こんばんわ(^-^)ノ
いつも読んでくださり、本当にありがとうございます
私の方もできるだけ皆さまのブログを読ませていただきたいのですが、半年くらい前、天命に従うつもりで、読者登録していただいた方々のブログをほとんど読者登録させていただいたら、私が対応できる活動の領域を完全に超えてしまいました
時間的に厳しいです。
けど、読まさせてもらいたいんですよ。
それだけは本気です。
でも、ほんとに時間的に無理なので、お許し下さい(._.)
特に更新の早い方には追いつけません・・・。
もちろん、読ませていただきますがね。
新庄さんのお父様って植木屋さんだったんですね
そうでしたか~。
新庄さんのお話、面白かったです。
新庄剛志選手、ガンバレー\(^o^)/
ところで、映画館で予告編の時にやってたイップ・マンの「小生 イップマンと申します」のあの、「劇場マナーCM」、面白かったですよね。
もともとは『イップ・マン 継承』(2015年)の時のものなんですか。
早くまた、劇場で映画が観れるようになるといいですね。
4月9日、この映画を観ました・・・
兄が奥さんと息子と住むあの国
私が両親と住んでいるこの国
近いのに遠いふたつの国
25年が経過して、兄があの国から帰ってきた…
かぞくのくに
かぞくのくに
韓国語題:가족의 나라
英語題:Our Homeland
(2012年、日本映画、100分、G)
監督・原案・脚本:ヤン・ヨンヒ
企画:河村光庸
エグゼクティブプロデューサー:河村光庸
プロデューサー:佐藤順子、越川道夫
撮影:戸田義久
照明:山本浩資
音響:菊池信之
美術:丸尾知行
装飾:藤田徹
衣装:宮本まさ江
編集:菊井貴繁
音楽:岩代太郎
安藤サクラ - リエ
井浦新 - 兄(オッパ)/ソンホ
宮崎美子 - 母(オモニ)
津嘉山正種 - 父(アボジ)
ヤン・イクチュン - ヤン同志
諏訪太朗 - 叔父(サムチョン)/テジョ
京野ことみ - スニ
大森立嗣 - ホンギ
村上淳 - ジュノ
省吾(ポカスカジャン) - チョリ
塩田貞治
鈴木晋介
山田真歩
井村空美
吉岡睦雄 - 医師
玄覺悠子 - 看護師
金守珍
配給:スターサンズ
『かぞくのくに』はヤン・ヨンヒ監督自身の実体験に基づいた、2012年の作品です。
私がこの映画を知った時期はハッキリしませんが、おそらく、ヤン・クチュンの『息もできない』(2009年)を観て、ヤン・イクチュンが日本映画にも出てるのかって思ったんじゃないかと思うんです。
1997年の夏。
兄のソンホが朝鮮民主主義人民共和国から日本に帰ってくることになった。
ソンホは5年前に脳に腫瘍があると診断されており、その治療のため、三ヶ月だけ日本に滞在することになったのだった。
父、母、妹のリエは久しぶりにソンホと再会できることを大喜びする。
ソンホと家族が再会したのは、在日本朝鮮人総聯合会 東京都本部の一室でしょうか。
ただの帰国、家族の再会ではない、何か儀式めいたものものしさもある。
皆さん、偉大なる金日成大元帥様と親愛なる金正日将軍様のご配慮のもと、日本を訪問されたご家族が、病気治療の任務を立派に終えられますよう、わが祖国の社会主義建設に貢献するため、無事にピョンヤンへ戻られますよう祈っております。
お困りの際は、我が同胞協会が解決のお手伝いをします。
リエは帰国した一人の女性(山田真歩)と目が合い、気まずそうに目を伏せた。
オッパ! サムチョンの車、いいでしょ?
ソンホは家に着く前に車から降りて、我が家のある界隈をあふれる思いで懐かしそうに見つめる。
オモニは息子に会えて、涙を流した。
ソンホの帰国にはヤン同志が責任者として同行していた。
ご家族方にお話があります。
ユン同士の3ヶ月の滞在中、事故や事件が起きないように、組織から見張りが付きます。
滞在中、ユン同士は許可なしに東京都から出られません。
非公式の日本滞在だということを忘れないで下さい。
公安の監視もあるはずです。
では、これで失礼します。
ヤン同志を演じるのはヤン・イクチュン。
役者として映画監督として有名な人物。
何といっても主人公サンフンを演じた監督作、『息もできない』が有名でしょう。
日本とのつながりも深く、俳優としての最新作は、菅田将暉と共演した『あゝ、荒野 前篇・後篇』(2017年)。
韓国で『かぞくのくに』が上映された時でしょう、ヤン・イクチュンとヤン・ヨンヒ監督。
二人の素晴らしい映画監督
リエは、ヤン同志の話を聞くにつれ、表情を険しくしていく。
この顔がホントに素晴らしい。
リエがこの時、祖国に対してどんな気持ちを抱いてるのか、垣間見ることができる。
彼女はただ、兄と再び会えたことだけが嬉しいのだ。
しかし、ヤン同志がコーヒーに砂糖山盛り、ミルクどばどば入れると思わず笑ってしまう。
リエを演じるのは安藤サクラ、私の大好きな女優さんです。
しかし、よく考えたら私、安藤サクラの映画はあんまり観てないことが判明・・・もっと観てる印象だったのに。
超・大女優のイメージですが、まだ34歳なんですね~。
『かぞくのくに』の安藤サクラは、なんか、可愛かったです。
