韓国映画 ピーターパンの公式 2005年 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

劇場で公開される韓国映画ですが

11月27日から、この映画が公開スタートですNEW

 

君の誕生日

 

映画 『君の誕生日』 公式サイト

 

ソル・ギョングとチョン・ドヨンという韓国映画界を代表する演技派の2人が、「私にも妻がいたらいいのに」以来18年ぶりに共演し、夫婦役を演じたドラマ。2014年に韓国で起こったセウォル号沈没事故を初めて正面から題材に取り上げた作品、です。

 

 

 

同じ27日、東京 ヒューマントラストシネマ渋谷さんと 大阪 シネ・リーブル梅田さんで開催される「ワールド・エクストリーム・シネマ2020」さんでも、韓国映画、『真犯人』(2019年)が上映されますねNEW

 

真犯人

 

「ワールド・エクストリーム・シネマ2020」公式サイト

 

主演はソン・セビョク、そしてユソン。

不可解な殺人事件をきっかけに運命を狂わされていく男女の姿を描いた韓国製ミステリー、だそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンニョン~(^-^)ノ

いつも、ありがとうです~キスマーク

 

昨日、23日ですが、この作品を観ました・・・カチンコ

 

 

 

 

 

 

 

ピーターパンの公式

 

 

ピーターパンの公式
原題:피터팬의 공식
英語題:The Peter Pan Formula


(2005年、韓国映画)
上映時間:108分
日本版DVD:110分


監督・脚本:チョ・チャンホ
撮影:キム・ヨンチョル
音楽:キム・ミョンジョン

出演
オン・ジュワン → キム・ハンス 高校生
キム・ホジョン → ユ・イニ 女子高音楽教師
オク・チヨン → ユン・ミジン 大学生
パク・ミンジ → ミンジ イニの夫の娘
ソン・ヒスン → 母
パク・ヨンジン → 父
イ・ジュソク → イニの夫
チョ・ソンハ → パクコーチ
キム・ミソン → 担任
チャン・ジウ → ヨンチョル
パク・チンス → ジヨン

カンヌン(江陵)明倫高等学校2学年 → 学友たち クラスの子供たち

ナウォリ → 垣根の猫
パク・チヒ → ピアノ演奏代役

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

 

この4日間で韓国映画を3作、観ましたが、そのうちの2作は、ブログに書く上では、私には「書くのが難しい映画」でした。

『デジャブ』(2018年)はまだずっとわかりやすかったし、「書ける映画」だったと思います。

 

『ピーターパンの公式』は2005年とかなり前の映画ですね。

私もいつかは観る予定の映画だったので観たわけですが、正直、よくわからなかったんです。

今でも「これはどういった映画なんだろうはてなマーク」と思ってますが、そのわからないままにでも、早めに書いておいた方がいいかな、と思いました。

 

 

DVDのジャケットの裏にあるあらすじを読んで、「年上の人妻に恋愛感情を抱く男子高校生」の青春映画かと思ったんですが・・・たしかに、そういった側面もあるんだけど、私が想像した映画とはかなり違いましたね。

 

あんまり、そうゆう甘酸っぱい系やと予想されない方がいいと思う。

 

前半、途中で何度か「ええ~ビックリマーク(◎o◎;)ビックリマークあせる」と驚きましたよ。

今にして思えば監督さんが観客をビックリさせようとしたんじゃないかと思いますけど。

 

オン・ジュワンが演じた主人公の役を、日本の若手俳優やアイドルが演じたら大騒ぎになるんじゃないですか、マイナス方向に。

騒然!!みたいなはてなマーク

 

映画の内容的にあからさまな、性的な場面が多かったです。

私は言葉を選んで書きますが、念のため、ご注意ください。

 

輝国山人さんの方にあるあらすじには「身体はすっかり育ったのに、心はまだ少年の19歳ハンスが、身体と心で体験する可愛くて痛ましい成長痛に関する物語」ってありますけど、「可愛くて」はまた違うと思うんですけどね。

 

 

※ 途中まで内容に深く触れています。観る予定の方はご注意くださるよう、お願い致します。

海辺の小都市で母(ソン・ヒスン)と二人で暮らしている高校3年生のキム・ハンス(オン・ジュワン)。

彼は水泳部に所属していて、水泳で努力すれば大学進学できる記録の持ち主で、コーチ(チョ・ソンハ)からも期待されていたが、突然、「やめてやる アジア最高記録が精一杯だ」と叫んで、水泳をやめてしまう。

 

 

授業中、担任の先生が教室に現れ、ハンスに母親が自殺を図ったことを告げる。

母親は殺虫剤を飲み、一命は取り留めたが、脳に損傷が残った可能性があり、意識は戻っていない。

 

