韓国映画 なまず (2019年) 公開中!! | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

 

アンニョン(^-^)ノ

いつも、ありがとうです…キスマーク

 

この映画を観てきましたよ~映画キラキラ~(゚ ・_・ ゚)~キラキラDASH!

 

 

 

 

 

なまず

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画 『なまず』 オフィシャルサイト

 

 


Introduction & Story


釜山国際映画祭で4部門受賞!
心にぐっと刺さるセリフと、カラフルで遊び心いっぱいの映像、ニュートロなビジュアルで韓国映画界に新しい風を吹き込み、インディーズ映画にも関わらず異例のロングランで大ヒットした『なまず』。2019年大阪アジア映画祭で上映されると、貧乏なカップルが交わす若さゆえの痛い会話やブラックユーモアたっぷりの物語が日本でも反響を呼び、なんとグランプリを受賞。単なる恋愛劇ではなく、“なまず”“シンクホール”“ゴリラ”など一度観ただけでは回収不能な謎が満載で、いち早く鑑賞した映画ファンの間では何度も観たい!と、本作の日本公開が熱望されていた。


主演は「梨泰院クラス」でブレイクしたイ・ジュヨン、共演に『新感染半島 ファイナル・ステージ』で強い印象を残したク・ギョファンや『オアシス』のムン・ソリなど演技派キャストが集結!主人公の半径0.5mで起きるハプニングと決断は、恋愛のグダグダを楽しみ、失恋の予感に震えた懐かしいあの日を思い出させてくれる。

なまずが飛ぶとき、本心が見えてくる!
看護師のユニョン(イ・ジュヨン)は、自分と恋人ソンウォン(ク・ギョファン)の恥ずかしい姿が映ったレントゲン写真が流出した…と誤解。イ副院長(ムン・ソリ)は写真の主がユニョンと決めつけ、自宅待機を命じる。その頃、シンクホールが出現する怪現象が発生。無職のソンウォンは埋め戻し工事のおかげで仕事にありつけたが、職場で大切な指輪を紛失してしまう。ソンウォンは言えない過去を持つ同僚を疑い、ユニョンは見え透いた嘘をつくソンウォンを疑う。ユニョンを癒してきたなまず(声/チョン・ウヒ)は、病室の水槽からそんなゴタゴタを見つめていた―。

 

 

 

映画『なまず』本予告

 

 

2017年10月14日~11月28日に撮影され(短かっビックリマーク)、2018年の釜山国際映画祭で初披露されて4冠に輝き、2019年の第14回大阪アジア映画祭ではグランプリを受賞…なのに今ごろ一般公開された作品です。

 

私はまずイ・ジュヨンの主演作品ってことで観たかった作品ですが、注目のク・ギョファンも出演していることもあり、のちのち作品そのものにも惹かれてきて絶対に観ようと思ってました。

 

感想としてはまず、スクリーンで観れて良かった~ビックリマークって感じです。

結論として非常に私の好きな映画でした。

 

言葉で説明したって面白くなる映画じゃないと思うんですけど、自分の考えをまとめるため、書いてみようと思います。

 

ある女性看護師の周囲で起こる奇妙な人間模様をポップな映像でブラックユーモアたっぷりに描いた恋愛群像劇」…って概要は私はけっこう違うように思いました(^_^;)

恋愛群像劇って感じじゃないなあ…。

いや、絶対に違うでしょ、「群像劇」ってほど人が出てないし。

 

短編映画が合わさって一つの映画になってる感じはてなマーク

幾つかのエピソードが並んでて、でも、ちゃんと1本の映画なんですよ。

 

観てて思い出したのが、昔に観た『ジェーン・カンピオン短編集』だったんですけど、それは「登場人物の内面をナレーションが語る」要素からだと思いますが、思い出しただけで似てるわけではないと思います。

『ジェーン・カンピオン短編集』はジェーン・カンピオンの短編映画を集めた「集」なだけで1本の映画じゃなかったですよ。

 

今はあんまり似てる映画を思いつけないですね~。

 

 

