グリーン・インフェルノ (2013年) イーライ・ロス監督 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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昨日、私がこの本をアマゾンさんで注文確定したら、「2月9日火曜日に到着予定」でした。

私は本やCD、DVDだったら届くのが遅くなっても気にならない方だし、(これまでの経験から予想して)きっと2月9日よりも早く届くと思うので、別にいいんですけどね。

 

ただ、アマゾンさんのこの本の商品ページではなぜか、配送料¥257がかかる¥2,715の商品が大きく表示されてるのでご注意ください。

早く届くのかもしれませんが、1000円くらい高いものです。

 

これ、トラブルになりそうに思うのだけど汗

 

私は「新品」をクリックして、「Amazon.co.jp」さんの方で「新品 ¥1,980」を購入させていただきました。

 

ご存知のことだと思いますが、念のためですねこへび

 

 

 

 

 

え~、今日、書かせてもらう映画は、「怖い映画」、「残酷な映画」です。

 

まあ、残酷なことで有名な映画だと思うんですけど、だから苦手な方はご注意ください。

 

でも、うちの書き方では、怖くなくぼやかして書くし、まだ観てない人の参考になるようなことを書きますので、観ようかと思ってる人は読んでみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グリーン・インフェルノ

 


グリーン・インフェルノ

原題:The Green Inferno
韓国語題:그린 인페르노
中国語題:绿色地狱

2013年製作/101分/R18+/アメリカ・チリ合作

監督・製作・原案・脚本:イーライ・ロス
製作:ミゲル・アセンシオ・ジャマス、ニコラス・ロペス、クリストファー・ウッドロウ、モリー・コナーズ
製作総指揮:マリア・セストーン、サラ・ジョンソン・リードリヒ、ホイト・デビッド・モーガン、ジェイソン・ブラム
脚本:ギレルモ・アモエド
撮影:アントニオ・クエルチャ
美術:フェルナンド・アレ、ニコラス・トン
編集:エルネスト・ディアス
音楽:マヌエル・リベイロ

ロレンツァ・イッツォ ジャスティン
アリエル・レビ アレハンドロ
ダリル・サバラ ラース
カービー・ブリス・ブラントン エイミー
スカイ・フェレイラ ケイシー
マグダ・アパノビッチ サマンサ
ニコラス・マルティネス ダニエル
アーロン・バーンズ ジョナ
イグナシオ・アラマンド
ラモン・ラオラ
リチャード・バージ

配給:ポニーキャニオン

Lorenza Izzo as Justine
Ariel Levy as Alejandro
Daryl Sabara as Lars
Kirby Bliss Blanton as Amy
Magda Apanowicz as Samantha
Sky Ferreira as Kaycee
Nicolás Martínez as Daniel
Aaron Burns as Jonah
Ignacia Allamand as Kara
Ramón Llao as The Bald Headhunter
Richard Burgi as Charles
Matías López as Carlos Lincones
Antonieta Pari as The Village Elder
Percy Chumbe as Militia Leader
Paz Bascuñán as Lucia (voice)


解説: 「ホステル」の鬼才イーライ・ロスが、1981年製作のルッジェロ・デオダート監督作「食人族」をモチーフに、アマゾン奥地で食人族に捕らわれた若者たちの壮絶な運命を残酷描写満載で描いたホラー。森林伐採の不正を暴くためアマゾンを訪れた環境活動家の学生たち。過激な活動が問題となり強制送還されることになるが、帰りの飛行機にエンジントラブルが起こりジャングルに墜落してしまう。なんとか生き延びたものの、そこで彼らを待ち受けていたのは人間を食べる習慣を持つ食人族だった。学生たちは食人族に捕らえられ、次々と餌食になっていく。出演はロス監督の妻である女優ロレンツァ・イッツォ、「アフターショック」のアリエル・レビ。(映画.com)

 

 

前に書きました通り、韓国のホラー映画、『霊 リョン』(2004年)を観て震え上がってから、それまで好きだったホラー映画が怖くって観れなくなりました。

でも、時々、観たい気分になる時もありますし、少しずつ観てはいます。

 

