昨日、4月2日から
公開スタートしましたッ
チャン・ヒョクさんとインドネシアのジョー・タスリム共演による剣劇アクションですね。
うわ~、観たいな~(>_<)
皆さん
観に行ってください
公開中です
3月19日からシネマート新宿さん、シネマート心斎橋さんで、韓国映画の特集上映、「のむコレ番外編」が開催中・・・
「のむコレ番外編 韓国映画チェゲボン トゥクチブ」の開催が決定! (シネマート新宿さん)
のむコレ番外編 韓国映画チェゲボン トゥクチブ (シネマート心斎橋さん)
4月30日
『パーフェクト・バディ 最後の約束』(2019年)のDVD
発売です
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アンニョン・・・(^-^)ノ
いつも、ありがとうです・・・
4月もよろしくお願い致します・・・
この作品を観てきました・・・
上映情報 Theaters
東京都 ユーロスペース 2021年2月27日(土)~
神奈川県 横浜シネマリン 2021年3月27日(土)~
神奈川県 川崎市アートセンター 2021年4月17日(土)~
神奈川県 あつぎのえいがかん kiki 【近日公開】
北海道 シアターキノ 2021年5月8日(土)~
青森県 シネマディクト 2021年5月8日(土)~
青森県 フォーラム八戸 2021年4月2日(金)~
宮城県 フォーラム仙台 2021年4月2日(金)~
山形県 フォーラム山形 2021年3月26日(金)~
山形県 フォーラム東根 2021年4月16日(金)~
福島県 フォーラム福島 2021年4月16日(金)~
栃木県 宇都宮ヒカリ座 2021年5月14日(金)~
栃木県 小山シネマロブレ 2021年3月26日(金)~
群馬県 シネマテークたかさき 【近日公開】
静岡県 シネマイーラ 2021年4月23日(金)~
静岡県 静岡シネ・ギャラリー 2021年4月2日(金)~
愛知県 シネマスコーレ 2021年3月13日(土)~
岐阜県 CINEX 2021年4月10日(土)~
三重県 進富座 2021年4月3日(土)~
長野県 上田映劇 2021年4月17日(土)~
長野県 長野ロキシー 2021年5月8日(土)~
長野県 塩尻・東座 【近日公開】
新潟県 シネウインド 【近日公開】
富山県 ほとり座 【近日公開】
石川県 シネモンド 【近日公開】
京都府 アップリンク京都 2021年3月19日(金)~
大阪府 テアトル梅田 2021年3月19日(金)~
兵庫県 神戸・元町映画館 2021年4月10日(土)~
兵庫県 豊岡劇場 2021年4月16日(金)~
岡山県 シネマ・クレール 【近日公開】
広島県 サロンシネマ 【近日公開】
広島県 シネマ尾道 【近日公開】
山口県 萩ツインシネマ 2021年4月24日(土)~
大分県 シネマ5 2021年3月20日(土)~
大分県 別府ブルーバード劇場 【近日公開】
佐賀県 シアターエンヤ 2021年4月2日(金)~
宮崎県 宮崎キネマ館 2021年5月1日(土)~
熊本県 デンキカン 2021年4月2日(金)~
鹿児島県 ガーデンズシネマ 【近日公開】
沖縄県 桜坂劇場 2021年4月3日(土)~
※ この上映情報はあくまでも公式サイトさんの丸コピなので、観に行かれる時には是非、劇場さんのHPでお確かめくださいまし。
夏時間
原題:남매의여름밤
英語題:Moving On
2019年製作/105分/韓国
監督・脚本・製作:ユン・ダンビ
製作:キム・ギヒョン
撮影:キム・ギヒョン
編集:ウォン・チャンジェ
チェ・ジョンウン - オクジュ
ヤン・フンジュ - ビョンギ(お父さん)
パク・スンジュン - ドンジュ
パク・ヒョニョン - ミジョン(叔母さん)
キム・サンドン - ヨンムク(お祖父さん)
キム・インチョル - 叔父さん(叔母さんの夫)
キム・アンナ - 叔母さんの友だち
イ・ヒョンソ - お母さん
チョン・テソン - オクジュのボーイフレンド
