仁義なき戦い 代理戦争 (1973年) | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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Stella Jang ミニアルバム - Stairs

 

 

 

 

 


いつも、ありがとうございます(^-^)ノ

 

コメントのお返事が遅くなって、申し訳ありません汗m(._.)m汗

 

何とかお返事を書きますので、よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

日本で6月に公開されたばかりのスレイト(2020年)のDVDがクリスマス、12月25日に発売になるようですねNEWNEWNEW

 

 

私もまだ観てないので何とも言えませんが、アクションスターを目指す主人公がスタント仕事の現場でパラレルワールドに入り込んでしまい、極悪の独裁者から村人を救うために戦うはめになる姿を描く韓国製ガールズアクション。だそうです。

さっぱり予測できませんなあ。

 

主演のアン・ジヘによる、クライマックスの剣術対決ほか数々のアクションが見どころ。とのことなので、アクション好きさんには注目しておいていただきたいですね。

 

もちろん、私も観ますよ~ヾ(*´∀`*)ノ

 

 

 

 

 

観てすぐに感想を書いておこうと思ってたんですが、ついつい時間が経ってしまい残念・・・そして読んでくださってる方々に申し訳ないあせる

 

1作目の『仁義なき戦い』、2作目の『広島死闘編』を観た次の日の夜、3作目のこの作品を観ました・・・カチンコ





仁義なき戦い 代理戦争

 



解説


“仁義なき戦い”シリーズ第三作。やくざ組織の抗争事件の裏に渦巻く、欲望、背信、復讐の凄惨かつ陰惨な組織の実態を描く。脚本は「仁義なき戦い 広島死闘篇」の笠原和夫、監督も同作の深作欣二、撮影も同作の吉田貞二がそれぞれ担当。

 

(映画.com)



『代理戦争』っちゅう副題の意味は、映画の冒頭で語られますね。


で、観てたんですけど、この『代理戦争』と次の4作目、『頂上決戦』くらいから、かなり難しくなったと思うんですね。

さらに複雑化したと言いますか、登場人物も増えていきますしね。

 

でも、前2作と比較して、勝るとも劣らないほど面白いですね。

それが私の感想です。

シリーズものを観る時にはある種の決意が必要なので、後半、しょうもなくなったりすると悲しいんですけど、『仁義なき戦い』・・・大丈夫です。

100分くらいの上映時間ですが、やっぱりアッちゅう間ですね。

 

惜しむらくはまだ2度、3度と観れてないことです。

このシリーズ、観れば観るほど、わかるのは間違いないですしね。

 

正直、今、書いてて、『代理戦争』と『頂上決戦』がちょっと混ざってきてしまってるんですけど、2度、3度、観てたら違うと思いますよ~あせる

これこれこうですともっと書けると思うんですよね~あせる

 

思い出すのは前、『スウィッチブレイド・シスターズ』(1976年)って米国のB級映画を観たんですね。

不良少女のグループに新顔が入ったことでケンカになっていくような映画なんですけど、この映画のDVDにクエンティン・タランティーノが解説してる特典映像があって、さすがはタランティーノですね、どっから観ても安っぽいこの「エクスプロイテーション映画」をシェイクスピア文学にまでつなげて立て板に水のごとく解説しまくってて本当にかっこいいんですよ。

その、どんな映画も自分なりの視点で真剣に観る姿勢 ―― 私も影響受けました。

クエンティン・タランティーノは偉大な映画監督・脚本家でありつつ、また偉大なファン・観客でもあるわけですよ。

 

そんなこともあったので、『仁義なき戦い』、私も今はすんなり映画として観れてるようにも思います。

やっぱりタランティーノは偉いですよね。

タランティーノ監督も深作欣二監督の映画が好きなので、また『仁義なき戦い』についてタランティーノが語ってるものが存在するのなら読んでみたいですね。

 

 

 

前作の『広島死闘編』は北大路欣也さんと梶芽衣子さんの極道版のメロドラマの趣きが強かったんですけど、『代理戦争』は群像劇でありつつ、渡瀬恒彦さん演じる青年ヤクザ・倉元猛の物語も重要ですね。

 

映画としては前2作に比べると複雑な組間の関係の微妙な動きで観ていくような感じですが、やっぱり人が殺害されるし、いきなり腕切断とかもあり、キツイですよね。

その腕を切った人が女房にぞっこんな分、面倒が生まれるわけですが。

 

広能は広能で幻滅して袂を分かった山守のおやっさんと、どうしても関係を切れない事情もあり、気の毒です。

 

広能は前作では貧乏暴力団のおやっさんでしたが、この3作目あたりから組織も固まってきたのか、ある程度、豊かに組を維持できてきているようですね。

 

が、その分、昔のようにはいかないようで、広能自身も変わっていきつつあるように私には思えます。

広能はいい親分さんですが、しかしいい親分さんなだけではこの抗争の中で全てに目を配り、子分たちの身を案じ続けているのも難しいわけでしょう。

 

 

 

そういえば、この3作目も前半にはコミカルな場面もあるんですけど、昔のプロレスが組に後援されていたことを描いてましたね。

それこそ今では「闇営業」にも世間の厳しい批判があるし、それで引退していく人もいるわけですけど、昔のスポーツ界、芸能界、やっぱり組の方々に仕切ってもらっていた、「持ちつ持たれつ」の関係もあったんでしょう。

 

いい悪いはともかく、私もいいとは言いませんが、そういったことが普通だった時代だったんでしょ。

確かに、お世話になっていたのなら、こっちの都合でさっさと縁を切るのもどうかと思いますしね~、むしろその方がかなり卑怯に見えませんか。

まあ、だったら最初から付き合わないようにしましょうって話しなんですけど。

 

