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ソル・ギョングとチョン・ドヨンという韓国映画界を代表する演技派の2人が、「私にも妻がいたらいいのに」以来18年ぶりに共演し、夫婦役を演じたドラマ。2014年に韓国で起こったセウォル号沈没事故を初めて正面から題材に取り上げた作品、です。
私も観に行くこと決定なんですが、スケジュールを練ってます~
「息もできない」「あゝ、荒野」のヤン・イクチュンが、同性の青年にひかれる詩人を演じた主演作、です。
すみません、この作品は私もノーチェックで観に行く予定ではないんですが、興味のある方は是非
そして今月18日からこの超・期待作が公開です
ハ・ジョンウとキム・ナムギルが初共演し、行方不明になった娘を捜す父と彼を手助けする謎の男を描いたミステリー、です。
二人が主演ってことは「間違いない」ってことなので、是非、皆さまも観に行きましょうか
アンニョン(^-^)ノ
いつも読んでくださり、ほんとぉ~ッに、ありがとうです
ちょっと前、11月9日ですが、この作品を観ました・・・
踊るJSA 帰還迷令発動中!?
踊るJSA 帰還迷令発動中!?
原題:동해물과 백두산이
英語題:North Korean Guys/Lost in South, Mission: Going Home
中国語題:朝鲜男人在韩国
(2003年、韓国映画、120分)
監督:アン・ジヌ
脚本:キム・ドンヒョン、キム・ソンフン
撮影:キム・ユンス
音楽:パク・ホジュン、カン・フン
武術:クォン・ソンファン
出演
チョン・ジュノ → チェ・ベクトゥ(崔白頭)
コン・ヒョンジン → リム・ドンヘ(林東海)
リュ・ヒョンギョン → ハン・ナラ
パク・チョル → アン刑事
パク・サンウク → パク刑事
ハン・ミン → スヨン
イ・ヘミ → ヨンジョン
ソン・ヨンテ → ナラの父
キム・グァンギュ → 刑事班長
ホン・スンチャン → 派出所長
チョン・ギョンスン → 鶏串おばさん
チョン・ジンギ → 甲板長 リ・プンマン
シン・ヒョンタク → ジンマン
パク・ユノ → 手配犯
チョ・ギョンフン → 親分
オ・サンム → 腕章1
イ・ジェグク → 腕章2
特別出演
ソン・ヘ → 全国のど自慢司会者 ソン・ヘ
キム・ウォニ → 民泊女
イ・ジェリョン → ジェットスキー貸与員
オ・ジヘ → 中華料理店おばさん 東海飯店
緑色地帯(녹색지대 ノクセクチデ) → 全国のど自慢招待歌手
※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。
この映画、一説には『愛の不時着』(2019~20年)と同じ発想ではないかとの見方も、あったりするのかもしれません、知りません(;´∀`)
『踊るJSA』なんて、また適当な日本題だと思うけど、原題の直訳は「東海水と白頭山が」だそうで、これは大韓民国「愛国歌」の歌詞のようです。
東海の水と白頭山が乾き果て~♪って歌い出しだそうです。
もしかすると、そういったことも映画の中で関係してたのかもしれないけど、私は知識がないので気づいてなかったかもしれない~。
とにかく主役たちの名前になってるようですね。
まあ、しかし、外国の映画を字幕で、あるいは日本語吹き替え音声で観る私なんかは、その映画を100パー完璧に理解することもないのでしょう。
別にそれが恥ずかしいとも思ってませんが・・・。
『踊るJSA』ですが、どんな映画かっちゅうと・・・まあ、『E.T.』(1982年)みたいな映画でしたよ。