私、数年前に「特製なつみちゃんゴム人形」がオマケで付いてる『着信アリ 初回生産限定版3枚組』なんてものをブックオフさんの500円コーナーで見つけて買ったりしたんですが結局、怖くって観れないとゆう宝の持ちぐされです。

 

で、私、この1年くらい、けっこう精神的に辛いんですね。

いや、人様以上に不幸だとか泣き言は言いませんが、きついなあ、と感じてます。

思うにそんな時こそ、ホラー映画を観て、自分はまだ恵まれている、と感じた方がいいようにも思います。

ホラー映画にはそんな良さがあると思うんですわ。

 

で、『新 感染半島 ファイナル・ステージ』(2020年)を観て、またちょっとゾンビ系に惹かれて作品を物色してはいるんだけど、どうにも観たい映画がない。

私にとってはあくまでも『ワールド・ウォーZ』(2013年)の、あの圧倒的なヴィジュアルがゾンビ映画としての基準になってるんですね(続編は無理なのだろうか)。

だから、あの規模のゾンビ映画を本気で望んでるわけです。

 

まあ、しかし、ブロともさんオススメのゾンビ映画を教えていただけたら観るのにやぶさかではないのですが・・・。

 

ゾンビもですが、また、いい「UMA映画」、及び、いい「獣害映画」が観たい気持ちもあります。

 

しかし、知識もなく・・・観たい映画もなく・・・。

 

そんな中、怖い映画のカテゴリーで1作、いつも気になる映画がありました。

 

イーライ・ロス監督の『グリーン・インフェルノ』です。

 

ああ、どんな映画なのだろう、観たい・・・と思うのですが、私の心の声が、そんな映画、観たらアカンとも囁くのです。

何とも、後ろめたい・・・観るのにためらいのある、ああ、『グリーン・インフェルノ』。

 

しかし前述の通り、気も滅入ってるので、そうゆう時には思いっきり凄惨な恐怖の映画を観て自分の幸せを再確認したい――そう思い、意を決してついに観ることにしました。

 

前半は不安を感じつつも非常にいい感じです。

いきなり怖くなる映画もいいけど、タメがある映画も素晴らしい。

 

大学1年生のジャスティンは、アレハンドロを中心とした学生の社会活動グループに興味を持つようになる。

このグループは、石油化学会社が未接触部族のヤハ族が暮らす森林を開発するのを阻止するため、アマゾンの熱帯雨林へ行く計画を立てている。

彼らはスマホで森林伐採の作業を撮影し、その映像をストリーム中継することで告発することを企画していた。

ジャスティンはお父さんが国連の弁護士でもあるし、大学の授業で女性性器切除(FGM)について知ったこともあり、参加することにするんですね。

 

前半が退屈って意見もあるようだけど、私はこの前半がとても好きでした。

なぜって自分がジャスティンの立場になれますからね。

 

ジャスティンは新しく知り合った年上の人たちとペルー経由で現地に到着。

そりゃもう心配ではあるけど、慣れてる人もいるし、アレハンドロも自信たっぷりだし。

 

しかし、計画が成功してさあ帰ろうとしていたその時――。

 

って感じです。

あとは触れませんね。

 

 

正直な感想を書きます。

 

思っていたよりもぜんぜん怖くないんですね。

「怖さ」をなぜか感じない。

 

しかし画面では目を覆うような残酷が展開されます。

うわ~汗と思いました。

これはちょっとかなわん、と。

 

しかし、怖さでおかしくなるってことはない。

 

ホラー映画って感じではないなあ・・・。

ホラーとしてはホラーに欠けている。

 

以前、ブログで書きましたけど同じタイプの怖い映画、トマホーク ガンマンvs食人族(2015年)を観た時のような、気の遠くなってしまうような恐怖はついにありませんでした。

 

 

確実に怖くておかしくなりそうだったのは『トマホーク』の方。

 

もちろん不快感や嫌悪感は凄かったですよ。

何回もおえ~とかなりましたし。

 

