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5月17日、この作品を観ました
韓流トップスター ソン・スンホン×恋愛映画の名手イ・ジェハン監督が描く美しくも切ない大人のラブストーリー
第3の愛
第3の愛
原題:第三种爱情
韓国語題:제3의 사랑
英語題:The Third Way of Love
(2016年、中国映画、113分)
監督・脚本:イ・ジェハン
製作:トウ・シア
原作:ツィヨウ・シンツォウ
脚本:イ・ワンチュン、リュウ・ハン
撮影:パク・チャンヒョク
音楽:ソ・ジェヒョク ほか
主题曲 Angel Eyes 姜美珍
中文宣傳曲 原來你都在 丁噹 陳沒、葛大為 黃建為
キャスト
ソン・スンホン リン・チージョン (内田夕夜)
リウ・イーフェイ ゾウ・ユー (小林沙苗)
モン・ジア ゾウ・ユエ (佐藤利奈)
オウ・ハンシェン ガオ・ジェンチー (石狩勇気)
ジェジー・ジャン ジャン・シンヤオ (森なな子)
配給:ツイン
映画 『第3の愛』 予告編
この世には3種類の愛がある
1つは童話の中の愛
甘美だけど しょせんは作り話だ
もう一つは現実的な愛
退屈でわずらわしいし 泣く価値もない
泣いたところで同情する人もいないし
バカだと笑われるだけ ――
この映画はソン・スンホンが主演の一人だけど、中国映画です。ソン・スンホンのセリフも全部、中国語だし、ソン・スンホン演じるリン・チージョンも中国人って設定ですね。
けど、監督は韓国のイ・ジェハン監督です。
日本でも大ヒットした『私の頭の中の消しゴム』(2004年)で有名ですが、中山美穂、西島秀俊主演、辻仁成原作の『サヨナライツカ』(2009年)もありますし、戦争映画も得意とするようです。
あくまでも私の予想ですが、中国映画が韓流のラブストーリーを望んだって感じじゃないでしょうか。それを観たいと考える中国の人たちが少なくないことも予想できますし。
ソン・スンホンも主役ですが、むしろ、中国の女優さん、リウ・イーフェイが演じるゾウ・ユーが主役のように私には思えたし、私が強く感情移入したのはゾウ・ユーの方でした。
ちょっとキライになれない性格のヒロインですね。
悪酔いして泣き叫ぶ場面には違和感アリアリでしたが(;´∀`)
リン・チージョン(ソン・スンホン)は香港から上海に帰る飛行機で、泣いている女性と出会う。
ひと目もはばからず泣き続ける女性に、チージョンは驚きつつ我知らず心惹かれる。
ゾウ・ユー(リウ・イーフェイ)はバレンタインの日に離婚した。
香港から帰ると彼女の妹、ユエは恋煩いによってうつ病を患い、自殺未遂を起こしてしまう。
ユーはユエがかかわりのあるらしいリン・チージョンとゆう男に会って、問題を解決しようとする。チージョンはユエが務める会社の社長だった。
ユーはリン・チージョン社長の会社、致林(ジーリン)グループに乗り込み、彼と無理に会う。
しかし、チージョンはユエと面識がなかった。ユエが一方的に彼への思いをつのらせてメールを送っていただけだった。チージョンはそのメールを見てもいなかった。
チージョンはユーに誠実に対応し、妹さんのことは適切に処理すると約束した。しかしユーは気が立っていたこともあり、攻撃的な態度を取ってしまう。
また、ユエも姉のしたことを喜びはしなかった。
ユーは弁護士であり、彼女が担当している労災の件で、男性が建設中のビルから飛び降りようとして大騒ぎになった。
現場に駆けつけたユーだが、そのビル建設にはチージョンの会社も関係していた。
チージョンも現場に駆けつけ、ユーがいることに驚くが、ここでもまた問題に対し誠実に対応する。
ユーは高所恐怖症で、高所で足がすくんでしまうが、チージョンにもこういった状況にかんして、何かトラウマのようなものがあるようだった。
この事件が解決したことのお礼に、ユーはチージョンと庶民的な料理店で食事をして、乾杯する。