最初っからいろいろあるんですけど、とにかく朝鮮人民軍海軍第13戦隊メボンサン基地で偉大な革命課題の遂行に余念がなかったエリート将校チェ・ペクトゥ艦長と、兵士リム・ドンヘ同志、それから甲板長さんの3人で、船の上で「酒盛り」を始めたら3人とも寝てしまい、『パーフェクト ストーム』(2000年)みたいな状況になって、気づいたら東海を漂流して、南朝鮮の東海岸へたどり着いてしまっていた。
南北戦争が始まって50年以上、南に来たこともなかったわけで、カルチャーショックを受けてしまう、特に、女性のビキニに。
ってゆうか、それどころじゃないんです~
はよう帰らへんとえらいことじゃないですかあ~
ただちに北への帰還作戦に突入する二人だが、果たして無事に帰れるだろうか
・・・そんな話ですヾ(*´∀`*)ノ
ところで、私はこのブログで何度も、朝鮮民主主義人民共和国を「北朝鮮」と呼ぶことは、共和国の人たちを不快にさせるかもしれない、「共和国」と言った方がいいと書いてますが、それもまあ、無理に変えてくださいってわけでもないんですよ。
そうゆう考え方もあるよ、ってことです。
なかなかそうそう、広まってる当世の通念も変えられないでしょうしね。
でもね、将来的には共和国とも友好でありたいですやんか。
だったら、相手国の人たちの気持ちも理解して、お互いにマナーを重んじないとダメでしょ。
自分たち側からの視点だけでは絶対、良くないと思う。
ところでさっき、フッと思ったのは大韓民国が「韓国」なんだから、朝鮮民主主義人民共和国は略して「朝国」ではアカンのかな。
まあ、私ごときの発想、いたらないとは思いますが・・・。
で、チェ・ペクトゥ艦長とリム・ドンヘ、とりあえず北の軍服を隠して、泳いでた男性2人から水着を奪うんですけどね、時同じくして、「所長」の娘が家出してて、その娘を探すのを命じられた刑事さん2人が、水着を奪われた2人だったりする。
で、そのバカ刑事コンビがアン刑事(パク・チョル)とパク刑事(パク・サンウク)なんですが、だいたい、この2人が出てるシーンは汚かったり、さぶかったりしますね。
かなり、イラッときますよ~。
ってゆうか、思いました、私は。
昔、筋肉ムキムキの人が裸だったりすると、うわ~、キモイ~とか言ってキャアキャア言ってたものですが、今となっては鍛えてない人の裸の方が「見てはいけないもの」かも・・・(;´∀`)
で、「所長」の家出娘ですが、ハン・ナラ(リュ・ヒョンギョン)って子で、高校生で学級委員長だったりするんだけど、スヨン(ハン・ミン)とヨンジョン(イ・ヘミ)って友達2人と海水浴場へ来てたんですね、お父さんのカードを持ち出して。
あとでわかってくることですが、友達2人がナラと付き合ってるのも、ちょっとお金目当てなところもあるのでね・・・いや、悪い子たちじゃないんですが、だからナラはどこか、寂しかったんだと思う。
ナラを演じたリュ・ヒョンギョンですけど、1990年代後半から映画・ドラマにいっぱい出てますね~。
将校チェ・ペクトゥ艦長を演じたのはチョン・ジュノさん。
本来、「長身イケメン、声も良し」の俳優さんですが、『マイ・ボス マイ・ヒーロー』(2001年)なんて学園極道コメディが大ヒットしてしまったためにこの頃、続けてアホみたいなコメディにもいっぱい出てますね。
私としてはおそらく最初にチョン・ジュノさんと出会っただろう『公共の敵2 あらたなる戦い』(2005年)の憎たらしい悪役や、やや下手な日本語を話しはった『黒水仙』(2001年)の悪役も印象的。
チェ・ペクトゥ役は「軍人としては完璧だけど、その分、頭が固い」みたいな感じで、時間と共に軍人らしさが抜けて優しい笑顔も出てくるのが素敵でした(´∀`*)
リム・ドンヘ役はコン・ヒョンジンさんってことで、つまりやっぱりコメディに徹してはるんですが、あまりにもコメディばかりなのですべってるんじゃないかって場面もあります(^_^;)
それでもとぼけた顔で変なことをしまくるリム・ドンヘ役は安定の楽しさです(≧∇≦)
