あけまして おめでとうございます
새해 복 많이 받으세요
新年快乐
A HAPPY NEW YEAR
2020年が皆さまにとって素敵な年でありますように・・・
やはり、私は映画について書くのが一番、いいようです。
他に書きたいことがないとゆうか、書いてもしょうもないことしか書けないように思えるし・・・音楽とか絵、本についても書ければいいんですけどね、書けないような感じです
でも、今年はしばらくは劇場ではそんなに映画を観ないと思います。
去年の暮れにガクンと「映画館で映画を観る気持ち」が下がってしまったので・・・まあ、私はもともと映画は絶対に映画館で、ってタイプでもないんですけどね、こうしてブログを書く上では早めに劇場で観た方が喜んでもらえるんじゃないか、ってことだったんですけど。
でも、今日から公開のこの映画は行きます
そして、1月10日から公開のこの作品も
それから、2月21日公開、ディオくんの『スウィング・キッズ』(2018年)は母と観に行こうと約束してます(少なくとも1度は)。
あとは公開中の『スター・ウォーズ』ですね。
この4作はムビチケを買ってあって、京都で観ます。
ともかく、これから公開される映画もですが、これまでに公開された過去の映画も気になるんですよね~、せわしない~。
ところで、今、知ったんですが、川崎麻世さんってパク・サンチョルの「無条件」(2005年)を日本語でカバーしてたんですね~
ちゃらちゃらちゃちゃちゃ~
MV、良かったです。
CKBさんのバージョンもかっこいいんですよね~。
12月29日はこの映画を観ました・・・
炎のように、蝶のように
炎のように、蝶のように
原題:불꽃처럼 나비처럼
英語題:The Sword With No Name
(2009年、韓国映画、124分)
監督:キム・ヨンギュン
原作:ヤ・ソルロク
脚本:イ・スギョン
撮影:キム・ミョンジュン
照明:ソ・ジョンダル
音楽:チェ・ヨンナク
出演:チョ・スンウ、スエ、チョン・ホジン、チェ・ジェウン、キム・ヨンミン、パク・ミニ、コ・スヒ、ソン・ヒヨン、イ・ヨンニョ、ユン・ヨンベ、ポン・マンデ(映画監督)、イ・ジュシル、キム・ソヒ、イ・ジュンミョン ほか
友情出演:ソ・ジノン、カン・ポンジュン、イ・サンフン
特別出演:ソフィー・ブルスタル
※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。
10年前の作品ですが日本では劇場未公開だったようですね。
この作品の主人公のうちの一人は、知ってる人は知ってるでしょうけど、李氏朝鮮の第26代国王、そして大韓帝国の初代国王、高宗の妃である閔妃、明成皇后です。
だから、史実に基づいた映画なんですけど、もう一人の主人公、ムミョン(無名)はこの映画のために創作された人物でしょうから、半分は創作になるんじゃないですか。
ちょっとそのあたり私にどうこうは書けないのですが、ただ、ムミョンの存在以外はかなり史実に忠実なのかもしれないですね。
時代は19世紀末
カトリック教会を盾に欧米列強はアジアへ進出
朝鮮では国王の父、大院君が鎖国を行い
王権強化のため、王妃の選定を急いだ
その朝鮮で、1人の男が、1人の女と出会う
朝鮮と運命を共にする女と・・・
興宣大院君(フンソンデウォングン)の時代の話で、興宣大院君はチョン・ホジンさんが演じてます。
私が観た中でも興宣大院君が登場する映画があって、『花、香る歌』(2015年)ではキム・ナムギル、『古山子(コサンジャ)王朝に背いた男』(2016年)ではユ・ジュンサンが演じてます。
そして『風水師 王の運命を決めた男』(2018年)ではチソンが演じてたんですが、つまり、チョ・スンウは映画の中で2度、興宣君と共演したってことになりますね。
しかも2001年にはミュージカル版の『明成皇后』で高宗の役を演じたそうです。
で、興宣大院君ですが、美形度では若干、キム・ナムギルに劣るチョン・ホジンさんですが、さすが名優、重く、シブく演じてはります。
興宣大院君は自分は王様にならずに、息子の高宗(コジョン)が王様になったことで朝鮮の最高権力者として君臨した人って感じですか。
まあ、難しいことは、また自分で調べてみてください(^_^;)
幼い頃、興宣大院君のキリスト教弾圧によって母を失い、以後、名もなき刺客として生きてきたムミョン。
母を目の前で殺められたのが10歳くらいでしょうから、エリック・レーンシャーと同じ境遇・・・どれほど心に深い傷を負ったことでしょうか。
その過去には同情を禁じえません。