そのプロレスの人はその後、出てきませんでしたけどね、でも楽屋で傍若無人に振る舞う方もどうかと思いますけどね~、あれもひどい話です。

なんかプロレスの人が世話になって、あとで恩返しするような話しの方が良かったのにね。

でも力道山は組と関係が深かったし、また別の組の人たちとガチでケンカしたりしてたそうですね。

それもたいがい怖い話しですけど(^_^;)

 

結局、力道山はそれが原因で命を落とすことになるんですが・・・2004年の映画、『力道山』では刺したのがあの「山本太郎さん」だったりする。

「オレあんたのファンなんだよ」とか言ってるのに・・・。

 

でもドキュメントとしてスポーツ界、芸能界と裏社会の関係を知るのは、きっと面白いことだと思いますね。

もしも機会があれば私も読んでみたいですよ。

 

 

 

新キャラとしては、小林旭さん演じる村岡組の武田明が出てきますが、この人物が山守組を指揮するようになる流れは難しかったです。

とにかく武田は非常に頭が良く、暴力よりも頭脳で勝負してくるタイプですね。

 

『頂上決戦』まで観ますと、この人物がどんな人なのかわかってきますね。

広能にとって敵ではあるけど悪人ではない・・・。

魅力的なキャラクターですよね。

 

 

 

渡瀬恒彦さん演じる倉元猛はそこまで若くもないと思うんですけど、なんと学校の先生の推薦で組に就職していくわけですね。

お母さんもまあ、しっかり上の人の言うことを聞いて頑張るんやで・・・みたいなことを言ってるんですよね。

 

で、猛もグレてハスを向いてたんだけど、そうしてるうちに生き生きとして居場所を見つけたような感じ。

お母さんもホッとして嬉しそうで。

それもまた悲しい話しなんですけど、最後はもっともっと悲しくなりますよね・・・。

 

『仁義なき』シリーズは当然なのでしょうけど、ハッピーエンドで終わるはずもなく、抗争、戦いの中で命を落としていった下の者たちへの挽歌なんでしょうね。

この3作目の倉元猛は特にかなあ・・・。

 

 

 

まあ、加藤武さんが演じられた打本昇ですか、この人もマイナス方向に目立つ人物で、なんでこんなダメな人がけっこう上の方まで上がってきてたのか疑問ですよね~。

だってこの世界で尊敬される人物じゃないもの。

もしかするとお金儲けが上手いから、担がれてるのかな。

この打本昇は4作目にもしっかり登場ですね~。

 

 

 

そして山守のおやっさんとその奥様はあいも変わらず、上手いこと言って人を動かしてましたね。

これは4作目だったかもしれないけど、ただお金や権力に執着してるだけじゃなく、おやっさんは遊びも女も大好きな絵に描いたような俗物ですわ。

やっぱりそのために頑張ってはるんでしょうけどね、アホだと思ってると実は非常に賢いのかもしれないけど、なかなかそうは見えない。

 

それに対して広能は周囲に女性の姿が見えないし、1作目での刹那的な若さが消えて、ホントに戦いに集中ですね。

みんなそうせざるをえないんだろうけど。

 

 

 

いや~、この『代理戦争』、そしてそれに続く『頂上決戦』は1度観ただけでは複雑だし、難しいしかったです、私には。

グループや人物の関係もホントに難しいし、その世界のルールやしきたりもわからへんのやなあ~(^_^;)

 

しかし、そんな私が観てても面白いのですから凄いですよね!!

 

 

 

そういったわけで、次は『頂上決戦』について書きますね。

あまり多くは書けそうにないけど・・・。

 

そして『完結編』を観ようと思います。

 

最後までおおきに、ありがとうさんです、どうも・・・☆⌒(*^-゜)v

 


仁義なき戦い 代理戦争
Battles Without Honor and Humanity: Proxy War
의리없는 전쟁: 대리 전쟁
無仁義之戰 代理戰爭


1973年製作/102分/日本
劇場公開日:1973年9月25日
配給:東映

スタッフ・キャスト

監督
深作欣二
脚本
笠原和夫
原作
飯干晃一
企画
日下部五朗
撮影
吉田貞次
美術
雨森義允
音楽
津島利章
録音
野津裕男
照明
中山治雄
編集
堀池幸三
助監督
篠塚正秀
スチール
藤本武

菅原文太 - 広能昌三
五十嵐義弘 - 水上登
川谷拓三 - 西条勝治
渡瀬恒彦 - 倉元猛
野口貴史 - 岩見益夫
金子信雄 - 山守義雄
木村俊恵 - 利香
田中邦衛 - 槙原政吉
小林旭 - 武田明
成田三樹夫 - 松永弘
山城新伍 - 江田省一
鈴木康弘 - 杉原文雄
内田朝雄 - 大久保憲一
曽根晴美 - 上田利男
加藤武 - 打本昇
室田日出男 - 早川英男
丹波哲郎 - 明石辰男
山本麟一 - 宮地輝男
遠藤辰雄 - 相原重雄
梅宮辰夫 - 岩井信一
木谷邦臣 - 和田作次
大木晤郎 - 森久宏
成瀬正孝 - 平田国夫
大前均 - 若杉三郎
汐路章 - 青木彦次郎
北村英三 - 橋詰
堀越光恵 - 弘美
中村英子 - 江奈
太田のり子 - 桃子
池玲子 - 富枝
小田真士 - 児島会会長
名和宏 - 村岡常夫

(映画.com)