ユーは妹のこともチージョンに謝罪し、二人の間のわだかまりも解消された。ユーはチージョンの実直な態度を好ましく感じた。
チージョンの方もユーと別れがたいような態度だった。
雨が降ってきて、チージョンはひとつの傘でユーを送った。
ユーがチージョンと事件を解決したことは、町中の女性の羨望の的だった。
ジーリン・グループが新しく弁護士事務所と顧問として契約することになり、ユーの事務所もそれに名乗りを上げ、契約を獲得した。
事務所のみんなは大喜びだったが、ユーは契約されたことにチージョンの気持ちがあるのではと推測し、不安も感じていた。
事務所が祝いの酒席をもうけた夜、ユーはチージョンに呼び出され、高級感漂うバーで「君が好きだ」と告白されるが、ユーは彼のその気持ちを折り目正しく拒絶した。
チージョンに熱を上げた妹のことがあったから・・・。
妹は今でもチージョンへの自分の気持ちを辛く感じていた。
ユーとユエの仲はギクシャクしていて、ユーは事務所の同僚と相談し、ユエに若い男性を紹介した。
ユーはチージョンに呼び出され、食事に行った。
そこで、以前、飛行機の中で泣いているユーを見たと聞かされる。
チージョンはこれまで仕事だけで、上海に友人すらいなかった。
チージョンはユーに、結婚を前提に付き合いたいと告げる。
二人の間に特別な情調が漂うが、それでもユーにはチージョンの思いを受け入れることができなかった。
チージョンはユーの事務所を訪れ(大騒ぎになるが眼中になし)、さらに強く自分の気持ちをユーに伝えた。それも突き放すユー。
ユーとチージョンの仕事上の関係は続き、二人は顔を合わせることも多かった。その中で二人の仲は少しずつだが近づき、ユーはチージョンの深い孤独を知る。
ユーは、チージョンの秘書からチージョンが毎朝、中山路の決まったコーヒー店に通うことを聞かされ、強く心動かされるのだった。
ユーのチージョンを拒む気持ちは変化し、ユーが仕事で北京へ出張する日、突然現れ同行したチージョンとユーはその夜、結ばれ、二人の間に愛が広がっていった。
しかし、チージョンには親同士が望む相手、若いジャン・シンヤオがいた。
大企業の御曹司と敏腕女性弁護士のラブストーリーで、観る前、ちょっと躊躇してたんですが・・・いや~、良かったです~( ;∀;)
ラブストーリーらしいラブストーリーで、素直に感動できました。
さすがはイ・ジェハン監督です。
映画として、なぜ素晴らしいかを私が説明することは難しいのだけど・・・前半はゆるやかでじれったいんだけど、そのじれったさがまたいいんですが、中盤の「中山路のコーヒー店」で一気にドカ~ンとスイッチ入りましたヾ(*´∀`*)ノ
胸ズンです。
その時に流れる歌が、姜美珍の「Angel Eyes」♪
영화 '제3의 사랑' 뮤직비디오(The Third way Of Love, Music Video)
Angel Eyes - Mi-jin Kang
この歌がまたホントにいい歌なんですよね。
詳しくはわからないんだけど、歌ってる姜美珍(Kang Mi-jin、강미진)は「韩国女歌手」ってことで韓国のシンガーのようですね。
またの名は、Yoari(ヨアリ)さんだそうです。
韓国ドラマ、『シークレット・ガーデン』や『自白』のサウンドトラックに参加してるとか。
なんしか、よくぞこの歌を主題歌にって感じです
この映画、音楽が素晴らしかったです。
かなり音楽がいい作用です。
サントラ欲しかったんですがね~・・・見つからず
ソン・スンホンはどっから見ても見とれるほど異常にかっこよいです。
ただ、チージョンはこれから企業のトップを目指さないとダメなんですが、だから立場的に未完成感があるように思いました。金持ちで家が凄いから何でもできるって感じじゃない。
むしろ、束縛が多すぎてこれまで自分で選択してきた経験がないので(父親がキツくではないけど女性関係に口を出す描写アリ)、洗練された男性ではありますが純情な側面も持ち合わせています。
だから、直情的に口説きモードになる時もあるし、恥ずかしいほどピュアな性格も顔を出すとゆう・・・それがまたいいんですよねー。