チャン・グニョン - 履き物取引き男
カン・ソグォン - 療養保護司
配給:パンドラ
劇場で観ようかどうしようか考えてた作品なんですが、この4~5月は私の観たい映画も多くないようでしたし、もう一個、理由として新風館さんにオープンしたアップリンク京都さんに行ってみましょうってのもあったんですね。
みなみ会館さんでも現在、『チャンシルさんには福が多いね』や『はちどり』が上映してたりして、京都でも観たいと思えば、韓国映画がいつでも観れるかもしれないですね。
新風館さんは場所は知ってますし前を通ったりもしますが、入った記憶はなかったんですね。
まあ、それは書き出すと時間がアレなんですけど、やっぱりリニューアルってことでその雰囲気が漂ってましたね。
もともとは電話局だったんですか。
やっぱりいい建物ですね。
アップリンク京都さんは地下で、スクリーンは4つですね。
やっぱりきれいな映画館さんでしたね
で、「スクリーン3(44席)」で観たんですがね、スクリーンが近い
そしてスクリーンの位置が高い
ビックリしましたね。
上映が始まるとスクリーンが下がってくるのかと思いましたが、そんなこともないんですよね~。
こうまでスクリーンが高くて近いのも初めてでしたね。
そんなん首がどうかなりそうですが、その代わり、前の人の後頭部がスクリーンに絶対にかぶらないんですね。
他の部屋(スクリーン)は知りませんが、少なくともスクリーン3はそんな構造でした。
だから、席を取る時には後ろの方がいいように思いますし、実際、後ろから埋まっていくように思います。
で、映画が映ると前の方だと下から見上げる形で、四角い画面が歪んで見えるんです。
「歪む」がきつい表現だとすると「変形する」と言い換えてもいい。
おいおい~と残念に思ったんですが、しかし不思議なものですね。
観てる途中から気にならなくなったんですね。
これはこれで映画っぽいぞ~みたいな。
一緒に観に行った友達も同じ感想でしたね。
あと、すごく近くで映画を観るのも悪くないですね。
ユン・ダンビ 윤단비
1990年生まれ。短編“Fireworks”が2015年の第16回大邱独立短編映画祭、2017年の第15回韓国青少年映画祭で上映され注目される。2017年には檀国大学大学院に入学、その長編制作プロジェクトとして本作は制作された。本作はユン監督の初長編作品で、2019年に第24回釜山国際映画祭で上映され、デビュー作ながらNETPAC賞など4冠を獲得する快挙を成し遂げた。
若い監督さんですよね~。
さすがは映画大国、韓国。
もちろん、CGを使いまくったり、カンフーや機関銃乱射もないし、凶悪犯罪も起こらないので、ユン・ダンビ監督のこの映画は静かな作風です。
私もこの7年、韓国映画を観てきた自負もあったんですが、こうまで知ってる俳優さんが出ない韓国映画も珍しい。
そのせいで、非常に映画が生々しいとゆうか、自分と同じ町に暮らす人たちの生活を見てるような気になったんですね。
それは映画を観る上で、いい点でもあったけど、同時にちょっとイヤな気分でもあったんですね。
キレイごとじゃないっちゅうか。
主人公オクジュの気持ちを知る時、この年頃ならそれも無理はないと思うし、若い女の子にそんな気分になってほしくないなあってのもあったんでしょうね。
だから、『夏時間』は人間の人生のありのままがありますよね。
撮影ですけど、素人の見方ですが、観てる時にはホントにカメラ回しっぱなし、みたいな撮影だと思ったんですけど、その生々しさになぜか興奮するんですよね。
興奮とゆうか高ぶるとゆうか・・・それがある種の映画に共通する何かなんですね。
ある夏の夕暮れ
わたしは少し大きな家に引っ越した――
ある日、「大人の事情」のせいで高校生のイ・オクジュは弟のドンジュと父親に連れられて、夏休みの間、おじいさんの家で暮らすことになるんですね。
ハッキリわかりませんが、どうもお父さんは「事業に失敗した」ようです。
お父さんはもちろん悪い人ではないけど、仕事面では「ダメな人」の印象です。