でも、映画でそういった残酷を見るのはいいことでもあると私は思ってるので。

 

むしろ、『グリーン・インフェルノ』は映画としての完成度の高さを賞賛するような気持ちでした。

 

ヤハ族の人たちが「普通の人」なのがいいですね。

そりゃ、あの、リーダー的な顔が黄色い人と、オバハンは怖いですよ。

 

でも、それ以外の人たちって、意外と普通っぽいんですよね。

日常的とゆうか。

 

ヤハ族を演じた人たちは、どこまでわかって演ってるのだろうか。

俳優さん・・・だとは思えなかったけど、すごく自然な演技。

 

残酷描写の作り方も上手いけど、やっぱりイーライ・ロスの演出は緻密なんだろう、きっと。

 

余談ですが、これ系の文学でジャック・ケッチャムの作品もありますが、私、やっぱり怖くて読めないでいます(^_^;)

 

 

イーライ・ロス監督の映画はほとんど観ていませんね。

むしろタランティーノ監督の映画に出演してる人の印象が強いです。

 

しかし、『ホステル』(2005年)とその続編である『ホステル2』(2007年)は観てました。

 

不思議なことに1作目の『ホステル』のことはぜんぜん覚えてません。

どんな話だったかは覚えてるけど絵が浮かばない。

覚えてるのは2作目で主人公の女の子がいい感じのスパに入ってたのと、その目からウロコな結末だけです。

 

あと、製作と脚本を担当された『アイアン・フィスト』(2012年)も観てますね。

 

 

観てて最後まで後ろめたさがありましたが、イーライ・ロス監督が選んだテーマは、それを和らげるものだったと思います。

未接触部族への偏見や先入観を持ってしまう人が出ても仕方がないような内容だけど、映画が表現するテーマは、何らかのモラルに裏付けられたものではないでしょうか。

 

まあ、そうすると今度は環境活動などで行動する人たちに対する偏見や先入観が生まれるわけですが、映画を観てると、中にはあるかもしれないとは思いました。

 

結末はちょっと、わからなかったんですが・・・ジャスティンは仲間を殺害したヤハ族の人たちよりもアレハンドロや、環境破壊する人たちの方に怒りを感じた、ってことなのだろうか。

 

アレハンドロのその後もよくわからないけど(男性がいなくなったので彼がいることになったのだろうかはてなマーク)。

 

わからないなりに、何となく納得のラストでした。

 

で、ああゆう終わり方だと、気分悪く観終えずにすむわけですよね。

 

もっとムチャクチャな、もっと理解を超えてくる、もっと非・映画的な、もっと理不尽な世界にできたかもしれないんですが、イーライ・ロス監督はキッチリした映画にしたんだと思いました。

 

だから、その完成した映画が観終えて安心できたとゆうか、一種の感動もあったんですね。

それはやっぱり卓越した映画作家の作品だったんです。

 

とにかく、これはとてもいい映画だと思いました。

ああ、観て良かった、『グリーン・インフェルノ』・・・と思った。

 

でも、怖くなかったし、後味の悪さにも欠けていたように思いました。

 

 

それにしてもスカイ・フェレイラ演じるケイシーと、ヒロインであるジャスティンの最初の方の会話が素晴らしかったです。

ケイシーはジャスティンが止めなければ、ホントに活動家たちに何かをやったのだろうか、とか。

 

ジャスティンを演じたロレンツァ・イッツォの演技も素晴らしかったし、ジャスティンのキャラクターもとても良かったです。

 

観たあとで知ってビックリしたんですが、キャストの一人は『スパイ・キッズ』シリーズ(2001年~)のジェニ・コルテス役だったダリル・サバラなんですよねあせる

なんでまたあせる

 

この映画を観るのを躊躇してられる皆様――もしも人間がバラバラにされて食べられてしまうのをじっくり撮してるのに耐えられるのなら、観てみられてはいかがでしょうかね(^_^;)

 

でわ、今日もおおきに、ありがとうさんです・・・アンニョン~(^.^/)))