テーマ的な何かは「疑い」についての映画でしたね。

まあ、誰しも、誤解や疑いが生じてしまうものですが…。

 

映画としては絵が意外と言いますか、ハッとするほど印象深い。

 

『なまず』はザッと、看護師のヨ・ユニョン、病院副院長のイ・ギョンジン、それからユニョンの彼氏のイ・ソンウォン、その3人の人物が回り持ちで主人公を担っている感じで…一番主人公なのがユニョンですね。

でもユニョンがいない場面でも話はありますよ。

 

リズム的にもマイペースな映画だけど、そんなに非現実的な映画ではないと思ってたら、意外と非現実的でもあり、なまずがナレーションってこともそうですよね。

 

非現実的というより、「変」かな。

その「変」が可愛かったり面白かったりするんですけど、映画の感触としてはシュールレアリズムっぽいのかな。

シュールレアリズムって言葉も私はよくわからないんですが…そして笑えます。

そのあたり、普段私たちが経験するようなこと、頭の中で考えてることのおかしみもありました。

「あっちゃ~汗」って感じの笑いとかですね。

 

あと、急にそんなことをしそうにない人がそんなことをしちゃったりする「あんたがそれするんかい!?」系の笑いはパク・チャヌクを思い出したりもしました。

 

『なまず』はそこまで韓国映画、韓国映画してないんですけど、若いカップルの暮らしぶりには何か、日本人としても親近感を感じますね。

同じ町に暮らす、まだ知らない二人に思えました。

まあ、それはカップルそれぞれなんですけど「同棲~」って感じがしました。

部屋探しのところも面白かったな~。

 

フランス映画だったらセドリック・クラピッシュの『猫が行方不明』(1996年)とかかな…その国のドメスティックな魅力もありつつ、同じ人間ってことで親近感を感じる…。

映画を観ている時のその気分、好きですね。

 

 

追記: ブロともさんのいとっぺさんが先に観られてレビューされてますひらめき電球

 

映画館でムチ打ちに… 「なまず」

 

いとっぺさんはイ・オクソプ監督の短編作品にも触れておられますので、是非、読んでくださいね。

 

いとっぺさん、いつもありがとうございます☆⌒(*^-゜)v

 

 

イ・オクソプ監督ですが2007年くらいからたくさんの短編映画を監督されていて、長編映画はまだ『なまず』だけのようですが、『なまず』以後も作品を撮り続けてられます。

つまり、映画を作り続ける宿命…!?

 

また、他の映画作品に、プロデューサー、助演出、編集、撮影、出演などでも関わってこられてて根っからの映画人。

当然、賞もいろいろ受賞したはります。

 

とにかく私は『なまず』がお初だったんですけど、実はもっと低予算の作品を想像していたので「ぜんぜん劇場でお金を払って観る用の映画じゃないですか!!」と思いましたね。

 

ただ、韓国の低予算映画、インディーズ・シネマも観てきましたが、それらの作品とも『なまず』はまた違うなと思います。

 

思いますに、映画ファンの方々にはもちろんですけど、若いうちにありきたりでない世界、芸術を体験しようって若い人たちには是非、観てもらいたい作品ですね。

「一般的な映画」ではない、と同時に「面白い」からですよ。

この映画は若い人たちに観てほしいな~。

 

イ・オクソプ監督は90分以上くらいの長編映画は作らないのだろうか。

映画の作り方はわかりませんが、こうして日本で一般公開される作品もまた作ってほしいですね。

 

イ・オクソプ監督の次の長編映画を観たいものです。

 

 

キャストに関しても、予想以上に出てる人は出てますね~。

 

いきなりパク・キョンヘさんが出てますし、クォン・ヘヒョさんやトン・バンウさんも患者役でご出演。

 

チラッとパク・キルスさんもクリーニング屋さんの役で出てこられますのでおじさん系も充実です。

 

 

『ベイビー・ブローカー』(2022年)でドンちゃんと缶を蹴っていたパク・カンソプさんも出てきます。

 

ソンウォンの元カノ、ジヨンさんはもう一人のイ・ジュヨンさん。

 