昼間はソヒ(コ・スヒ)とテドゥ(ソン・ヒヨン)とゆう二人の仲間たちと船の仕事をしてんのかな。
時々、上から指示があって、人を暗殺してるようですが
ある日、美しい女性、ミン・ジャヨン(閔紫英)が船に乗りに来る。
ジャヨンを演じるスエも好きな女優さん。
これでまだ観てない映画は、『プロミス 氷上の女神たち』(2016年)と、日本で公開されるかどうか不明な、パク・ヘイルとの共演作、『上流社会』(2018年)だけになりました。
のちの皇后が一人で船の乗りに来るとか、ちょっと無謀とゆうか、危ないんじゃないかな~、と思うんだけど、まあ、実際、危ない目に遭うんですがね。
ジャヨンが言うには「一人で海へも行けぬなら、この先の長い道のりを歩んではいけません」とのことです・・・確かに
ジャヨンについてムミョンも海を見に行く・・・。
ジャヨンもムミョンの屈託のない可愛さに思わず顔をほころばせていく。
二人は、デートみたいに浜辺を歩き、ムミョンはジャヨンに花束をプレゼントする。
この浜辺はジャヨンの、今は亡き父との思い出の場所だった。
ジャヨンはムミョンに本当は不安な気持ちを打ち明けるのだった。
ムミョンはジャヨンに水鳥の巣にある卵を見せた。
ヒナたちは体が乾けばすぐに飛び立ち、帰りません、と。
りりしいですよね。
ジャヨンはその言葉に勇気づけられるのだった。
船のお代はいりませんとゆうムミョン。
その代わり、お嬢さんの髪を結んでいるリボンをくれませんか。
友達にあげたらすごく喜ぶと思うんです。
リボンを差し出すジャヨン。
しかし、その時、彼女を狙う矢が・・・。
ムミョンは彼女を守るために自分が盾となる。
この頃、ジャヨンは何者かに命を狙われていたのだった。
そこへ大院君の家来のイ・ヌェジョン(チェ・ジェウン)がやって来て、ジャヨンを護衛して、彼らは帰っていった。
次の日、ムミョンはミン家を訪れ、ジャヨンに虎の皮を贈るのだった。
しかしその夜、ムミョンはジャヨンを殺すよう依頼される。
が、テドゥが先にジャヨンの護衛たちにジャヨンが狙われていることを伝えた・・・テドゥ、いいヤツ(´∀`*)
ソヒを演じるのはコ・スヒさん。
出番は少ないのですが。
テドゥを演じるのはソン・ヒヨン。
女ってことがモロバレなんですが、少年の役ですね。
まあ、タバコを吸うシーンとかがあるので。
私、この映画では、テドゥの扱いだけが解せませんでした。
別にああじゃなくっていいのに。
屋敷に忍び込み、ジャヨンをさらうムミョン。
そうしないと彼女の命が危ない。
幼い時はヨハンとゆう名でした、とジャヨンに明かすムミョン。
世に揉まれ、名を失い、ムミョン(無名)になったのだと。
帰ろうとするジャヨンを思わずムミョンは抱き寄せた。
幼い頃、私は母を守れませんでした。
あれほど、怖がっていたのに、救えませんでした。
今のあなたも怖がっています。
あなただけは守りたい。
しかし、ジャヨンは、私は望んで行くのです、と言う。
明日になればジャヨンという女はいなくなります。
これまでのことは、すべてよき思い出になります。
あなたともこれが最後です。
そして次の日、ジャヨンは、朝鮮第26代国王、高宗に嫁いだ。
しかし、高宗は他に愛人がいるようで、ジャヨンのことを女性として愛する気はなく、結婚式の夜、手も触れませんでした。
傷心のムミョンのもとにイ・ヌェジョンが現れ、高貴な女性の心を惑わせたムミョンがそれに値するほどの男なのかどうか確かめると言い、二人は剣での勝負をするが、ムミョンはヌェジョンに勝つことはできなかった。
お酒が入ってたのもあるのかもしれませんね。
二度と王妃に近づくな。
次はとどめを刺す。
この映画のアクション・シーンの幾つかは、CGで作り込まれたものなので、アクション映画のファンの方々の評価はあまり高くなさそうな気がするんだけど、私は気に入りましたよ。
ムミョンは大院君の住まいを訪れ、自分を登用してほしいと懇願し、あるテストに合格した後に、禁軍に入ることを許されました。
西洋の人たちと交流してチョコレートを召し上がる閔妃。
こうしてジャヨンは王宮の人となったんですが映画では以後、開国して西洋と交わるべきとゆう閔妃と、あくまでも鎖国を固守する興宣大院君との権力闘争に発展していきます。
私なんかはこの時代のことですので、女がそんなに主張できたのかとか、いきなり殺されたりはしないかと思ったんですが、やはり王妃ともなると強い存在のようです。
王様はお父さんに頭が上がらず、かなりダメな人なんですが・・・。
王妃は房事で王の心を動かそうか(つまりエロじかけで)とまで冗談めかしてチェ尚宮(イ・ヨンニョ)に話すんですけどね。
