韓国映画 殺人鬼から逃げる夜 (2021年) | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

 

皆様、4月もお世話になりました☆⌒(*^-゜)v

 

4月はかなり、趣味方面ですが、映画よりも70年代の英国のロックを調べてましたね。

調べてましたっちゅうか、熱中してましたよ。

 

音楽のブロガーさんのレビューももちろんですけど、Amazonさんの商品レビューですね、そこにすごく詳しい方々がいろいろ書いておられるのをよく読んでました。

リマスターがどうとか、難しいながらも読んでいると面白いんですね。

私はCDで聴きたい派なので、それぞれのバージョンの違いとか、ボーナス・トラックのこととかを書いておいてもらえるとありがたいですね。

買う買わないはともかく、そういったことを読むのが好きです。

 

グループ的には、ハンブル・パイ…このグループの音楽が今、一番、私に合うようです。

 

Rain - Humble Pie

 

この曲はザ・ビートルズのカバーなんだそうですけど、前々から凄く好きなんですよ。

ザ・ビートルズのオリジナルをよく知らないくせに(^_^;)

1991年に亡くなってるスティーヴ・マリオット氏の歌ごころにホンマ泣かされますわ~。

この「Rain」が収録されてる『ストリート・ラッツ』(1975年)、かなり好きかもしれない…前にも書きましたけど…。

でも他のアルバムもあるので、ゆっくりでも聴いていきたいですね~。

 

あと、ホワイトスネイクの昔のアルバムもよく聴いてましたよ。

 

そしてジェフ・ベック・グループの60年代末頃のアルバム…なんで今まで知らなかったんだろうビックリマークってほど良かったですわ~。

あんまりかっこいいので1969年の『ベック・オラ Beck-Ola』のCDを注文しましたよ~。

入荷には時間がかかるようですが…。

 

CDをコレクションされてたり、よく買っておられる方々にお願いなのは、それについてブログやAmazonさんのレビュー欄に何か書いておいてくださいってことですね。

出会いとか思い出とかね。

それって素晴らしい資料になると思います。

せっかくの知識をまた教えてもらいたいですね。

 

音楽のことを書くのは難しいけど、やっぱりロックを聴いてると人生ナントカなりそうです~音譜ヾ(゚∀゚)ノ音譜

 

 

 

 

 

映画の話しですけど、パク・チャヌク監督の2003年の傑作、オールド・ボーイ』が5月6日から再公開ですNEWNEWNEWNEWNEW

 

映画 『オールド・ボーイ4K』 オフィシャルサイト

 

きっつい映画ですけどね~あせる…やっぱり名作でしょう!!

また是非、観に行ってください。

 

 

 

 

 

それから、キングレコードさんの「死ぬまでにこれは観ろ!2022」のラインナップに夏時間(2019年)が加わり、先の話しですが、8月10日に発売ですNEWNEWNEW

 

 

 

 

こういった良質な映画が廉価版で再発売なのも嬉しいですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本題ですが、一昨日、4月30日、この作品を観ましたよ…カチンコ

 

 

 

 

 

殺人鬼から逃げる夜

 

 

特にアジア映画ファンの先輩として交流させてもらってきたシズさんがこの映画を観られたので、私も観ることにしました。

 

この映画も京都のシネコンさんで上映されたので、本当は私が観るルールにあった映画なんですけど、観なかったんですね。

しかし、観たいと思ってたし期待してました。

 

で、観たんですけどね、けっこう私の予想がハズレた感じで、そこ、嬉しい瓢箪からコマでしたね。

まあ、ちょっと先が読めるような映画ではなかったです。

言っていいでしょうか、ジャンルとしては「深夜マラソン・ムービー」ですね。

夜通し行くよ、みたいな。

 

でも「新感覚スリラー」と謳われてますけど、そこまで「新感覚」って感じでもないと思いました。

もちろん最新の映画ですけど、もっと普遍的なじゃないですか。

 

一番、新しいと思ったのは撮影ですよね。

走っている人を撮影した絵が鮮明だと思いましたけど。

 

闘いの夜。 ← シズさんのレビューですひらめき電球

 

 

ぜんぜん難しい映画ではなく、怖がること、ハラハラドキドキを純粋に楽しむ、完成度の高い良質なスリラー映画ですよね。

 

私は今だにスリラー映画とサスペンス映画がどう違うのかよくわからないのですが、『殺人鬼から逃げる夜』は「スリラー」って言葉が似合うように思いました。

マイケル・ジャクソンの「スリラー」(1983年)を思い出したりはしないけど。

 

