レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳 2010年 ドニー・イェン主演 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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※ 大阪・シネマート心斎橋さんでは8月27日まで、福岡・KBCシネマさんでの公開は9月12日~9月18日です。

 

 

 

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你们早!(^-^)ノ

いつも谢谢您ですキスマーク

 

8月22日、ドニー・イェンさん主演のこの作品を観ました・・・カチンコ

 

 

 

 

 

 

 

1925年、魔都上海。終わりなき壮絶な死闘・・・

愛と哀しみを胸に、

ついに怒りの拳が火を噴く

 

 

 

 

レジェンド・オブ・フィスト

怒りの鉄拳

 

 

レジェンド・オブ・フィスト/怒りの鉄拳
原題:精武风云·陈真
韓国語題:정무문 : 100대 1의 전설
英語題:Legend of the Fist: The Return of Chen Zhen

(2010年、香港・中国合作映画、106分、スコープサイズ)

 

■スタッフ

監督・撮影:アンドリュー・ラウ

脚本:ゴードン・チャン、チェン・チーシン
撮影:ン・マンチン

音楽:コンフォート・チャン
アクション監督:ドニー・イェン
武術指導:谷垣健治

■キャスト
チェン・ジェン(陳真):ドニー・イェン
キキ:スー・チー
リウ・ユティエン:アンソニー・ウォン
ホアン警部:ホアン・ボー
曾将軍:ショーン・ユー
力石毅大佐:木幡竜
力石剛:倉田保昭
日本軍人佐々木:AKIRA(EXILE)
山崎中尉:船木壱輝
チー・ティエンユアンの妹:チョウ・ヤン
ウェイウェイ:フォ・スーイェン
チー・ティエンユアン:チョン・ホアイユイ
卓将軍:マー・ユエ
フーハイ:チャオ・ガン
ダーパオ:ウー・ジエンビン

 

発売元:ツイン

販売元:パラマウント ジャパン




2010年の香港・中国合作映画、『レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳』は、1972年のブルース・リー主演作品、『ドラゴン怒りの鉄拳』にオマージュを捧げた続編的作品である!!・・・との情報だけで絶対に観たくなってた作品です。

 

主演は、小さい頃からの熱狂的なブルース様ファンであり、おそらくはアチョー音を発しつつヌンチャクを振り回しまくっていただろうドニー・イェンさんメラメラ

 

しかしビックリマーク

私の感想を読む前にやはり、私のアクション映画の師父である明石家いわしさんの正統派のレビューに皆さま、目を通していただきたい。

 

いや、ホントに、いわし師父のレビューを読まなきゃ、私もこの映画の様々な要素を理解することはかなわなかったでしょうね。

 

いわし師父、いつも謝謝です☆⌒(*^-゜)v

 

 

ドニー・イェンが放つ、新たなる「ドラゴン伝説」──
〝21世紀のブルース・リー〟、ここに誕生す!


Story
1925年、様々な国の思惑が入り乱れ、不穏な空気に満ちた上海。抗日活動に身を投じていたチェン・ジェンは、要人が集まるナイトクラブ「カサブランカ」へ潜入し、各国の怪しい動きを諜報していた。そんな折り、反日感情を持つ人々の命が狙われる。同胞の身を守るため、全身黒ずくめの仮面の戦士と化したチェン・ジェンは、ついに怒りの鉄拳を奮いたたせる!!

 

 

1914年 欧州で第一次世界大戦 勃発

英仏軍は多数の死傷者を出した

 

1917年 中華民国は欧州に15万人の労働者を派遣

派兵の代替策として連合国側への参加を表明した

 

労働者の手首には銅製の認識コードが巻かれ――

戦後 手首にできた傷が欧州にいた印となった

 

軽装備の労働者たちは戦場で生き残るため――

最前線での肉体労働に従事するしかなかった

 

『レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳』は戦争映画でもあります。


『ドラゴン怒りの鉄拳』ののち、陳真(チェン・ジェン)はフランスで戦う連合国を助けるため、戦争に参加するが、いきなり凄まじい戦場でのアクションです(≧∇≦)

