【1月12日】
マーティン・スコセッシ監督、ライザ・ミネリ、ロバート・デ・ニーロ主演の1977年の作品、『ニューヨーク・ニューヨーク』を観ました
163分もある長い映画なので観るのもなかなか大変でしたけど、前から観たいと思ってたので満足感が高かったです。
1977年っぽい映画でしたね。
昔の映画だし、脚本は別の方が書かれてるんですけど、予想以上にマーティン・スコセッシ監督の映画だと思いました。
もしかしたらキャリアの早い段階で『ニューヨーク・ニューヨーク』を監督したことがその後の主要な監督作品にも影響したのではないでしょうか・・・な、どと書きつつ(^^ゞ
1月20日、この作品を観ました・・・
アリータ バトル・エンジェル
公開当時、すぐに「観たい」と感じた映画でしたけど、相変わらず「迷ったらやめる」のうちの消極的な性格、劇場鑑賞は見送ることとなったのですね
2019年2月の公開ですのでいつの間にか3年近くが経ってました。
そんなに前の映画だったのか~、去年くらいの映画だと思ってました。
当時、Tジョイ京都さんに飾られた巨大なポスターを見上げた覚えがありますが、テレビで観終えた今は「しもた~、これはスクリーンで観ておくべきやった~」の心境なのです。
いや、ホンマ、もしも3Dでの上映があったのなら観ておきたかった。
で、「観たい」と思った時に日本の漫画の映画化だとははっきり知ってなかったのですが、『アリータ』は日本の木城ゆきと先生のSF漫画『銃夢(ガンム)』(1990~1995年)の実写映画化です。
何となく、もしかしたら私は『銃夢』の映画化と聞き、大友克洋先生の『童夢』(1983年)の映画化かと混同したように思うのですが、そんなわけで『童夢』の映画化も実現するのかと思ってました。
『童夢』は1990年代にデヴィッド・リンチ監督による映画化も計画されたそうですが、現在、何の話しもないようですね。
『童夢』は読んでるんです、もうはるか前ですが。
叔父がファンだったので大友克洋先生の作品を幾つか読んでおります。
まだ若かったのでほとんど意味はわかってないのですが絵のイメージだけが強烈に記憶されております。
『童夢』は超能力漫画であり、非常に理解できた作品ですし、凄いと思いました。
『童夢』こそ、実写、アニメ問わず、映像作品として実現すべきだと思うのですが・・・。
それはまた別の話しですが『銃夢』は読んでおりません。
さて、その『銃夢』の映画化を「長年にわたり熱望していたジェームズ・キャメロンの脚本・製作」で、ハリウッドで実写映画化したアクション大作です。
監督は私は何となく「いい加減な人」だと思ってるロバート・ロドリゲス。
しかし、これまでに観た監督作品はどれも気に入ってますし、監督さんとしての力量も凄い人なんだと思います。
なんか、グチャグチャになる小学生男子が喜びそうな映画が多いような・・・まだ真面目なドラマとかは監督してないっすよね
26世紀の未来、サイバー医師のイド博士によって発見されたサイボーグの少女アリータは、新たな体を与えられ、目を覚ます。
しかし彼女は、一切の記憶が失われていた。
まさに文化としてのSF映画の役目を果たしたような作品で、アリータたちの時代、果たせるかな人類の格差は異常なまでに拡大し、上の人と下の人とでは天国と地獄の様相を呈している。
下の人たちは何とかして上に上がりたいのだが。
アリータは知的で温厚なイド博士を親代わりとし、また同世代のヒューゴって男の子と知り合い、無邪気にこの世界を満喫するのだが、イド博士の不可解な行動に疑いを抱いた結果、「凶悪な殺人サイボーグ」との戦いになだれ込むことになる。
アリータは「あどけない少女の外見とは裏腹の驚異的な格闘スキルをもって、迫り来る敵たちを圧倒していくが……」、そういった物語です。
イド博士を演じるのは名優クリストフ・ワルツさんで、その元妻のチレン役はジェニファー・コネリーさん。
チレンと仲間のようなベクターを演じるのはマハーシャラ・アリさんと皆さん、オスカー受賞経験者ばかり。
主人公アリータ役はローサ・サラザールですが、私はその女優さんを知りませんでした。
お写真で実の顔を拝見しますとアリータそっくり
そんなもん当たり前なんですが、アリータの顔が不自然との声もあったようです。
私はアリータはこの風貌で良かったと思います。
ってゆうか、この顔だから意味があると思いましたね。
これぞSFだと。
アリータたちの住んでいるアイアンシティではこの時代、サイボーグになる医術(体を部分的に機械にする、あるいはさらに足す)が進んでいて、イド博士もその手術をやってますのでね・・・現代からするとかなり独創的な人たちがいたりしますね(ジャッキー・アール・ヘイリーさんも強烈)。
SFの世界ではありうる現実なのです。
現実の医療としてはもちろんいいんですけど、映画ではそれで人を殺めることに長けた人が多いのでね・・・問題ありですね。
そんな中でもアリータの殺傷能力がずば抜けてるわけですが。
性格的にはアリータは無邪気で暴力的な光景にも素直に喜んでたりするので「うっ」となりましたし、自分でも非常に戦うことが大好きなんですけど(性格的には「天使」とはまたちゃうと思う)、きっとそれもアリータの過去に理由があるのでしょう。