で、やっぱりこの映画は何も知らずに観てもらうのがベストだと思います。

難しい映画じゃないし、その方が絶対に面白いと思う。


もうね、日本版のポスター1枚でもかなりの情報量だし、「耳の不自由な主人公が連続殺人鬼に追い回される恐怖の夜を描いた新感覚スリラー」ってことで、いきなりでいいと思うんですよね。

 

 

主人公のキム・ギョンミを演じるチン・ギジュは、『リトル・フォレスト 春夏秋冬』(2018年)のキム・テリの親友役のあの女優さんでしたかひらめき電球

 

キム・ギョンミ役は非常に魅力的なヒロインでしたね。

これは韓国映画だからかもしれませんが、強くて、冷静で…そして死にたくない気持ち、それが戦う気持ちになっていって…。

彼女は耳が聞こえないことで不利な状況になることもあるし、咄嗟にコミュニケーションが難しいことになったりしてさらに危機に陥りますが、判断力と機転でそれを突破していきます。

それがこの映画の素晴らしさだし、平凡でないところですよね。

 

最後はもう、その判断にギョンミを尊敬しましたよ。

 

チン・ギジュの次の映画出演はチュ・チャンミン監督の新作、『Land of Happiness』のようです。

 

 

ギョンミのお母さん役はキル・ヘヨンさん。

 

お母さんの「疑いのまなざし」が素晴らしい。

 

キル・ヘヨンさんもこれまでいい映画にいっぱい出てこられてますよね。

 

 

泣く子も黙る海兵隊上がりのお兄さん、ジョンタクを演じるのはパク・フンさん。

 

出てきた時、ごっつい人やなあ~って思いました。

余裕でプロレスラーとかそれ系の肉体ですので強そうですよ。

だから頼りになりそうなんですけど、意外と判断が甘く…機転も利かない…汗

体力勝負の人ですね。

とにかく途中で、海兵隊頑張れ~!!と、応援してしまう。

 

パク・フンさんは『太陽の末裔』(2016年)や『アルハンブラ宮殿の思い出』(2018~2019年)で有名だそうですが、『殺人鬼から逃げる夜』のキャストは総じてドラマで活躍してきた人が多いので、ドラマのファンの方々のほうが馴染みのあるキャストではないかな。

 

 

ジョンタクの妹さん、ソジュンを演じるのはキム・ヘウンですね。

 

ソジュンはホンマに口うるさいお兄さんに辟易としてるんですけど、ここまで妹思いなお兄さんもありがたいもんです。

お金もくれるし。

 

キム・ヘウンはこの映画の次が初主演作、『ブルドーザー少女』(2022年)ですが、これがまた観たい。

 

あと、最初の方でキム・インウさんが出てこられたので、あとで効く役かと思ってたんですが、そこだけでした(^_^;)

 

 

クォン・オスン監督(中央の人)は『殺人鬼から逃げる夜』が初監督作だそうですが、2011年、脚本も担当した『36.5℃』という24分の短編映画が「第9回ソウル国際愛映画祭」でコイノニア観客賞受賞作品に選ばれたそうです。

 

『36.5℃』は、ソンヒとキョンフンは自殺をするために深い山の中に入る。そこで意外な人々に出会い、彼らが持ってきた自殺ツールは人を生かすための生の道具に一つずつ変わり始める。って映画だそうです。

この短編作品、観たいですね。

 

『殺人鬼から逃げる夜』がとても気に入ったので、クォン・オスン監督の次の作品も楽しみですよ。

 

 

ところで向かって一番右のお兄さん、パク・フンさんなんですよね~。

映画とぜんぜん風貌が違う(^_^;)

 

あと、チン・ギジュも背が高いですよね(170cm)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下、ちょっとだけ中身に深く触れます。

知りたくない方々はご注意をビックリマーク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その前に、もっと詳しく知りたい方は、「怖い映画の専門家」、怒りくまさんのレビューを是非ドンッドンッドンッドンッドンッ

 

「殺人鬼から逃げる夜」。。。

 

全部、書かれてますよ~。

鋭く指摘されながら、楽しく書かれてます(≧∇≦)

 

 

と言って私ももったいぶって隠すほどのこともないし、映画が始まってすぐにバレバレなんですけどね、ドシクを演じるのはウィ・ハジュンくん…。

 

いや、ね、誰々がどの役とハッキリ書くと、これを読んだ人が「引っかかる余地」がなくなってしまう気がして…それがイヤなんですよね~。

 

だからアレコレ私は書きませんが、もちろん人様が書かれるのはいいんですよ。

もう日本での公開も終わってる映画だし、大々的にネタバレしつつ詳しく解説されてたら、むしろ私が読みたいほどでしてな。

 

でもそれも自分が観た映画に限るので…まだ観てない映画についてはできるだけ知りたくはないかな。

 

それはともかくドシク…なんでシュッとしたイケメン系はてなマークと思いましたけど、理由は不明ですね、最後まで。

 

