你好(^-^)ノ
いつも、ありがとうです
韓国映画のいい映画も3作、観てるんですが
まずは引き続き、実在の人物、イップ・マン(葉問、叶问)の、ドニー・イェン(甄子丹)主演による映画シリーズ、3作目について書かせてもらいます。
4月20日、この作品を観ました
イップ・マン 継承
イップ・マン 継承
原題:叶问3
英語題:Ip Man 3
韓国語題:엽문3: 최후의 대결
(2015年、中国・香港合作映画、105分、G)
監督:ウィルソン・イップ
製作:レイモンド・ウォン
脚本:エドモンド・ウォン
撮影:ツェー・チュントー
アクション監督:ユエン・ウーピン
音楽:川井憲次
出演:ドニー・イェン、リン・ホン、マックス・チャン、マイク・タイソン、パトリック・タム、チャン・クォックワン、ワン・シィ、チョン・フォン、ケント・チェン、レオン・カーヤン、カリーナ・ン、ルイス・チョン、サラット・カアンウィライ、ベイビージョン・チョイ、タッツ・ラウ、ロー・マン、トニー・リャン、ユー・カン、チャン・チュウ ほか
配給:ギャガ・プラス
解説: 「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」「トリプルX 再起動」など、ハリウッドでも活躍するドニー・イェンが、ブルース・リーの師と知られるイップ・マン(葉問)を演じるアクションシリーズ第3作。前2作「イップ・マン 序章」「イップ・マン 葉問」に続き、ウィルソン・イップが監督を務める。1959年の香港。町を牛耳る外国人フランクの暴挙の前にイップ・マンが果敢に立ちはだかる。しかし、それは彼の家族を命の危険にさらすことを意味していた。さらに、武術「詠春拳」の正統をめぐり、イップ・マンは死闘に挑むことになるが……。イップ・マンをドニー・イェンが演じるほか、元ボクシング世界ヘビー級王者のマイク・タイソンがフランク役で特別出演。(映画.com)
1959年、イップ・マンは長男、チュンくんを勉学のため佛山(ファッサン)に帰し、香港で詠春拳の普及に努めていた。
すっかり香港の武術界隈でも一目おかれる存在になったが、奥さんとの約束をド忘れしたりしてるのは相変わらず。
イップ・マンはある青年と久しぶりに再会した。若者らしい野心と自信を感じさせるその青年は
そんな時、イップ・マンの次男、チンくんが学校で友達のチョン・フォンくんとケンカをした。
美人先生のカリーナ・ン。
ケンカのあと、仲直りに食事に招くのが『アラバマ物語』(1962年)みたいでいい感じ。
フォンのお父さん、チョン・ティンチ(マックス・チャン)は人力車の車夫を生業としつつ、裏社会の格闘技イベントでも金を稼いでいた。
ティンチはイップ・マンと同じ詠春拳の伝承者であり、いつの日か武術で名を成す夢を胸の内の秘めていた。
イップ・マンとティンチは息子たちの小学校で再会するが、イップ・マンは兄弟弟子のような立場のティンチの中に対抗心を感じ、一抹の不安を覚えた。
そんな折、チンくんたちが通う小学校に地上げ目的のガラの悪い連中がやって来て、校長先生たちを脅す事件が発生する。
最初はイップ・マンが撃退したが、相手に引き下がる様子はない。
ポー刑事(ケント・チェン)言わく、警察も多忙でいつもは来れないとのことで、とりあえずイップ・マンの弟子たちも学校で番することになる。
イップ・マンの弟子の一人は美人先生のカリーナ・ンが気になってるし、二人は惹かれ合ってる様子(そこまで進展しませんが)。イップ・マンがやんわりと注意を促す一幕も。
そしてやはりその夜、ゴロツキどもが襲って来る。
偶然通りかかったティンチも援護してくれる。
イップ・マンのお弟子さんたちもまだちょっとそこまで強くないので、イップ・マンとティンチの強さがやはり目立ちます。
校長先生・・・いい人だけど、当然、強くも何ともない人。
イップ・マンとお弟子さんたちは引き続き小学校の警備をやることになるが、イップ・マンの妻、ウィンシン(リン・ホン)は夫がそこまで家庭以外のことに時間を費やすことに、やや不満。
ウィンシンはここ最近、どうも体調が思わしくなかったが、それを夫に伝えることをためらってもいた。
ゴロツキ軍団のリーダー、サン(パトリック・タム)は、かつてティン師匠(レオン・カーヤン)の弟子だったので、ティン師匠が怒ってサンのいる造船所にイップ・マンを連れて怒鳴り込んだ。
しかしサンはかつての師匠の叱責にも耳を貸さなかった。
ティン師匠は普段は傘屋さんをやってはります。
一触即発の事態になるが、ポー刑事が現れ、何とかその場を収めた。
イップ・マンはポー刑事たち警察が、英国の言いなりで、ちゃんと行動しないことを強く非難する。しかし世の中、やっぱり複雑なようですね・・・。