そして、ゾウ・ユーを演じたリウ・イーフェイ(劉 亦菲)、私は初めて見た女優さんやと思ったんですが、『ドラゴン・キングダム』(2008年)に出てたとか。
また、日本でもイーフェイの名で歌手デビューしていて、2006年にシングル「真夜中のドア」、アルバム『All My Words』が発売されてますね。全曲日本語詞で。
残念ながら今は廃盤みたいです。
とにかくリウ・イーフェイ、この映画にぴったりの女優さんで、見とれるほどキレイです。演技もセクシーですし、超・魅力的です。
ドニー・イェンも出るかもしれないとゆう、2020年に公開される実写版『ムーラン』でムーランを演じるんですよね。
イ・ジェハン監督の狙いかなと思いましたけど、この映画ではこの美男優、美女優を、なんちゅうか、上品にですがフェティッシュに撮ってる気がしました。そりゃどこを撮っても美しいんですが、特にリウ・イーフェイの脚とかね、こだわってた気がしますね。
そんな裸ブワッみたいなシーンはないけど、そこはかとなく色っぽく、そういったサジ加減も絶妙ですよね。
ソン・スンホンとリウ・イーフェイの間にはこの映画の撮影中ですか、おそらく愛が芽生えつつあり、そういったこと含みのアレもいい作用だったのかもしれません・・・が、その後、多忙を理由に破局(^_^;)
問題は主役の二人以外には魅力的なキャラクターが出てこないことですかね。
特に妹のユエはかなりうっとおしい、損な役回り。それも作劇上の話ですが、もうちょっと何とかならなんだか。
miss Aのジアちゃんなんですがね~(_ _)
ユーの同僚の男性がお腹を壊すのもうざいな~。
それをやったら話が壊れたかもしれませんが、ユーを好きな男性が出てきてても面白かったかな、と思いました。
あ、チージョンの秘書の人と部下の人が良かったです。
チージョンも立派な立場なのに、恋愛にかんしては計画性や根回しがおろそかで、だから、ちょっと途中、お前、何をやってるんだって気になってしまったんですがね~、けどけど、最後まで観て、パーッて全部、わかったように思えました。
私は納得です。あー、チージョンはこうゆう人だったんだ・・・って。
二人とも打算の人じゃなかった、ってことじゃないですか。
号泣です゚・゜・(ノД`)・゜・
特に歩道橋のとこ・・・(どんなけ金使うんかよ)
いや~、最後はもう泣きまくりでした。
で、エンドロールでまた「Angel Eyes」を聴きつつ、いい映画を観たなあ・・・と。
この映画はもし観てなかったら、是非、観てほしいなあ。
めっちゃオススメしたい珠玉の一作です。
日本語吹き替えもありますけど、それがまたいいんです。
内田夕夜さんと小林沙苗さんの声が素晴らしいわあ。
DVD持っといて、時々、観たい映画ですわー。
メロドラマのお手本のような作品とゆうか、めっちゃ私好みでした。
あえて『ラ・ラ・ランド』よりもはるかに良かったと言わせてほしい。
何よりも並の映画よりもずっと感動したので、私的には文句なしです。いや、言ったらバチが当たる。
いいんですよ、こうゆう映画がなくなったらどうしますか。メロドラマにはメロドラマの役割がある。それで言ったらこの映画は最高です
ほんと、いい映画を観ました。
でわ、今日も最後まで謝謝です・・・拜拜(^.^/)))
解説: 「私の頭の中の消しゴム」のイ・ジェハン監督が、「情愛中毒」のソン・スンホンを主演に迎え、中国で手がけた恋愛映画。ヒロイン役で、「ドラゴン・キングダム」「曹操暗殺 三国志外伝」の中国人女優リウ・イーフェイが共演。飛行機の機内で美しい女性が号泣する場面に遭遇した、大財閥の御曹司リン・チージョン。数日後、彼の元へ抗議にやって来た女性は、偶然にも飛行機で号泣していた女性ゾウ・ユーだった。さらに別の日、建設作業員の労災金をめぐる騒動で担当弁護士として会社へやってきた彼女と再会する。度重なる奇跡の出会いを経た2人の距離は次第に近くなり、激しい恋に落ちる。(映画.com)