アンニョン(^-^)ノ
いつも、ありがとうです
5月19日、この作品を観ました・・・
シンソッキ・ブルース
シンソッキ・ブルース
原題:신석기 블루스
英語題:Shin Suk-ki Blues
中国語題:醜男大翻身
2004年 韓国映画 110分
監督・脚本:キム・ドヒョク
脚本:チョン・ソンフン
PD:ファン・ジウ
助監督:チョン・マンジェ
撮影:ムン・ヨンシク
照明:チョン・ソンチョル
編集:ナム・ナヨン
音楽:チョ・ソンウ
美術:イ・ジョンピル
出演
イ・ソンジェ → シン・ソッキB 国選弁護士
キム・ヒョンジュ → ソ・ジニョン
イ・ジョンヒョク → シン・ソッキA 法務チーム長
キム・チャンワン → ナ・インチョル 弁護士
シニ → ミス・チャン ソッキBの秘書
キム・インテ → ヨム会長 テヤングループ
ナム・ポドン → 繁栄会長
オク・チヨン → オ・ドンミ ジニョンの友人
チョン・ジュファン → アン・ジョンミン弁護士
キム・ヨンジュ → ヨム・ヘジン 室長
ソン・ギユン → 居酒屋/化学工学店/楽器店 主人
チョン・ヘギュン → 隣りの部屋の男 泥棒
キム・ジソン → 隣りの部屋の女 泥棒
イ・スンホ → 裁判長1
ナム・ジョンヒ → ナ・ボンジャ 原告
キム・ギチョン → 大家
キム・スンヒ → タバン(喫茶店) ホステス1
ウォン・エリ → タバン(喫茶店) ホステス2
チェ・ジノ → ジャズカフェ マネジャー
イム・ミジョン → ジャズバンド
友情出演
キム・チョン → ジニョンの母
チェ・ラン → パク室長
特別出演
バブルシスターズ → ジャズカフェ ボーカル
ムン・チョンシク → 屋台男1
チャン・ジェヨン → 屋台男2
※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。
2004年のかなり古い韓国映画。
この作品、韓国映画を観始めた早い段階で存在を知りまして、『シンソッキ・ブルース』ってタイトルは気に入ったけど、予告編から感じたイメージがあまり良くなく、つまらない映画だったらイヤだなあって思って観てなかったんですね。
でも、ブロともさんのいとっペさんがレビューされてて、そうなるともう観なきゃって感じです(≧∇≦)
いとっぺさんのご感想です。是非・・・
月曜日は緊張感が必要だ
軽薄に見られるパステル系や原色の服は着ない
合併や買収が専門の企業弁護士、それが僕
最近の担当はテヤン・グループの事業拡大だ
33歳の今日まで、人生の転機は何度もあり
自分の意思で何でも選ぶことができた
スポーツ選手や音楽の道もあった
でも結局 この道を選んだ
正義に人生を捧げようと思ったが
世の中なんて簡単には変わらない
人生 苦労するのはイヤだね
テヤン・グループの法務チーム長を務めるシン・ソッキは仕事もできるし、トランペットを演奏するし、かっこいいのでモテモテだった。
彼はテヨン・グループ会長の娘であるヨム・ヘジン室長と付き合っていたが(当然、出世のため)、自分に寄ってくる女性にも遊びで手を出すのだった。
受け付けのソ・ジニョンは憧れのソッキと強引にデートするが、ソッキにとって彼女は大勢出会う遊びの相手の一人であり、彼はジニョンが思っていたような男性ではなく冷酷で汚いヤツだった。
「あなたを呪い殺してやるわ天罰を受けて死ねばいい
」
ま、ジニョンの方も無防備に突っ込んで行き過ぎなんですけど(^_^;)
それにしてもシン・ソッキはクズである
深夜、ジニョンと別れたソッキはふと入った店で、〝運勢灰皿〟にコインを投じてみる。
死生有命 富貴在天
―― 死ぬか生きるか 富貴は天のみぞ知る
自分の住まいに帰ろうとしたソッキだが(テヨン・グループの幹部社員は会社のビルに住んでいるそうです)、エレベーターでさえない男と一緒になり、うわ、うっとおしいなあ~とか思ってたらエレベーターが思いっきり垂直落下事故
そんで意識を取り戻すと顔が変わってたので慌てまくるが・・・はい、そうです、二人の男たちは心が入れ替わってたのだった
実は二人は同じ「シン・ソッキ」って名前で二人とも弁護士だったりしたのだが、イケメンのソッキがイケイケの冷酷で超・自己中なのに対して、ブサイクなソッキは気弱でお人好しな人情派でした。
そして元の自分であるイケメン「シン・ソッキ」は事故の怪我で目が覚めず昏睡状態・・・。
とにかく世界は俺のモノ系のイケメンが貧乏で面白い顔のダメ弁護士になったものだから本人には悲劇ですが、うちら観客にはこれほどの喜劇もない。
顔が変わってるので会社にも入れない・・・。
当然、素の自分に戻りたいので必死で〝運勢灰皿〟を探したりするが、ことごとく上手くいかず、このままシン・ソッキは元のシン・ソッキに戻れずシン・ソッキのままなのか
あ~、ややこしい
そしてジニョンは自分が彼を罵倒して呪ったからだと思って罪の意識から会社を欠勤し、解雇されてしまう。
そんなん不当なので、会社と裁判で争うことになり、その弁護を担当するのがシン・ソッキ
私は映画を観る時、先入観が覆ることが多いんですけど、この映画なんてその典型例でしたよ