妹の役だからかな。
それに、登場人物の中でおそらく最年少ですしね。
とにかく私には可愛いって感じでした。
リエは普通の女の子。
オモニを演じるのは宮崎美子さん、そしてアボジを演じるのは津嘉山正種さん。
津嘉山正種さんは外国の映画で吹き替えをされる時、映画の価値を数十倍に高める方
サムチョン(おじさん)を演じるのは諏訪太朗さん。
サムチョンは北に行ったソンホたちに何度も送金したことを思い出し、苛立つが・・・
なぜ、ソンホは北へ行ったのか。
アボジは在日本朝鮮人総聯合会の重職を務めていて25年前、北朝鮮の「帰国事業」に参加して北へ行くことをソンホに勧めたそうです。
ソンホは最後まで行くのをためらっていて、その本心をサムチョンに明かしていたそうですが、それでも行ってしまった。
北で結婚し、子どももいるそうです。
両親の部屋には、ソンホの家族の写真が飾られています。
「帰国事業」にかんしては、またちゃんとした記述を調べてほしいと思いますが、実際、当時の共和国は韓国よりも豊かだと考えられていたそうですし、日本で差別を受け、肩身狭く生きるよりも共和国で新しい未来を切り開きたいと考えることも当然でしょう。
けど、家族と離れて、とゆうのが、あとになると悲しいし、悩ましい。
そういえば、『焼肉ドラゴン』(2018年)のラストで、長女・静花は夫・哲男と共和国へ向かいました。
安藤サクラが演じたリエは、ヤン・ヨンヒ監督自身ですね。
観ててこの映画、嘘がないと思いました。
映画なんて作りものだよって言うけど、この映画は全部ホントなんだろうと思った。
実際はヤン・ヨンヒ監督のお兄さん3人が北へ行ったんですが映画ではオッパ(お兄さん)はソンホ1人になってます。
でもリエの気持ちですね、それが真実です。
リエは思ったことを口にしますが、それは監督が言いたかったことでもあるんでしょう。
同級生たちとの再会パーティー、今は別の男性と結婚したスニも会いに来てくれたが、懐かしい友たちと再会してもオッパは多くを語らない。
語れないのかな、とも思う。
詳しく話したくないのかなあ、とも思う。
しかし、懐かしい歌を歌う時、みんなも胸がいっぱいになり、今夜は飲むぞと言うしかなくなる。
ヤン・ヨンヒ監督の演出、本当に素晴らしいです。
『かぞくのくに』はやれ泣け~、それ泣け~って映画じゃないです。
しかし、やれ泣け~、それ泣け~って映画にはかもせない感動があります。
抑制の効いた作品の中に何度か、胸がキュッとなる瞬間がある。
高価なスーツケースと並んで立たせ、オッパはリエに言う。
お前そういうの持っていろんなとこ行け
オッパはもうきっと、いろんなとこへは行けないのだ。
その夜、しかしソンホはリエに、思いがけない話を持ちかける。
いろんな人に会って話したことを報告する仕事をやってみないか?
もし断ったらオッパに迷惑がかかるの?
もし引き受けたらオッパのお手柄になんの?
ホントに、まったく問題ない!?
―― 日本語の映画を普段、あまり観ない私だからこそ、感じることができるかもしれない、心打たれるこの刺激。
妹は我々とは異なった思想を持った敵です、って、ハッキリ言っといて。
リエは日本語学校で講師をしているが、韓国に行くことはできない。
家族の間に、再会の喜び以外の感情が強まっていく。
ソンホもまた、アボジに対して怒りをぶつける。
リエは激高して、ヤン同志にも食ってかかる。
あなたが嫌いなあの国で
お兄さんも
私も生きているんです
死ぬまで生きるんです
リエとオモニはソンホから、あることを告げられ、驚愕する。
こうゆうのホントよくあるんだよ
ソンホを演じる井浦新さん・・・もっと出演作を観てるように思ってたんですが、やっぱり観てなかったりして申し訳ないっ(>_<)
でも、それは『かぞくのくに』を観る上で良かったんじゃないですか。
ホントに素晴らしい俳優さんです。
ソンホとかつて恋仲だったスニを演じるのは京野ことみさん。
スニと話したあと、静かに川を眺めるソンホの気持ちを考えて、私も泣きました。
1959年から20数年にわたり
約9万人以上の在日コリアンが
北朝鮮に移住した
「帰国者」と呼ばれる
彼らが日本に戻ることは
困難を極めている
これはオッパ(お兄さん)が日本に帰ってきて、そして北へ帰るまでの映画。
私がこれまでに観た邦画の中でも最高のうちの一つです。
そうなるともう、軽々しい言葉で感動したとか何とか、そんなことは書けない。
ホントは共和国と日本の関係とか、私の共和国に対する考えとかもあるんですよ。
しかし、ヤン・ヨンヒ監督にまた、いろいろ教えてもらった感じで、考えも変わったところもある。
この映画はヤン・ヨンヒ監督自身が体験したことをベースに、ホントに映画にしたいと思われたことを自分で作られた映画です。
それはなりますよ、傑作に。
映画芸術として理想的な作りではありませんか。
岩代太郎さんの音楽も素晴らしかったです。
『かぞくのくに』を観て、ホントに良かった。
私たちの誰もが、もっと自由に、いろいろなことを語れると、確信させてもらいました。
しかし字数がいつものように足りないようです。
じゃ(^.^/)))