガンガン撃って、同時に『スター・ウォーズ』のライトセーバーみたいなのが切り裂いてきてですね、あたり一面、抹殺したあとで最後は大爆発で吹き飛ばすという…これが実際にあったら怖いですよ~、周囲一面、全てが殺戮されてしまいますから…(;´∀`)

なんやなんや!?言うてるうちに地獄絵図ですあせる

まあ、映画化は不可能でしょう、残酷すぎて。

 

それはどうでもいいんですけど、映画はそのあと、また難しくなってちょっと困ってたんですが…特別出演の中村獅童さん。

 

中村獅童さんって私はけっこう苦手だったんですけど…中村獅童さん演じる「イリヤ」が登場してから、私はこの映画でスイッチが入りましたね。

ホントに中村獅童さんの敵の演技、素晴らしいと思ったんですが、さらに「檻の中に囚われてるレクター博士」の雰囲気まであり、そしてかっこいい「超能力」が出てしまうんですよね。

その「超能力を使うレクター博士」の感じがめっちゃ好きでした。

 

私はね、考えてたんですけど、基本的に嫌いな俳優さんっていないんですよ、日本でも世界でも。

「大好きな俳優さん」が10%くらいかな~。

そして「好きな俳優さん」が50パーセントくらいかな~。

その上で「どうでもいい俳優さん」が40%くらいかな…。

それも失礼な話ですけど…。

 

今のところ、その人が出てたら観ないほどの「嫌いな俳優さん」はいないかなあ…。

 

だから誰かが俳優さんのことをあることないこと悪く書いてると、ひどく悲しい気分にはなります。

そんな時には、やめてほしいなあ、と思いますね。

 

でも私だって嫌う時にはホントに嫌うので、その人が俳優さんに関わらず、映画などに携わってたら観ないってケースはありますね。

今は作家とか、お笑いタレントに嫌いな人がいます。

 

TwitterとかSNSも負の一面もあって…その人の本音を知ったらイヤになるってことはあると思うんですね。

まあ、そういった形で嫌いになることはありますが ―― 生粋の俳優さんではそういうことはないですね。

 

不祥事などで活動ができなくなること…それはもったいないなあ、と思いますし、その不祥事の種類によっては弁護も応援もしてあげられないし、出演した作品を観れなくなることもありますね。

でも、私はそこまで追い詰めるのには反対の考えですね。

 

こんにち、監督さんや俳優さんの問題が取り沙汰にされることもありますが、それについては私には確固とした意見が出てこないですね…。

私は人の意見に非常に影響されます。

最初は怒りを感じても、誰かの意見を聞くと考えを変えたりしますから。

ウィル・スミスとクリス・ロックの騒動なんかも、もう、ホントにわからなかったんですよね~ビックリマーク

 

まあ、そういったことをあれこれ書くことは、今のところはないでしょうビックリマーク

 

 ―― なんやかんや書いてますけど、何が言いたかったかというと、つまり『ガッチャマン』、この映画は主要キャストの顔ぶれだけでも観る価値のある映画だった ―― ってことです。

 

特にジュン役の剛力彩芽さん…ドラマは観てたけど映画は意外と初めてでしたね~。

良かったですよ。

 

その弟の甚平くんを演じた濱田龍臣くんも良かったんですよね。

 

この二人と鈴木亮平さん演じるリュウの、コミカルな感じが好きだったので、もっと映画自体、コミカル度を上げてガーッてスピード感のある映画にしてスカッとする感じになってた方が楽しかったかなあ~、と思ったけど、松坂桃李くん演じるケンと綾野剛くん演じるジョージの苦悩路線、口にはできないけど悩ましさもね、やはり捨てがたいんですよね…。

 

あの、ケンとジョージのシリアスが基本だから、ジュンと甚平くんとリュウの仲間意識やコミカル風味も効くのかなあ…。

 

なかなか難しいところですし、私の好みが企画で通っても映画でヒットしたかはわかりませんな(^_^;)

 

いや、この『ガッチャマン』を観ていて、私の感想もそんなにしっかりしたものではなく、自分でももうわからなくなってきてしまいました。

だからやっぱり好き・嫌いの世界に行ってしまうんですね。

でもそれも映画の素人なんだから当然ですよね。

 

映画としては、CGがもっとリアルだったら…もっと好きになってただろう…これは本気で思いましたね。

CGにお金をかけたら予算的に無理なんだろうか…。

 

 

もともと「石」の力が使える適合者たちの、超能力の映画でもありますし、そのあたりを私がもっと理解できたら、より楽しめたでしょう。

やっぱりちょっと難しいんですよね~。

 

敵のギャラクターは実は…そうなんですね、あ~。

なんか最初の方で「プレデター」のパクリみたいな敵もいたし、ゴスロリちゃんは当時のトレンドでしょうか…。

でも敵の大将の人の姿が…なんかイヤでした汗

あれはアニメがそうだからなんでしょうね…。

う~ん…変えても良かったような…。

 

ただ、最後の決戦と、脱出のあたりはかなりグッときました。

もう一味あれば、泣いたかな~。

 

この映画、やっぱりキャストの良さが光ってますよ。

このキャストでもっと娯楽度が高まってたら大傑作になったのに。

 

日本映画の大作は、アニメや漫画の映画化でないと作るのが難しいのかなあ~。

けど、それならそれで、また傑作も生まれていくでしょう。

 

今日も読んでくださり、おおきに、ありがとうさんでしたキスマーク

 

明日も書ければ書きますね…☆⌒(*^-゜)v

 



ガッチャマン
Gacchaman
韓国語題:독수리 오형제
中国語題:科学小飞侠


2013年製作/113分/G/日本
劇場公開日:2013年8月24日
配給:東宝

監督 佐藤東弥
製作指揮 城朋子 佐藤直樹
エグゼクティブプロデューサー 奥田誠治
製作 藤本鈴子 由里敬三 市川南 藤門浩之 伊藤和明 富山幹太郎 田中修一郎
プロデューサー 藤村直人 田中正 山本章
原作 竜の子プロダクション
脚本 渡辺雄介
撮影 蔦井孝洋
美術 原田恭明
照明 疋田ヨシタケ
録音 山方浩
編集 渋谷陽一
音楽 Nima Fakhrara
主題歌 BUMP OF CHICKEN 「虹を待つ人」
DIT さとうまなぶ
装飾 三浦伸一
衣装 伊賀大介
ヘアメイク 宮内三千代
監督補 西村了
VFXプロデューサー 田中尚美
VFXスーパーバイザー 森田淳也
キャラクターデザイン 荒牧伸志
特殊造型プロデューサー 蟻川昌宏
スタントコーディネーター 小池達朗
音楽プロデュース 志田博英
キャスティング 杉野剛
スクリプター 工藤みずほ
助監督 小笠原直樹
製作担当 里吉優也

松坂桃李 大鷲の健
綾野剛 コンドルのジョー
剛力彩芽 白鳥のジュン
濱田龍臣 燕の甚平
鈴木亮平 みみずくの竜
光石研 カークランド博士
初音映莉子 ナオミ
中村獅童 イリヤ
岸谷五朗 南部博士

健(子役) 奥井長門
ジョー(子役) 大元喜翔
ジュン(子役) 石井心愛
甚平(子役) 岩田遥
竜(子役) 吉田翔
ナオミ(子役) 古味来夢