こんなええ映画やったんか~(≧∇≦)
って思いました。
コメディとしてホントに面白いです。
笑いましたもん。
そして価値観を変えてくれる映画でもあります。
それをごく自然にやってくれてるんですよね。
イケメンでお金をよく稼いでも、いい人とは限らない。
逆にブサイクで貧乏だからってダメだとは限らない。
よくある話しですけど、この映画を観終える頃、本気でそう思ってますから。
ああ、いい映画を観たなあ~って思いますよね。
あと、やっぱり韓国映画らしく、この社会の正義とかも考えさせられるんですよね。
音楽はジャズですか、作品に合ってます
国選弁護士として生真面目に働いてるブサイク「シン・ソッキ」と、彼と心が入れ替わったイヤなヤツのイケメン「シン・ソッキ」を演じるのはイ・ソンジェさん。
私の大好きな出演作は『吠える犬は噛まない』(2000年)、『風林高』(2001年)、『公共の敵』(2002年)です。
いや、この『シンソッキ・ブルース』のイ・ソンジェさん、ホントにイイです。
なんで背の高いイ・ソンジェさんがわざわざ低く見せて、顔まで変えて演じる必要がなどと最初は思ったんですが、まったく新しい役だったのは間違いないようで、予想外なまでにはまり役なんですよね。
素晴らしいイ・ソンジェさん
そして、イケメン「シン・ソッキ」を演じるのはイ・ジョンヒョクさんもはまり役なんだけど、しかしイ・ジョンヒョクさん的にはかなり損な役じゃないかなあ・・・(^_^;)
でも、イ・ジョンヒョクさんは映画ではありふれたイケメン役を演じるイメージじゃないし、逆にこの役を引き受けたイ・ジョンヒョクさんが立派じゃないでしょうか。
イ・ジョンヒョクさんの出演場面は多くなく、前半以外は寝てるだけですかね。
ソ・ジニョンを演じるのはキム・ヒョンジュ。
パク・ヨンハさんと共演した『クリスマスに雪が降れば』(1998年)しか私は観たことがなかったんですが、あの作品でもこの女優さんならでは魅力があって好きでした。
しかし『シンソッキ・ブルース』のキム・ヒョンジェさん、もっとイイですね。
ジニョンは気が焦って結果、心が傷つくんですが、ブサイク「ソッキ」と触れ合ううちに気持ちを新しくしていく。
そこがすごく納得いくんですよ。
ジニョンの物語もすごく良かったです。
ジニョンのお母さんを演じるのはキム・チョンさん。
お母さんは耳が不自由で、優しくて素敵です。
ブサイク「ソッキ」の事務所で働くミス・チャンを演じるのはシニ。
どの映画でも出てるだけで魅力を発する女優さんですね。
『シンソッキ・ブルース』での出演時間は少ないけど、やっぱり期待を裏切らないのだった。
そして二人の「シン・ソッキ」と面識のある先輩弁護士さんですが、『整形外科医』(2013年)の変態殺人整形外科医の人が同じ笑顔で登場してきたので私ゃちょっと慄きましたがな(^_^;)
キム・チャンワンさん、この映画ではいい人の役でした。
あと、ブサイク「ソッキ」の隣の部屋の泥棒はチョン・ヘギュンさんで、やっぱり笑わしてくれますよ~。
キム・ドヒョク監督(向かって右の方)の監督作はこの『シンソッキ・ブルース』1作だけのようです。
こんなにいい映画を監督したのに・・・(観客動員数で振るわなかったからとはいえ)以後、監督してないとか謎やなあ~。
もったいない
また是非、作品を発表してください\(*⌒0⌒)♪
この映画、めっちゃ良かったです、すっごい好きですよ~
観終える頃、ブサイク「シン・ソッキ」がホントに素敵に見えてます。
誰だって好きになるでしょうね。
ラブコメとしても第一級でした
イ・ソンジェさんが本当に良かった
騙されたと思って是非、観てくださいね~
今日もありがとうございます、アンニョン~(^.^/)))
34歳
人生の分かれ道でいくつもの選択をしてきた
もちろん 未練や後悔もある
だけど、前だけを見ようと思う
僕が選んだ僕
シン・ソッキの新しい人生のために
ネタバレ その1
最後のシン・ソッキのためらい、迷いは(ラストを盛り上げるためとはいえ)ちょっと長ったらしいかなあ、と思いました。
そこはもう、手にした〝運勢灰皿〟を見て、微笑むくらいで良かったかもとか・・・。
でも、やっぱりトランペットで終わる完成版で良かったかな。
めでたしめでたし(≧∇≦)
ネタバレ その2
ってゆうか、コラー💥
眠ったままの方のイケメン「シン・ソッキ」はどうなる
寝っぱなしなんかい~
ほったらかしかい~
いや、なんぼなんでもアカンでしょ、それ
ブサイク「ソッキ」は事故前までずっと庶民のために頑張ってきた根っからの善人なわけでしょ~
その人が昏睡状態のままっておかしいでしょ~
いや~、こんな豪快なほったらかしはもう初めてですよ
それとも、最後の方でブサイク「ソッキ」と目が合う車の中のイケメン「ソッキ」は実は目を覚ましたイケメン「ソッキ」なわけ
いや~、ま~さ~か~(^_^;)
ま~、映画では描かれなかったけど目を覚まして、その後はイケメン弁護士として新たない人生を歩みましたとさ、って感じなのかなあ。
いや~、モヤモヤが残る~(>_<)
ま、でも、ホントに楽しい映画だったからええか~(;´∀`)