2月12日から
公開スタートです
オム・ジョンファ&パク・ソンウン主演のコメディですね
是非、多くの方々に楽しんでいただきたいのですヾ(*´∀`*)ノ
アンニョン(^-^)ノ
いつもありがとうです
この作品を観てきました・・・
男はその日なぜ
大統領を暗殺したのか。
KCIA 南山の部長たち
ウ・ミンホ監督の5番目の長編映画で、『インサイダーズ 内部者たち』(2015年)、『麻薬王』(2018年)に次ぐ「欲望3部作」の最後の作品である、とのことです。
私は『麻薬王』を観てないので何とも言えませんが、「欲望」・・・そうなのか。
イ・ビョンホン主演で『南山(ナムサン)の部長たち』が映画になると知って、ぼんやりと内容を想像してました。
つまりイム・チャンサン監督の『大統領の理髪師』(2004年)であり、イム・サンス監督の『ユゴ 大統領有故』(2005年)と時代的に重なる映画なんだろうと思ってました。
結果として当然ですが違う映画だったんだけど、なぜかオーバーラップする場面があったんですよね。
大統領が理髪師に顔を剃られてる場面とか、青瓦台のある街を戦車が走ってたり。
特に『ユゴ』は観ておくと『南山の部長たち』を観る時の助けになりますよね。
登場人物の関係とかで。
その分、何が起こるのかを知ってから観ることになるけど、でも、ウ・ミンホ監督も当然、『ユゴ』の存在は意識されてたでしょうし、『ユゴ』と同じことをやるつもりはなかったと思いますよ。
映画としては、実話を基にした実録サスペンスってことで、1990年から1992年にかけて「東亜日報」に連載された金忠植(キム・チュンシク)先生によるノンフィクション文学がベースってことですね。
歴史的事実はそのままに、その間の知られていない隠された謎な時を、映画的に創作して埋めているって感じなのかなあ、と思いました。
金忠植先生の『実録KCIA―「南山と呼ばれた男たち」』は日本でも出版されてたんですが現在、思いっきり絶版状態ですね。
映画をきっかけにまた出版されたりしないのでしょうかね。
正直、私には難しいところも多かったです。
一回、観ただけだけど、よくわからないところも多いですね。
私はここ数年、ずっと韓国映画を観てきたけど、それは映画を観て得た知識なので・・・。
でも、『南山の部長たち』、それでも非常に面白いんですよ。
これは別に実際の歴史などを知らなくっても映画として楽しめるんだと思います。
公式サイトのストーリーだけ読んでおかれたら大丈夫でしょう。
あと、主要登場人物のキャストと名前を覚えておかれたらいいかもしれない。
STORY
1979年10月26日、大韓民国大統領直属の諜報機関である中央情報部(通称:KCIA)部長キム・ギュピョンが大統領を射殺した。大統領に次ぐ強大な権力と情報を握っていたとも言われるKCIAのトップがなぜ?さかのぼること40日前、KCIA元部長パク・ヨンガクが亡命先であるアメリカの下院議会聴聞会で韓国大統領の腐敗を告発する証言を行った。更には回顧録を執筆中だともいう。激怒した大統領に事態の収拾を命じられたキム部長は、アメリカに渡り、かつての友人でもある裏切り者ヨンガクに接触する。それが、やがて自らの運命をも狂わせる哀しき暗闘の幕開けとも知らず・・・。(公式サイトさん)
すごく興奮したのが、1979年っちゅう時代の再現度が高い
いや、そんなもん私が知ってるわけないんですが、やっぱり韓国映画を観てるから、なんとなく時代考証とやらが気になるんでしょうね。
そういった意味ではこの映画は、それだけでも観てて面白かったですよ。
私思うに隅から隅まで映画の間中、1979年が再現されてましたよね。
それはもう、すごく讃えたいと思いましたよ。
米国とフランスはロケなんだと思うんですけど、その外国の風景までも1979年に見えたもん。
あと、ちょっと把握できなかったんだけど、日本の雑誌とかが映って、日本もちょっと関係してたのかな。
大統領と中央情報部キム・ギュピョン部長が「マッサ」を飲みながら、「あの頃は、良かったな~」とか日本語で言い合うのもあり、それは二人が日帝植民地時代を経験してるってことなんでしょう。
こうやって公開中の映画について書かせてもらう時、どこまで書いてええもんなんか、いろいろ考えます。
まあ、自分だったら詳しく知りたくないと思う方なのでね。
どっちにしても『南山の部長たち』は私には難しすぎて、そんなにいろいろ書けそうもない(^_^;)
そうで何よりですけどね。
ま、40日間の積み重ねが、ドンと弾ける映画ですが、映画としては非常にサスペンス度が高いんとちゃいますか。
途中で思い出したのはスティーヴン・スピルバーグ監督の『ミュンヘン』(2005年)でした。
なんで思い出したのかは書かないけど、フッと浮かびましたよね。
しかし、キム・ギュピョン部長が部下と計画を立てるシーンがなかったように思うんですね。
それがちょっと私にはわからなかった。
だからまた今、もう一回、観たくなってます。
及び、キム・ギュピョン部長と元中央情報部の友人だったパク・ヨンガクの関係ですね。
そこが少し混乱しましたので、もう一回、観て把握したい。