殺傷のド迫力でハリウッド映画に勝ってますもん。

「戦場で最も強いのはカンフーを使う中国人」とゆう夢のような現実ドンッ

 

この冒頭の戦争+武術アクションでもう、私は持ってかれてました。

 

チェン・ジェンは戦死した友人、チー・ティエンユアンの身元を引き継ぐことになる。

 

 

戦勝国として終戦を迎えた中国だが――

連合国の日本によって山東省の青島(チンタオ)が占領された

 

1925年 平和と秩序の名の下――

各国の租界に分割された

 

日本は中国侵略の足がかりとして――

租界における影響力を強めていった

 

映画の舞台となるのはナイトクラブ〝カサブランカ〟です。

 

 

実は私、この作品が『ドラゴン怒りの鉄拳』の続編なんだろうと思って観始めたんですが、お恥ずかしいことに『ドラゴン怒りの鉄拳』でのブルース様の役名「陳真」を記憶していなかったために、ドニーさん演じる「チェン・ジェン」が「陳真」と同一人物だと把握しておらず、どういった関係なんだろ~はてなマークと途中まで考えてました(^_^;)

 

さすがに途中で気づいたんですが、その時点でも「え~ビックリマークなんで~!?最後、死んだのに~はてなマーク」と考えてました(;´∀`)

 

まあ、その点の不思議さは詳しい方のレビューを読んで納得してください。

私は納得しました。

 

もちろん私はドラマ・シリーズの『精武門』(1995年)は観てません。

 

主人公であるチェン・ジェンを演じるのはもちろんドニー兄貴。

チェン・ジェン、『ドラゴン怒りの鉄拳』では地獄の連続殺人犯と化して精武館に嫌がらせをしてくるヤツらをブチ殺しまくった挙句、ついに武装した集団に囲まれてしまったわけですが・・・彼は死んでいなかった。

 

しかし、第一次世界大戦で戦死したことにして、チー・ティエンユアンの身元を引き継いで生きることにしたチェン・ジェン・・・まさかとは思いますが財産も引き継いでしまったのか「成金おじさん」みたいになってしまってる。

フランス帰りなのでフランスの歌をピアノで弾いたりも・・・。

 

いや、別にいいんだけどキャラ変わってますやん(^_^;)

 

しかし、中国を侵略し、蔑む傲慢な外国だけは絶対に許さんからな!!ってゆう若い頃からの人生哲学だけは1mmも変わってない。

それだけは絶対に譲れない人。

 

ゆえに彼は、彼なりのやり方で抗日に取り組んでいくことになる。

 

ところで、この映画、中国では「配音」と書くらしいですが「ダビング」と訳すそうです。

 

だから、ドニーさんやアンソニー・ウォンさん、スー・チーの声も吹き替えのようですね。

ん~、私個人としては俳優さんの地声にどうしてもこだわってしまうんですが・・・まあ、仕方がない。

しかし、この映画には「広東語版」も存在するそうですがはてなマークむかっ

 

ところで『フィスト・オブ・レジェンド』といえばファン・ジョンミンさんが主演したカン・ウソク監督の2013年の韓国映画もありますねひらめき電球

 

 

こちらはおじさんたちが時を経て再会する、〝男子格闘技版『Sunny』〟でしたね。

 

 

スー・チーが歌うし、けっこう何曲も歌が披露されます。

スー・チーなんか一瞬、日本語で「ほしじょら~♪」とか歌いますし。

でも、ちょっと、アクション早うっ(・∀・)と思ってしまった私あせる

 

撮影監督でもあるアンドリュー・ラウ監督の監督作品で私が観たのは、こういった作品でした。

 

風雲 ストームライダーズ (1998年)
バレット・オブ・ラブ (2001年)
インファナル・アフェア (2002年)
インファナル・アフェア 無間序曲 (2003年)
インファナル・アフェアIII 終極無間 (2003年)
消えた天使 (2007年)

 

まだ少ししか観てませんが、こうして見るといい映画ばかりですね。

 

私もこれから香港映画を観ていく中で、またアンドリュー・ラウ監督の映画を観ていくことになるのでしょう。

 

 