で、映画を観て、原作の存在を知ったわけですが、私はもちろん原作を知らないので、原作と映画を比較してどうこうってことはないんです。
映画を観て原作に惹かれることもありますが、今回は原作に触れてみようとは今のところ、考えていません。
もちろん、時間とお金に余裕があれば原作のマンガも読んでみたいんですけどね・・・映画についての原作ファンの方々のご感想を読んでみた結果、私は今のところ映画だけで満足したいと思います。
ビジュアルとしてかなり残酷なものを感じました。
人間がバラバラになりますので・・・未来の兵器として、巨大な輪が人間を切り刻む描写も二度くらいあって私はかなりショックでした。
幼児の人だったらトラウマが残りそう・・・。
しかし、映画としてはそれもいいと思います。
人の体がバラバラになると泣きそうになるけど、それも自然な感想ではないかな。
またそれを見る興味もあります。
一つ、わんこちゃんがお好きな方にはショッキングな場面もありますので、わんこちゃん好きさんはご注意いただきたいと思います。
アリータのアクションは非常にカンフーっぽいように思ったのですが専門家筋の見解はいかがでしょう。
とにかく、小柄な女の子がバカスカ戦いまくるバイオレントな戦いはなかなか美少女プロレスで心躍る楽しさでした。
強い女性が戦うのが大好きなジェームズ・キャメロンが脚本を書き、片足をゾンビに食われた女性がマシンガンをはいて暴れる映画を作ったロバート・ロドリゲスが監督したら、そりゃこんな映画にもなるでしょう、って作品でしたよ。
特に最後の方で、女の子が落ちそうな男の子を助けようとする逆『タイタニック』な場面もあり、凄くキャメロン色も感じましたよね。
映画作家って明白に自分のテーマがありますよね。
で、観てたんですけど122分の映画で、おいおい、これでホントに終われるのかい感が凄かったんですけど、案の定、終わりません
これはまた続編に続くって形です。
最後にある有名俳優がチラッと出てきて。
しかし、確かに完結していない中途で終わる作品ですが、そこはかすかにガッカリしたけど、私はこの1作で凄く満足だったんですね。
いや、ホントはもっと観ていたいんですよ。
謎もかなり残ってしまってるし。
しかし、まあ、いいじゃないですか、これはこれで・・・そんな感じです。
続編を期待させてるんですが、終わり方が上手かったんじゃないかな。
文句なんかはないですわね。
いや、でももちろん、続きは観たいので、もしも続編があったら私も劇場で観ると思いますよ、と言っておく。
規模を縮小してしょぼくなったらイヤだけど
日本のマンガが原作ですが、日本の映画ではなかなかこうまではできないでしょう。
アニメだったらできますけど、実写化がこの完成度で実現するとは思えない。
とにかく日本のマンガがこうして映画化され人気を博したのは嬉しい。
そして私自身も申し分なくサティスファクションです。
いや、ホンマに良かったです
なんかね~、やっぱりブルーレイを買いたくなったんですけどね~、買ったらまた増えて場所を取るし・・・悩ましいっすね。
ご注意としては、残酷度も低くなく、途中で終わってる作品ですが、しかしこれ系としては異常に完成度も高いので、SF映画好きさんで観ておられない方はまた観てください。
途中で終わるような映画でも大丈夫な方にはオススメします。
うちのブログですがまた頑張って書きますよ~。
今日もおおきに、ありがとうさんです、アンニョン~(^.^/)))
アリータ バトル・エンジェル
原題:Alita: Battle Angel
韓国語題:알리타: 배틀 엔젤
中国語題:艾莉塔:戰鬥天使 / 阿丽塔:战斗天使 / 銃夢:戰鬥天使
2019年製作/122分/米
日本劇場公開日:2019年2月22日
配給:20世紀フォックス映画
スタッフ・キャスト
監督:ロバート・ロドリゲス
製作:ジェームズ・キャメロン、ジョン・ランドー
製作総指揮:デビッド・バルデス
原作:木城ゆきと 『銃夢』
脚本:ジェームズ・キャメロン、レータ・カログリディス、ロバート・ロドリゲス
撮影:ビル・ポープ
編集:スティーブン・リフキン、アイアン・シルバースタイン
音楽:トム・ホルケンボルフ
主題歌:デュア・リパ 「スワン・ソング」
ローサ・サラザール - アリータ
クリストフ・ワルツ - イド
ジェニファー・コネリー - チレン
マハーシャラ・アリ - ベクター
キーアン・ジョンソン - ヒューゴ
エド・スクレイン - ザパン
ジャッキー・アール・ヘイリー - グリュシュカ
ホルヘ・レンデボルグ・Jr. - タンジ
ラナ・コンドル - コヨミ
アイダラ・ビクター - ガーハード
エイザ・ゴンザレス - ニシアナ
ジェフ・フェイヒー - マクティーグ
デレク・ミアーズ - ロモ
エドワード・ノートン - ノヴァ
ジェイ・コートニー
ミシェル・ロドリゲス
(映画.com)
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