キム・コッピとイ・オクソプ監督ご自身には気づかなかったですね~。

 

そして、なまずの声は、あの有名女優さん…(´∀`*)

 

 

主演のイ・ジュヨンは、少なくとも平凡な女の子でした。

この間、観たばかりの『ベイビー・ブローカー』とはぜんぜん違いましたね。

最後の方で急にバイオレンスに走るのが面白かったな。

 

ムン・ソリさんはイ・ギョンジン副院長の役で、特に変だったんですけど、ムン・ソリさんらしいな~、と思いました。

ムン・ソリさんは夫さんが映画監督のチャン・ジュナン氏だし、本当に映画への愛情が深いイメージです。

低予算、高予算に限らず映画に出ていかれますしね…。

 

6月に公開された『三姉妹』(2020年)を私が劇場で観れなかったことはつくづく残念なことでした。

 

 

 

ク・ギョファンのことは、ホントに『新 感染半島 ファイナル・ステージ』(2020年)を観るまで認識できてなくて(出演作は観ていた)、『半島』を観た時、何だこいつは~!?って感じでした。

 

 

 

でもきれいな顔をしてはるし、声も特徴的で好きだし、『半島』を観るたびにどんどん気になってたんですけど、その上で『モガディシュ 脱出までの14日間』(2021年)でしょはてなマーク

もうファンですよ~。

 

 

 

ク・ギョファンの一番好きなドラマ・映画は『勝手にしやがれ』(2002年)、『ラヴソング』(1996年・香港映画)だそうですね。

 

韓国の男性としてはそこまで大きくなくて、細いんですけどね…(『なまず』でも着替えのシーンなどがあり)。

年齢不詳なんですけど、もう今年40歳なんですね~(日本の数え方で)。

 

でも知れば知るほど映画人って人で、『なまず』でも製作・脚本・編集も担当されてて、なんか凄い…。

 

そういえば2019年の1月頃に『Jane 꿈의 제인』(2017年)って映画を観たいと思ったんですが、あの映画の主演だったんですね…。

『Jane』にはイ・ジュヨンやパク・カンソプさんも出てるんですね。

『Jane』も日本で公開されればいいのに。

 

ク・ギョファンさんの新作としては報道の通り、Netflixでの韓国リメイクが決定しているドラマ、『寄生獣』…映画は公開が控えてる『脱走 escape』、のあとは『新人類戦争:復活男(ガーゼ) 신인류 전쟁: 부활남(가제)』ですか、そして『キル・ボクスン Kill Bok-soon』(Netflix)…目白押しってヤツですね。

 

 

パンフレット…また買ってしまいました。

700円(税込)です。

 

・ イントロダクション

・ ストーリー

・ キャスト / プロフィール

・ ディレクター / プロフィール

・ イ・オクソプ監督 インタビュー

・ レビュー イ・オクソプ監督のオプティミスティックな魅力 岡本敦史(ライター)

・ コラム 地震を起こす魚?~ナマズの生態~ 神奈川県水産技術センター内水面試験場 勝呂尚之(専門研究員・農学博士)

・ラインズ・フロム・ザ・フィルム

・ 作品データ

・ 日本で一番!? ナマズを展示している水族館 カワスイ 川崎水族館 恐竜・古代生物展(7月15日~9月25日)

そうですね…多くは望みませんので、こういった形でいいと思います。

 

でも文字にするのが難しい映画ですよね~。




合う、合わないと思いますが、私は「合った」んですね。

 

こういった映画を久しく観ていなかったので、かなりエキサイトさせられました。

前半だけでもう、観て良かったわ~と思いましたし、後半になってもまだ驚きがあって、そして何となく共感しきれて、観て有意義な映画でした。

 

映画は絵でもあるんですけど、私が絵を見てもそこまで得られない明確な感触を得たように思います。

 

劇場での上映は終わりつつあると思うので観たい方はお早めにどうぞ。

オススメ致します。

キャストだけでも観る価値はありますよ。

 

今日もおおきに、ありがとうさんです…キスマーク

アンニョン(^.^/)))