〝カサブランカ〟のオーナーであるリウ・ユティエンを演じられるのはアンソニー・ウォンさん。

この映画は「イップ・マンを演じた二人の俳優」の共演でもありますね。

 

『インファナル・アフェア』でも良かったですなあ。

 

 

〝カサブランカ〟の歌手、兼、ホステス、キキ、またの名をファン・チンを演じるのはスー・チー。

 

しかし日本語が異常に下手あせる

 

でも、スー・チーがホントに可愛くってドニーさんとのデートの場面とか素敵です~。

特に56分あたりの「危ないっドキドキ」とかヾ( 〃∇〃)ツ

ファン・チンといる時、いろいろ知ってるのにドニーさん、優しい~ビックリマーク

 

 

警察のホアン警部を演じるのはホアン・ボーさん。

 

この顔を見ての通り、強くも何ともない人で、外国人の上司に怒鳴りつけられている。

非常にビビリで口が上手く、保身の気持ちが強く、祖国をに対する愛国心にも乏しいようですがはてなマークってゆう、この時代の中国を描いた作品ではいかにも出そうなキャラ。

『孫文の義士団』(2009年)のエリック・ツァンさんに近くないですか。

 

また『バットマン』におけるジェームズ・ゴードン警部のような存在に思えなくもない。

 

 

チー・ティエンユアンの妹、チー・ジーシャン。

つまり、チェン・ジェンとは血のつながりがないんですが、表面上、ホントの兄と妹のように仲良く振舞ってます。

ジーシャンをキキに紹介する夜の場面とか、ホントにいいんですね~。

 

しかし、ジーシャンの身に起こるあることで、さらにチェン・ジェンの怒りに火がつくんですが汗

 

ジーシャンを演じるのは周扬(チョウ・ヤン)。

1985年6月6日生まれ、遼寧省大連市出身の女優、ダンサー。

 

 

日本のスパイ機関を統括する、陸軍の力石毅大佐。

彼はあの「虹口道場」も経営はてなマーク運営はてなマークしているのだが、力石毅はこの映画の中でも特に、『ドラゴン怒りの鉄拳』とのつながりの濃い人。

 

演じられた木幡 竜さんは元ボクサーであり、日中両国の映画・ドラマ界で活躍されてきた国際派な男ビックリマーク

おそらく、ご自分の声で北京語を話されてます!!

 

木幡 竜 雷

 

2018年には『デブ大作戦』っちゅう、何か惹きつけられるタイトルの映画にも出演してるビックリマーク

 

力石毅大佐はミスった部下にも容赦なく、しかもものすごく強い。

この男をチェン・ジェンがどうやって倒すのか・・・ドキドキきますねあせる

 

 

「佐々木」役はEXILEのAKIRAさん。

 

佐々部清監督の『この道』(2019年)では山田耕筰さんを演じておられてて私の中では好感度高しです。

 

奥様は台湾の美しい女優、リン・チーリン。

ええなあ~、国際結婚・・・末永くお幸せに~ラブラブ

 

そして、「力石剛」役で、短時間ですが倉田保昭さんもご出演。

 

 

人間関係が私にはかなりややこしく、わからないことも多かったこともあり、ややドラマ面はまどろっこしく感じてしまったんですが・・・アクションが始まると問題なしビックリマーク

危うくなった曾将军(余文乐)を助けるため、すごい速度で暴れ込んでくるチェン・ジェン・・・痺れます~!!

 

チェン・ジェンは素性を隠すために上映中の映画、『仮面の戦士』で使われた衣装を身に着けて戦いますが、これはブルース様が「カトー」役で出演したテレビドラマ、『グリーン・ホーネット』(1966~67年)へのオマージュだそうです。

 

けど、実は「カトー」は日本人って設定だったそうですね。

 

この「カトー」コスプレでチェン・ジェンが戦い、また敵を暗殺していく場面はアメリカの「アメコミ映画」のような絵なんですが、アメリカ映画よりも残虐度は高めでしたよ。

 

アクション面では谷垣健治さんがサポートされてるようで、この方も世界に通用する凄い方ビックリマーク

 

 

この映画、チェン・ジェンとキキのラブストーリーでもあるんですが・・・言っていいでしょうかはてなマークあせる

 