で、チェ・ペクトゥ艦長とリム・ドンヘは必死で北へ帰ろうとする中で、ナラと知り合うことになります。
何といってもお金もないので、ナラに奢ってもらったりするんですけどね。
ナラはナラで彼らといるのが何だか楽しくなってくる。
映画としてはもう、韓国映画特有の「南北モノ」でありつつ、完全にあほあほコメディです。
延々、笑いが連続してます。
そんな、お腹が痛くなるような爆笑の連続ではないけどね。
あんまり連続してるので、私にはよくわからない笑いも多いんです。
なんか笑わそうとしてるけど、どう笑うのかわからない~、みたいな。
まあ、笑いましたけどね(^_^;)
ってゆうか、好きですよね~、韓国のコメディ。
こればっかりは好みだろうし、同じことを日本の映画でやっても笑えないと思う。
韓国のセンス、「間」ですよね。
笑いの一つにチェ・ペクトゥ艦長とリム・ドンヘの話し方に北の訛りがあるからでしょうけど、南の人たちが彼らのことを「朝鮮族」と勘違いするのがありますけど、やっぱりどこか差別を感じさせるんですよね。
「朝鮮族」って呼び名のせいもあるんでしょうけど。
たしかに笑えるんだけど、笑った直後、我に返って考えてしまう。
このことはまたちゃんと調べたいです。
あと、韓国の映画だから仕方がないけど、南は豊かで楽しいよ~、けど、北はストイックだけど真面目すぎて変だね~、みたいな発想もくどいかなあ(;´∀`)
やっぱり北の人が知ったら怒りはると思うんですわ。
まあ、この映画も17年も前の映画なので、そのへん、特に調子に乗ってるのかもですけどね。
まあ、ホント、90パー以上コメディなんですけどね、後半、ちょっと違う空気になる場面があります。
チェ・ペクトゥ艦長とリム・ドンヘの優しさがナラの心に触れていく場面です。
それは、ほんのちょっぴり・・・。
でも、それがあるからこそ、私はこの映画、大好きなんですね。
なんだかとても、美しい、優しい気持ちにさせてくれる・・・。
ちょっと奇跡を感じるんですね。
この映画、日本版DVDは「韓国ラブコメディーシリーズ」と銘打たれてますけど、「ラブコメ」じゃないと思うんですね。
ラブストーリー的側面はないと私は思う。
かなり年の離れた男性と女子高生の友情の映画だと、私は思いましたね。
だから『E.T.』に似てるって思ったんでしょうね。
後半、ご存知、「全国のど自慢」の公開収録に2人が乱入してしまう流れなので、司会者ソン・へさんも出てきますよ~
ゲストで緑色地帯(녹색지대)も出てるそうです。
2人が披露する歌の場面はちょっとよくわからなくって、どこで笑うのかな~って思ったんですけどね・・・でもね、このあと、ナラが歌うんですね。
そこでバ~ッて感動しましたね。
いや、ホント、後半、イイですよ。
『踊るJSA』のアン・ジヌ監督は『オーバー・ザ・レインボー』(2002年)、『 踊るJSA』(2003年)そして『豊かに暮らそう』(2006年)を監督されてるそうです。
『オーバー・ザ・レインボー』を観るのが楽しみです
最後になりましたけど、ほとんどの舞台となる海水浴場がホントにいいんですよね~。
ロケなんでしょうけどね、今だとドキッとするほど密でね。
なんか、海のにおいとか、人のにぎわいとか感じられて、それもこの映画の魅力でしたよ。
もう、こうなると、私としては大好きな映画って言わざるをえないんだけど、かといって全力でオススメですって断言してもいいのかなって映画ですね。
でも、私は最初からずっと韓国のコメディ映画が大好きだったし、いつも韓国のコメディ映画を観て幸せにしてもらってるんです。
いつか、それを経験してない人にも、それがわかってもらえるよう、教えてあげたいです。
でわ、今日もありがとうでした、アンニョン~(^.^/)))