私が見落としたのかもしれないけど、お父さんがお母さんと別れた理由もハッキリしなかったような・・・
おじいさんはかなり高齢で、あまり体調も良くなく、また話しかけても反応がないので、息子や孫たちが来てても嬉しいのかどうなのかがわからない。
私は「しにくい人やな~」と思いましたね(^_^;)
普段から会話を大事に思うのでね。
まあ、おじいさんがどんな人なのかは、また映画を観てもらって。
おじいさんの家は古い洋館で、階段の位置がけっこう笑えるんですけど、あれは据付の家具か何かに見せかけるためなのだろうか。
いや、おじいさんの家、かっこいいんですよ。
庭もあって、おじいさんはそこで野菜を育ててはったようです。
弟のドンジュは小学生の男の子ですのですぐにおじいさんの家に馴染みましたけどね、寝る段階になると、姉と弟でお決まりの、誰がどの部屋で寝るかでもめたりしてますね。
結局、二階はオクジュが使うことになるんですけどね。
女の子ですしね。
さっき、キャストは知らない人ばかりって書きましたけどね、実は知ってた女優さが一人出てて、お父さんの妹さん、オクジュたちの叔母さん、ミジョンを演じるのがパク・ヒョン二ョンさんなんですね。
『殺人の追憶』(2003年)なんかでも短い出番ながら印象的な方ですし、最近では『私と猫のサランヘヨ』(2019年)もありましたよね。
この叔母さんもおじいさんの家に来ましてね、久しぶりだったんだけどオクジュとは仲もいいし、何となくちょっと賑やかになる。
そして夏時間が過ぎていくんですね。
おじいさんご自身はお仕事で成功されてお金も貯められたのかもしれませんが、オクジュのお父さんはけっこうな歳なんだけど、不安定な人みたいだし(けど、次の仕事に就くため、勉強をしてはる)、叔母さんも順調とは言えず、オクジュにはいろいろ見極める目を養ってほしかったりする。
10代の少女オクジュが主人公ですが、映画は彼女の視点だけではありません。
お父さんや叔母さんしか出てない(つまりオクジュがいない)場面もありますね。
弟のドンジュは、お父さんと別れたお母さんに会うことに抵抗ないどころか、積極的に会いたいんですけど、オクジュは会いたくはないし、弟にもそんなふうに楽しげにお母さんと会ってほしくはない。
また叔母さんが夫と会いたくないことにも理由がある。
叔母さん、夫とはもう無理って感じなんですよね。
そのへん、10代の女の子にとっては知りたくないこともでもあるし、苛立ちも感じるでしょう。
人間、別に大人になっても完璧ではない。
オクジュには彼氏
とにかく好きな男の子がいて、彼と会う時、楽しくも感じるのですが。
日本では『夏時間』ってタイトルですけど、、原題は、『남매의여름밤』で『姉弟の夏の夜』って題だそうです。
英語の題は『Moving On』でさらにわからない。
「あいち国際女性映画祭(2020年)」で上映された時のタイトルは『ハラボジの家』で、このタイトル、いいと思うんですね。
私としては『おじいさんの家』って題名が良かったと考えました。
韓国映画には『おばあちゃんの家』(2002年)って傑作もありますが、観比べると面白いかもしれないですね。
観る前は、もっと郷愁、ノスタルジー系のハートウォーミングな映画かなと予想してたんですが、それもあるかもしれないけど、またちょっと違う感じに思いました。
結果としてよくわからなかったんですけど、「この映画はこう」って感じに一言では言えないですね。
観てる間、けっこう辛かったですね。
オクジュの家庭は経済的に困窮してて、それについて考えないとしょうがない局面があるんですね。
弟くんはまだ小さいので無邪気なものですがオクジュはそれに気づきもするし、苛立ちも感じて「なぜ」と疑問に思ったことでしょうね。
原因はお父さんが頼りなかったことなんですが、それを見るのが辛かったんですよね。
経済的に安定してない人に子どもを作る権利はないし、お金の心配をしているうちは親になる資格もない ―― そんなイヤな感じの「まっとうなルール」を考えてしまいそうになり、その気分がとてもイヤだった。