イイでしょうビックリマーク

 

キキは日本軍のスパイなんですよ。

ですので、チェン・ジェンとは本来、敵味方の関係なんです。

 

映画を観てて、少しハッキリしなかったんですが、キキの本名は「山口由美」らしいので、日本人のようですね。

 

この映画は中国VS日本の、国と国との戦いの映画であり、「抗日映画」でもあるんですが、それゆえにキキのチェン・ジェンへの気持ちを考えますと、目頭が熱くなるし、また国は敵同士であっても、またスパイであっても、違う選択ができたかもしれないと思いますし、それがこの映画の救いでもあると思うんですよね。

 

 

『ドラゴン怒りの鉄拳』の続編的な作品であり、またこの時代の上海が舞台だからでしょう、この映画はかなり「抗日映画」・・・つまり当時の大日本帝国との戦いの話である色合いが強いです。

 

私ですら、かなりのインパクトでした。

だから、そんな映画は観たくないって人もいると思うんですよ。

まあ、無理にでも観なさいだなんて言いませんけど、私は必ず、半分は日本人の目で、もう半分はその国の人の目で観ますので。

 

でも、この時代を映画で描けば、どうしてもこうなると思うんですよ。

日本は中国を侵略しようとしたんだから。

多かれ少なかれ映画的なディフォルメもあるとは思うんだけど、しかし、現実の歴史はもっと醜いのかもしれないですね。

 

その点、映画では日本軍はキッチリ悪役でしたよ。

この映画では「虹口道場」は軍の一部のように描かれてましたし、だから道場同士の衝突だった『ドラゴン怒りの鉄拳』よりも、もっと日本の軍を恐ろしい存在に設定してましたね。

 

今、日本人には中国を怖い国だと恐れている人が少なくないようですし、そういった面もあると思いますが、20世紀の戦争の時代には日本が恐れられていたことも事実だと思います。

これからの日本は正義に基づいて他国を侵略したりしない国であることを証明していかねばなりませんね。

 

中国映画の中で日本が、また違った姿で描かれるのを私も観てみたいです。

 

 

『ドラゴン怒りの鉄拳』では陳真が虹口道場に殴り込みをかけて大勢を一人でやっつけてしまうあの名場面が私も好きでしてね~、『レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳』でもアクション・シーンは多いんだけど、ブルース様のような、一人だけ強すぎる「無双」状態ではないので、そこ、ちょっと残念でした。

でも、21世紀の映画はヒーローが強すぎても成り立たないのかもしれないですね。

 

 

けど、映画の最後、最終決戦にはやっぱり大興奮でした~アップ

もう、時間が止まったっちゅうか、私も我を忘れましたね。

これですわ、これ(≧∇≦)

 

特に、アチョービックリマークホア!!と怪鳥音が出て、ヌンチャクですねDASH!

出た~ドンッ(*゚Д゚*)ドンッって気分でしたわ~。

 

けど・・・あの・・・「チェン・ジェンに大事なところを蹴られる人」がなんか気の毒・・・(*^^*)

 

 

最後の対決も、すごくかっこよかったし、ラストも味わい深かったです。

 

観てる間はいろいろ細かいことやストーリーでも言いたいことがあったけど、最後まで観て、もう文句なしでした、大満足です合格

 

 

物語が、ちょっとややこしいし、きっと知識がないとしんどいと思うんですが、ドニーさんの演技、アクションで小さいことはクリアできます。

やっぱりさすがはドニーさんでした。

 

しかも、私ゃまた『ドラゴン怒りの鉄拳』を観たくなりましたよ~。

もう、DVDとか買っといた方がええのかなあ・・・安いし。

 

あと、『ドラゴン怒りの鉄拳』関係の映画だと、ジェット・リー主演・製作の『フィスト・オブ・レジェンド 怒りの鉄拳』(1994年)もあるそうなので、それもできれば観たいビックリマーク

 

ドラゴンの映画なら何でも観たいのでこれからも観ます~(≧∇≦)

 

でわ、でわ、今日も読んでくださり、谢谢您です~キスマーク

再见~(^.^/)))