 

まあ、連続殺人犯の快楽殺人ってことですが、そこにある動機はわかりませんでしたよね。

私としては殺人鬼がなんでそんな人なのか、もうちょっと知りたい気持ちもありましたが…。

 

こういった殺すことが快楽な、殺人そのものが目的のような殺人犯は、どんな人なのか、わかりませんが、『殺人鬼から逃げる夜』の場合、非常にゲーム的な感じですよね。

だから(殺人鬼にとって)際どい状況をギリギリでクリアしていくことがことのほか楽しいんでしょう。

それ、ちょっとはわからへんでもないけど。

ま、やっぱり病的ですよね。

 

 

殺人鬼にとってギョンミは獲物として容易く感じられたんでしょう。

面白半分に大胆な手口で追い詰めていきますね。

完全にナメとりました。

 

観客としては、あ~、あ~、あ~、なんで~はてなマークあせるって気分になりますが、そのもどかしさ、苛立ちも映画を観る時の楽しみです。

 

警察がピャッピャッピャ~と捕まえてしもたら一個も面白いことありません(;´∀`)

文句がある人はスクリーンにブチ入って暴れてきてください。

 

でも、追いかけられてる方からしたら悪夢なんですよね。

 

 

映画としてはところどころ、私はちょっと笑いそうになるシーンもありました。

ほぼ、海兵隊のお兄さんと、交番のお巡りさんたちがらみでしたが…なんか面白かったな~。

 

最後の方、怖いなあ、と思ったのはやっぱり他の通行人の方々に危機的な状況が伝わらないことですね。

それどころか余計なことする人たちもいるな~。

 

それ以前に映画は「追いかけられる恐怖」に満ちていましたけどね。

前半はちょっとまだ甘かったですけどね。

うちに帰ったら大丈夫、とかね。

さすがは殺人鬼から逃げると題で明かされてるだけあり…。

 

日本では『殺人鬼から逃げる夜』ってタイトルですが、韓国語の原題は『ミッドナイト』だそうですよ。

 

『殺人鬼から逃げる夜』はちょっとね~、短歌みたいな題じゃないですか~はてなマーク

 

ママと行く 旅行の前にひと悶着 殺人鬼から逃げる夜かも

 

とか…マロ系(;´∀`)

 

※ 観た方だけ読んでください注意 ⇒ 一つ、非常に残念に感じたのは、私としては犯人に生きて捕まってほしかったんですよ、そしたら動機とかもわかるし、何よりもこれまでの犯行が明るみになるじゃないですか、死んでしまったらどうするの、これまで何人を殺害したかもわからなくなってしまうじゃないか、何となくウヤムヤじゃないか、それだったら、何とか生け捕りにしてほしかったのに…てか、あんな人混みで発砲して良かったんか~!?って思わず書いてしまいましたね、すんません汗

 

 

後半に向かって加速していくようなテンポとかがホントに好きで、この映画、気に入りましたわ~合格合格合格合格合格

ホントに面白かったですヾ(*´∀`*)ノ

 

また観てない方で、怖い映画が大丈夫な方は観てくださいねビックリマーク

 

そんな感じで

5月もまた

よろしくお願い致しますキスマークキスマークキスマークキスマークキスマーク

アンニョン~☆⌒(*^-゜)v

 


殺人鬼から逃げる夜


原題:미드나이트
英語題:Midnight


2021年製作/104分/PG12/韓国
日本公開:2021年9月24日

監督・脚本:クォン・オスン [第1作]

PD:イ・スンリョン
助監督:パク・テヒ
撮影:チャ・テッキョン(C.G.K)
照明: イ・ジェウ
編集:イ・ガンヒ
音楽:ファン・サンジュン
美術:イ・ビョンジュン(NEXT STUDIOS)
武術:チョン・ジェヒョン

出演
チン・ギジュ → キム・ギョンミ 手話ソンダンセンター ケア・ウィズ・ミー / アナウンサー 声
ウィ・ハジュン → トシク 連鎖殺人魔
パク・フン → チョンタク 警備会社 CAPOS 元海兵隊員
キル・ヘヨン → キョンミの母
キム・ヘユン → チョ・ソジョン チョンタクの妹
チョン・ウォンチャン → 警察3
チャン・ドクチュ → 警察4
イ・ジャンユ → 酔客
イム・ソンミ → 繻子(しゅす)女 
シン・ミヨン → 女性社長
ソン・ユヒョン → コ課長 ケア・ウィズ・ミー

特別出演
キム・イヌ → 部長
キム・ユリ → ニュースキャスター
キム・グァンシク → 中年男
イ・ユジュン → サイン男
テ・ウォンソク → 軍人2

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。