あと、イアーゴーですか、シェイクスピアの悲劇、『オセロ』(1602年)もセリフに出てきますけど、よくわからず
『オセロ』を読み返して、また挑戦したいんですよね。
KCIA=中央情報部=南山の部長、キム・ギュピョンを演じたイ・ビョンホン、やはり名優です。
第56回百想芸術大賞・男性・映画部門・最優秀演技賞受賞も当然です。
イ・ビョンホンさんももう、あんまりアクションとかそっち系はやらないかもしれないけど(そう考えるとトム・クルーズも凄い)、まだまだやることは多いですね。
キム・ギュピョンがあまりにも私と共通する立場にないので、何を考えてるのかわからないところも多いんですが、一つ、「嫉妬感覚」みたいのはよくわかったかなあ~。
それも原因の一つですね。
愛憎っぽい感情はひしひしと感じましたよね。
かっこいい役ではないけど、一瞬、一瞬の表情が胸に迫ります~。
パク大統領役のイ・ソンミンさん・・・これまでイ・ソンミンさんの演技を見てきたからこそ、この映画を観てて偉大な俳優だと思い知りましたね。
ホントに1作、1作、凄いです。
一つ、私はもしかしたら、若き日の朴 槿恵(パク・クネ)前大統領(に該当するキャラクター)が出てこられるかもと思ってたんですが、それはなしでしたね。
大統領の家族(この映画の時点で奥様は亡くなられてる)や、私生活は描かれず。
元中央情報部部長、パク・ヨンガクを演じたクァク・ドウォンさん。
大きな役でした。
他のキャラに比べると人間らしいかな。
警護室長クァク・サンチョンを演じたイ・ヒジュンさん・・・体重増加にビックリです。
デカくなってるΣ(゚д゚;)
25kg以上増量ですか・・・お顔が膨らんでるのでホントに増やしたんでしょうね~。
イ・ヒジュンさんって軽いイメージもあったけど、重くなってました~。
デボラ・シムを演じるキム・ソジンさん・・・。
「ロビイスト」ですか、ちょっと立場とゆうか職業がわかりにくいんですが、まあ、こんな感じかな、と思ってました。
キム・ソジンさんも毎回、ぜんぜん違いますよね~。
この映画のキム・ソジンさん、ホントにきれいだと思いました。
パンフレットは880円(税込)です。
うん、高い。
高いけれども高いだけはあるパンフレットでした。
キャストや原作者の短いインタビューとか、監督のインタビュー、そして秋月望先生(明治学院大学名誉教授)のコラム、岡本敦史先生(ライター)のレビュー、それからKCIAの歴史年表も掲載されてます。
値打ちがありましたわ~(≧∇≦)
ウ・ミンホ監督のこれまでの作品はこの4作品・・・。
『破壊された男』 (2010年)
『スパイな奴ら』 (2012年)
『インサイダーズ/内部者たち』 (2015年)
『麻薬王』 (2018年)
『インサイダーズ』を観た時、凄いと思いましたが、『南山の部長たち』の方が絶対にいいですよね。
『インサイダーズ』だってホントに凄い映画だったけど。
キム・ミョンミンさんが主演した初期の2作、『破壊された男』や『スパイな奴ら』も良かったけど・・・やっぱり『南山の部長たち』の完成度が最高に凄いと思います。
このジャンルの映画では私になんかエエこと書けそうもないのでこのへんにさしてもろて~ヾ(´▽`;)ゝ
韓国のこの時代の歴史を知らなくても大丈夫ですよね。
前半ですぐにわかってくるんちゃいますか。
真の映画ファンにこそ観ていただきたい映画だと思いました。
せっかくだから劇場で観られることをオススメしたいです。
是非、観に行ってください
でわ、1月もお世話になりました~
2月もよろしくです~、アンニョン~☆⌒(*^-゜)v
KCIA 南山の部長たち
原題:남산의 부장들
韓国語題:The Man Standing Next
(2020年、韓国映画、114分、PG12)
監督・脚本:ウ・ミノ
脚本:イ・ジミン
原作:キム・チュンシク 「実録KCIA 『南山と呼ばれた男たち』」
PD:キム・ジヌ
助監督:キム・ジンソク
撮影:コ・ナクソン
照明:イ・スンビン
編集:チョン・ジウン
音楽:チョ・ヨンウク
美術チョ・ファソン、パク・キュビン
武術:ユ・サンソプ、チョン・ウジェ
出演
イ・ビョンホン → キム・ギュピョン(金規泙) 中央情報部長
イ・ソンミン → パク・トン 大統領
カク・トウォン → パク・ヨンガク 前中央情報部長
イ・ヒジュン → カク・サンチョン 警護室長
キム・ソジン → デボラ・シム
ソ・ヒョヌ → チョン・ドゥヒョク
チ・ヒョンジュン → ハム・デヨン
パク・ソングン → カン・チャンス
パク・チイル → 秘書室長
イ・テヒョン → ユ・ドンフン
チュ・ソクテ → シン・イクチ
イ・ドグク → 儀式課長
キム・スンフン → イム教授
キム・ミンサン → 参謀総長
イ・ヤンヒ → キム議員
チョン・ミヒョン → 女性歌手
チョ・ヘジュ → 女子大生
キム・ミョンソン → チャンマダム
イ・ハヨン → チャグンマダム
特別出演
キム・ホンパ → ユン大使
※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。
配給:クロックワークス