監督
イ・オクソプ
YI Ok-seop


1987年5月生まれ。イ・オクソプ監督は自由な発想とユーモア、そして奇抜な演出と独特の映像美で観客を魅了してきた。韓国インディーズ映画界のニューウェーブとして注目を浴びている。韓国映画アカデミーを卒業後、『RAZ on Air(英題)』(12)で注目を集め、その後『四年生ボギョン』(13)、『監督!僕にもDVDをください!』(13)、『フライ・トゥ・ザ・スカイ』(15)などの短編映画を主に演出、イ監督ならではの世界観を構築し、ファンを獲得していった。 『なまず』は、イ・オクソプ監督の初の長編映画デビュー作で、新しい独創的なアイディアを持った作品という賛辞と共に、第23回釜山国際映画祭 CGVアートハウス賞、KBS独立映画賞、市民評論家賞を受賞。さらに、第44回ソウル独立映画祭観客賞、第14回大阪アジアン映画祭グランプリなど国内外の映画賞を席巻。『なまず』は監督が胸に秘めていた発想を盛り込んだ個性あふれる作品に仕上がっている。「嘘のようだけど本当のこともあるし、本当のようだけど嘘のこともある。そんな経験を映画の中に入れ込みたいと思っていた」と話したイ・オプソク監督。本作で今の時代を奇妙なユーモアで表現し、多くの人々の共感を呼ぶだろう。

FILMOGRAPHY
『Girls on top(英題)』(17)、『フライ・トゥ・ザ・スカイ』『Love Docu(英題)』(15)、『A Dangerous Woman(英題)』(14)、『四年生ボギョン』『監督!僕にもDVDをください!』(13)、『RAZ on Air(英題)』(12)ほか。

 

 

なまず
原題:메기
英語題:Maggie


2018年製作/89分/G/韓国
韓国封切:2019年9月26日

日本公開:2022年7月29日
配給:JAIHO

PD:キム・ウンミ、ク・ギョファン
脚本:イ・オクソプ、ク・ギョファン
脚色:クォン・ヒョジン
監督:イ・オクソプ [長編 第1作]
助監督:クォン・ヒョジン
撮影:イ・ジェウ
照明:オ・ソンテク、パン・ヒョニョン
編集:イ・オクソプ、ク・ギョファン
美術:キム・ヒジン

出演
イ・ジュヨン → ヨ・ユニョン
ムン・ソリ → イ・ギョンジン
ク・ギョファン → イ・ソンウォン
チョン・ウヒ → なまず
パク・キョンヘ → 放射線士
ユン・ジョンジェ → ドラマー
パク・チョンファン → カクグレンジャー
クォン・ヘヒョ → なまずの父
キム・コッピ → 本の虫
オ・ヒジュン → ミイラ
イム・スヒョン → 看病士
トン・バンウ → ケナム
パク・カンソプ → パク・カンソプ
トン・ミルス → ファン・ドンヒョン
パク・キルス → クリーニング屋主人
キム・ミンソ → ユニョンの副院長
アン・ウォンジン → シーソー子供
キム・ヨングァン → 屋上男 [制作室長]
イ・ソンネ → 鍵工
チョン・ヒャンジュン → 鍵工(声)
カン・ウォン → キム・ジンソン医師
イ・オクソプ → ゴミ投擲運転者 / CFスタッフ / シンク号案内コールセンター(声)  [監督]
シム・ダルギ → 病院患者 / 再開発反対デモキム・ビョンス シンク号人夫
キム・ビョンス → シンク号人夫
イ・チョニ → シンク号人夫 / ハムパク家
イム・ドンミン → シンク号人夫 / ハムパク家
イ・ジュヨン → ソンウォンの前恋人 チヨンさん
ホン・ソクチョン → 高校生1
イ・ハウン → 高校生2
イ・チャニ → 高校生3
イ・ヒウン → ゴリラ / CF監督
ユ・ジヨン → CF助演出
チャン・ソンジュン → 再開発反対デモ

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

 

 

 

 

 

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