イ・ヨンニョさん、尚宮の役が似合いますよね~。
そしてジャヨンはふと、気づくんです。
自分の護衛の一人が、ムミョンであることを。
殺伐とした王宮で暮らし、王の愛を少しも受けられない日々の中、ムミョンが近くにいると知り、ジャヨンの顔に思わず笑みが浮かぶのでした・・・。
この映画、音楽がとても良かったです。
実際の歴史をベースにした映画ですので、当時の時代が細かく描かれてると思います。
韓国の人たちならよく知ってる話でしょう。
でも、この映画、当時の日本も深く関わってくるのです。
ズバリ、かなり悪役的な立場で。
それについては映画として、強めに描いてあるので日本人としては賛否両論あるんですけど、しかし、実際に日本の三浦梧楼らが、あの暗殺事件を起こしたのだから、こう描かれても仕方がないでしょう。
1895年10月8日に起こった「乙未事変(いつびじへん)」にかんしては、カン・ウソク監督の『韓半島 HANBANDO』(2006年)でも描かれてましたが・・・日本は酷いことをしたんだなぁ、と思います。
こんなことをしてしまったら、これからもずっと、この事件については批判にさらされても仕方がないでしょう。
日本だったら皇室の方が暗殺されるようなものです。
日本はそういったことがなかったから、他国にしたことも無頓着なのだろうけど。
映画の結末に触れることになるので、詳しくは書きませんが、私はただ、映画を観つつ、日本人として歴史を省みる気持ちです。
最後の舞台となるのは、あの景福宮(キョンボックン)ですね。
朝鮮一の剣の腕を誇る別将、イ・ヌェジョンを演じるのはチェ・ジェウン。
あまり見かけないけど、『奴が嘲笑う』(2015年)での容疑者の役が印象的でしたね。
イ・ヌェジョンとムミョンの関係もいいんですよね~。
チョ・スンウにとっては、私の大好きな『GOGO70s』(2008年)の次の主演作になるんですが、『炎のように、蝶のように』もホントに素晴らしかったです。
ですよね、韓国最高の実力派俳優の一人ですもの。
どんな役だって演じきる俳優さん。
アクションもやりはるしね。
チョ・スンウの映画はどれも好き。
ファンなんですよね~(´∀`*)
まだ観てない出演作も多いんですが。
歴史映画としてと同時に、ラブストーリーでもあります。
とても純粋な、美しい・・・。
私は泣いてしまいましたよ。
いろいろなことがあるんですが・・・もう前半から。
最後の方はぶっ続けの感動がしんどいほど。
「身分違いの恋」とゆうのもいかにもありそうな映画ですが、しかし私は平凡だとか、ありふれてるとか思いませんでしたね。
私は歴史映画としてよりもラブストーリーに集中して観てたように思うけど、でも、このどうしようもなかった時代の流れの中での純愛なので、それがさらに泣けたんだと思います。
今だったら、まずないような話・・・。
と思ったけど、眞子内親王殿下と小室圭さんのご縁談も、これ系であそばさられるのかな
でも、なんか違うっす~(>_<)
王様が急にジェラシーを感じて妃と床を共にするのを見せられるムミョンとか・・・泣きそうになるきっつい場面もありますけど・・・その時も王妃の心にはムミョンだけなんですよね~・゜・(ノД`)・゜・
あの壬午軍乱(1882年)の時の逃避行とか、その時のたった一度のキスとかホントに良かったなぁ~。
この映画のセンシュアルとゆうか、色気も素晴らしい。
官能に泣ける、とゆうか・・・。
ただ、実際の時間の流れに比べると映画はすごい駆け足で、短い時間で起こった出来事のように感じられてしまうのが残念なところ。
本当はジャヨンが15歳で王妃になってから、30年間くらいの時間が経過する話のはずなんですがね~。
キム・ヨンギュン監督のこれまでの監督作は4本。
ワニ&ジュナ 揺れる想い 2001年
赤い靴 2005年
炎のように蝶のように 2009年
殺人漫画 2013年
キム・ヒソン&チュ・ジンモ主演の『ワニ&ジュナ』だけ観てないんですが、DVDは買ってあります。
ホラーの2本も良かったけど、『炎のように、蝶のように』、ホントに素晴らしい映画でした。
エンドロールで流れる主題歌を歌うのはイ・ソニさん。
素晴らしい余韻です。
ああ、いい映画を観たなぁ・・・って気分でした( ;∀;)
ってことで今年最初の記事もやはり韓国映画でした。
今年、多くて100本くらいの韓国映画が観れると思いますけど、やっぱり観ていきたいですね~、韓国映画
『炎のように、蝶のように』も素晴らしい映画でした。
でわ、今年もよろしくお願い致します☆⌒(*^-゜)v