人生が虚しかった

私の人生は恥じることばかりだった

愛する息子 ごめん 分かっておくれ

必要かと思い 父親の住所を残すわ

 

母の遺書にはこうあった。

 

 

次の日、隣の家に新しい家族が引っ越してきていた。

夫婦の妻ユ・インヒ(キム・ホジョン)は女子高の音楽教師で、ピアノを弾いている。

 

人妻のインヒを演じるキム・ホジュンさんは、『ほえる犬は噛まない』(2000年)のイ・ソンジェさんの奥さま、そして『春が来れば』(2004年)ではチェ・ミンシクさんの恋人役、『楽しき人生』(2007年)ではチョン・ジニョンさんの奥さま役でした。

 

母親の意識は戻らず、ハンスは一人で世話を続けざるをえなくなる。

彼に水泳部に戻ってほしいコーチや部員たちはいろいろ考えて必死で説得するが、ハンスは水泳部に戻る気はない。

 

母親が眠る病院の相部屋のお向かいに、ハンスの母親と同じような病状の女性が寝ているが、その娘、大学生のミジン(オク・チヨン)もハンスと同じように病院に通い、夜、彼女の母の世話をしている。

ミジンが意識がない母親に声をかけているのを見て、ハンスも真似してみるのだった。

 

 

朝、ハンスは出勤する隣のインヒの「うなじ」に目を奪われる。

 

ハンスは担任の先生に、学校は嫌いだから退学したいと言うが、先生も水泳部のコーチも退学しないでほしいのだった。

かといって積極的にハンスを助けてくれるわけでもない。

 

母親の入院費などが重さみ、ハンスにまた借金の重荷が増える。

母親は貯金をほとんど残していなかった。

ハンスは自分がこれまでに獲得したメダルやトロフィー、そして母親のアクセサリーをお金に換えようとしたが、お店の方で引き取ってもらえなかった。

 

ハンスが夜、病院へ行くと、近くの林で大学生のミジンと男性が愛を交わしていた。

ハンスがあとでその場所へ行くと女性のストッキングが落ちていて、ハンスはそれを拾う。

 

海にある灯台がこの映画の中で幾度か映りますが、何を表してるのだろうか。

 

 

夏休みになるが、ハンスには楽しいことなどない。

 

学校から帰ると、お隣のインヒの干されていたショーツが落ちていて、ハンスはそれを拾って持ち帰り、性の欲望に耽った。

 

ハンスは港でアルバイトをしたが、幾らにもならない。

彼はついにコンビニで強盗する。

 

別の日の昼間、家への道すがら、インヒはハンスに優しい言葉をかけ、自分の名前を教えてくれる。

 

 

インヒが弾くピアノを聴きながら、ハンスは一時、安らぎを感じる。

彼はインヒの下着を物干しのロープにかけておく。

 

 

説明的なセリフやシーンも多くなく、日常的な風景が淡々と描かれてるようなこの映画ですが、時々、「ギョッドンッ」とするような映像、表現があります。

ハンスにまつわる性的な場面もそうですし、ハンスが意識のないお母さんを清拭、体を濡れタオルで拭いてあげる場面も、見てはいけないような気がしてドキッときました。

でも、そう感じながら、それもまた総じてありうる光景だと思い直しました。

結局、テレビや映画は、多くの場合、「見ていいもの」ばかり提供してるんでしょう。

 

それでも、この映画は、居心地の悪い作品でしたが・・・。

 

ハンスが母親の裸に何ごとか思っているような顔になる時、かなり私も動揺しましたけどね。

 

 

夜、ハンスはミジンが自分の母親をある方法で殺めるのを見てしまう。

あんなに母親に優しくしているように見えたのに・・・。

 

 

ミジンを演じるのはオク・チヨンは、映画デビュー作の『子猫をお願い』(2001年)が素晴らしいです。

 

 

ハンスは身動きできず、おしっこを漏らしてしまう。

 

 

下着の件でハンスはインヒと会話することになり、話の流れで、彼女が好きなこと、女性として自分との時間を共にしてほしいことを明かすが、インヒに拒まれる。

 

日本語字幕ですが、けっこう「どぎつい」ですよ。

 

おかずを持ってきたインヒだが、再度、ハンスに懇願され、彼の欲望に手を貸す。

その夜、塀越しに、照明が点いたり消えたりするのを合図のようにして二人は秘密めかして笑い合うのだった。

 

ハンスの母親には借金もあった。

ハンスはコンビニ強盗を繰り返し、カード会社にお金を突き返す。

 

 

不思議な偶然がハンスを動揺させる。

 

ハンスとインヒは、インヒの夫に内緒で昼間に会っていた。

インヒは一線は越えさせず、ハンスの欲望を沈めてやっていた。

 

 

〝忘却の薬〟?