特に、親を批判して、それが子どもを聞いたら・・・と考えると暗澹とした気分になる。
世の中、人のことをアレコレ言うのは簡単だけど、やっぱり誰しも人を批判できるほど偉くもない。
『パラサイト 半地下の家族』(2019年)を観た時、感想も二転三転して、結果としてそれが非常に私を苦しめましたけど、それ以後、私はさらにわからないことが増えたように思う。
やはり「これはこう」と割り切るのは困難なようです。
おじいさんが生きているのに、すでに家のことをどうするのかとかお父さんと叔母さんが話してる場面はきつかったですわ~。
見たくないなあ。
しかもそのあと、チャッカリ家を買いたい人を案内してるし
『夏時間』は『はちどり』(2018年)が例示されてますけど(女性監督、十代の少女たちが主人公、などでしょう)、私は『夏時間』を観ている間、『はちどり』のことは思い出したりしなかったんですね。
でも今、映画は違うけど、確かにそれぞれの映画の主人公たちの境遇には共通点があると思いました。
それは経済的に豊かではない家庭の子ってことでですね。
もちろん、経済的に豊かではない家庭の子だけが不幸なわけじゃないと思いますけど、なぜ彼女たちが映画の主人公になるのか、と。
『夏時間』は不幸せな境遇と戦う子どもたちの映画でもないし、大人も意外と不完全で、子どもの目かから見ると汚れていると感じられるものだって映画なのかもしれません。
そして、どんなふうに老い、どんな日が来るのかを知る映画なのかも。
そういえば、思い出しました、私にもそんなふうに感じられた時があったし、家族と過ごす中で人の人生とはどんなものなのか、考えていたことを。
家族愛の映画で、家族をすごく肯定してる雰囲気もなかったんですけど、でもごはんの時とか、なんか楽しい時間もあって、何かあった時、家族だから収まるってのもありますよね。
いつもいるからわからへんけど。
あまり感情を見せないオクジュの感情の噴出は、今いない家族に対してだったのは間違いないでしょうね。
パンフレットが発売されてて、700円(税込)でしたよ。
・ コメント
・ イントロダクション
・ ものがたり
・ ユン・ダンビ監督 インタビュー
・ レヴュー 久保玲子 (映画ライター)
・ キャスト
・ 作品データ
ちょっともの足りないかなあ、と思いますが、監督のインタビューと久保玲子さんのレヴューがあるのが嬉しかったです。
キャストのプロフィールや写真もいろいろありますしね。
いろいろ書いてきましたけど、この映画、私には「書けない映画」でした。
私はどうしても文字・文章の頭なので・・・。
漢字は読めない・書けないんですけどね。
キレイごとの映画ではないのですが、画は美しい映画です。
ごく普通の世界の、ごく普通の女の子が経験する夏時間の映画。
私は最近、映画を深く観る能力が自分にはないのではないかとかなり思えてきて、それが心細くもありますし、特に脚本も兼ねる監督さんには申し訳ない気持ちさえしてますが、しかし、面白いと思ったのだから、それだけでも充分、良かったんじゃないかと思います。
映画としては、すごく高度なんじゃないかと思いました。
このタイプの「十代のひと夏」系の映画の中でも突出して完成度が高いとゆうか、映画文化の進化・深化を感じすぎるほど感じますよね。
韓国映画の中でもそうとう際立って静かな映画でしょ。
静かとゆうか・・・無理に劇的にしてないとゆうか、とにかくまた違いますよね。
口論とか姉弟ケンカはありますけどね。
オススメ度は高いけど、まず、このタイプのより芸術的な、アートシアター系の作品を好きな人向きだと思うんですよね。
おそらく低予算でしょうし、前述の通り、キャストは超・地味ですし、娯楽映画とは言えないんじゃないかなあ。
でも、面白いですよ。
しかも、かなり万国共通なんですよ、話しが。
セリフが日本語だったら日本の映画みたいでしたよ。
私としては観てみられることをオススメしますよ~。
是非(´∀`*)
でわ、今日も最後まで、おおきに、ありがとうさんでした・・・