 

なぜ ここに?

 

捨てなさい

 

私が捨てる?

 

ハンスが捨てて

 

ハンス

 

ハンス

 

夫が休暇で

前妻の子を連れて来るわ

 

明日 私とデートする?

 

 

中途半端な形ですが、あらすじはここまでにさせてもらいます。

 

いや~、もう、書きだすとキリがないんですが・・・それで、後半、またいろいろなことが起こるんですが、それらを関連付けて意味を見いだすのは私には難しそうです。

 

 

後半、おもむろに登場してくるインヒの夫の、前妻との間の娘、ミンジ。

 

 

この女の子がまた興味深いキャラなんですが、ミンジを演じるのはパク・ミンジ。

 

 

急に出てきてやたら意味ありげなのがまた困る。

 

 

私には難解でしたけど、つまらないとか、退屈とかはぜんぜん思わなかったです。

 

観てて思ったのは、実話そのままではないにしろ、チョ・チャンホ監督の体験に基づいた、高校三年の少年の物語なんじゃないかってことかなあ・・・。

 

時々、すごくハンスの感情が生々しく感じられたので・・・。

 

ハンスは無口で何を考えてるのかちょっとわからないんですけどね、言うときゃ言うんですけどね。

もう、なんか、ハチ切れんばかりだったらしくって( 〃..)

 

 

私が好きなオン・ジュワンの出演作は最初に観た映画です。

クァク・ジェヨンの『最強☆彼女』(2008年)ですよ。

あの「韓流カンフー風ラブコメ」で演じたヒロインの幼なじみ役、なんて面白キュートな子や~、って嬉しかったんですよね。

 

このあと、キム・ソナ主演の『ザ・ファイブ 選ばれた復讐者』(2013年)では「怖い役」を演じたり・・・芸の幅が広いですよね~。

 

『ピーターパンの公式』のオン・ジュワン・・・役柄上ってことになりますけど、「とても若い」ですね。

その若さにドキドキ・・・(//∇//)

 

 

ハンス

 

あなたがいとおしい

 

そんなに あせらないで

 

怖がらないで

 

大丈夫よ

 

ごめんね

 

こんなふうにしか

 

言葉をかけてあげられなくて

 


 

ハンスが取り乱した時の言動、行動はてなマーク

「胎内回帰願望」・・・でしょうかはてなマーク

「このまま大人になりたくない」とゆうようなはてなマーク

 

 

途中、わかりかけそうになったけど、最後、ますますわからなくなり・・・でも、書いてるうちに、題の『ピーターパンの公式』と考え合わせて、こうなのかなあ、と思ったり・・・いや、ホント、漠然と。

 

成長の物語で、大人になった、んだと思う。

 

まあ、でも、無理に言葉にしてわかった気にならなくってもいいのかもね・・・。

 


 

この作品、2006年のサンダンス映画祭の招待作品だそうで、だからですね、チョ・チャンホ監督、ロバート・レッドフォード氏ともパチリカメラ

チンチャ満面の笑みですね~。

 

『ピーターパンの公式』はまた、海外の映画祭で賞を獲得してます。

 

チョ・チャンホ監督はこのあと、2010年にはファン・ウスレ、キム・ナムギル主演の『愛の運命 暴風前夜』を監督されることになります。

あ~、そういえば『暴風前夜』もよくわからないけど、面白い映画です。

 

チョ・チャンホ監督はアシスタント・ディレクター、つまり助監督ですか、で、ピョン・ヒョク監督の『インタビュー』(2000年)やキム・ギドク監督の『悪い男』(2001年)に参加されてたそうで・・・そう考えるとなるほど、そうなのか~、って感じですか。

なにか同じ世界の人の雰囲気・・・。

 

 

この映画は、テーマとかそういったことはともかく、演出や表現が凄いと思うんですね。

ビックリするんですけど、それが映画としての長所だと私は思いました。

それを体験できただけでも観た甲斐はありましたし、また映画としても私は好きです。

何度も観たい映画ではないけど、オン・ジュワンがかもすムードが良かったし、俳優さんたちの演技も素晴らしいですね。

特に、母親を演じたソン・ヒスンさんのリアリズム・・・。

 

観ないともったいないと思いますけどね~。

どうなんでしょう、オススメではないけど、また興味を惹かれたら是非、観ていただきたいです。

 

でわ、お名残惜しいのですが、最後までおおきに・・・でしたキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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