ウィンシンの診断結果は思わしくなかった。
ウィンシンは町の人たちから人望も厚く、慕われている夫が自分からは離れていくようで悲しく感じた。
ゴロツキのサンはティンチを大金で動かし、ティン師匠を襲撃させる。
ティンチの凄い人感バリバリの襲撃、悪いことだけどカッコイイです
ケガで入院したティン師匠のお見舞いにイップ・マンが行っている間に、小学校ではチンくんたち児童が誘拐される事件が起こった。
校長先生に来るよう告げるゴロツキ軍団。
造船所に一人で乗り込むイップ・マン。
でも、子どもたちが人質
悪どいサンはイップ・マンに11人と戦うよう命じる。
人質の子どもたちのうちの一人がフォンくんだったので、お父さんのティンチが助けに来た。
サンはティンチにとって仲間になるのだが・・・フォンくんは友達のことが心配。
ティンチは意を決してサンの手下どもをガガガ~とどつき倒した。
イップ・マンも鬼神の如き、ですので、二人で、ガガガ~と。
けど、新聞に載って人から讃えられたのはイップ・マンだけ。
ティンチは混乱の中で警察に逮捕され・・・彼の心の中でジェラシーや怒りが大きくなる。
イップ・マンも息子を連れて帰ったら奥さんにビンタされたんですが。
そして、イップ・マンは人生最大の試練と対峙することになる。
ウィンシンの病状は深刻だった。
自分のこれまでの半生を省み、イップ・マンは自分の時間の全てをウィンシンと過ごすことに捧げるのだった。
小学校を買ったろと思ってたサンのボスは、使えないサンに堪忍袋の緒が切れ、あ~、もうお前の顔は見たくない、消え失せろ~と激怒し、イップ・マンを倒すため、サンが連れてきたタイ人の刺客にイップ・マンをやっつけるよう命じた。
エレベーター内でイップ・マン夫妻に襲いかかるタイ人の刺客。
この場面は、あらゆる映画のアクション・シーンの中でも、最もエモーショナルなシーンでしょう。
自分を守り、詠春拳で戦う夫の姿を目にし、ウィンシンは夫を新しい気持ちで見つめるのだった。
小学校を狙っていた悪のボスの正体は「マイク・タイソンさん」でした。
イップ・マンは彼のもとを訪れ、3分間、立っていられたら見逃してやる、と言われ、勝負することに。
演技者としては、どうも危なっかしく見えるマイク・タイソンさんですが、ボクシングの動きで襲いかかってくるとめちゃくちゃ怖い(>_<)
やはり本物ですね
しかし、このマイク・タイソンの出演する場面にかんしては、若干、強引に感じました。
格闘技のファンが喜ぶから、といった理由での登場でしょうが、結果として「特別ゲストに花を持たせた」の典型例じゃないでしょうか。
私としてはイップ・マンにこの強敵を一蹴してほしかったところですが、マイク・タイソン演じるフランキーが奥さんと子どもを大切にする紳士であること、また、息子を救出したイップ・マンに共感していたこと、そして、なんだか優しそうなマイク・タイソンさんが演じたことで、そこまで悪人に見えないし、イップ・マンとフランキーの間に憎悪の感情はなかったですよね。
殺し合いってムードじゃないし。
それでも、これまでで最高の強敵であるフランキーを相手にした時、イップ・マンにも余裕がなく、少しのミスも許されない気が抜けない勝負だったんじゃないですか。
そういった意味でこの対決、やはりこの映画のハイライトでした。
イップ・マンが病いにある妻をいたわっている頃、チョン・ティンチは新聞記者(ベイビージョン・チョイ)に、イップ・マンの詠春拳は正統の詠春拳ではない、彼に勝負を挑みたい、それを記事に書いてほしいと頼むが、断られる。
ティンチはそれまでの考え方を変え、攻撃的な方法で他流派の先生たちを倒して名を挙げ、〝チョン・ティンチ 詠春拳 武館〟を創設した。
そして、「正統 詠春拳」としてイップ・マンに勝負を挑むと宣言します。
冒頭に登場した若者にダンスを習うイップ・マン。
妻との時間を大切にするイップ・マンは、ティンチからの挑戦に気づいていない・・・いや、気づかないふりをしているのか。
そんな夫に、最近、聞いていない詠春拳の木人椿で練習する音を聞かせて・・・と言うウィンシンの言葉に涙を誘われます。
彼女は夫に黙って、あることをします。
そして、イップ・マンは、けっして敵味方の関係になる間柄ではなかったティンチとの戦いに赴くのだった。
イップ・マン 序章 (2008年、ウィルソン・イップ監督)
イップ・マン 葉問 (2010年、ウィルソン・イップ監督)
イップ・マン 誕生 (2010年、ハーマン・ヤオ監督)
イップ・マン 最終章 (2013年、ハーマン・ヤオ監督)
グランド・マスター (2013年、ウォン・カーウァイ監督)
イップ・マン 継承 (2015年、ウィルソン・イップ監督)
イップ・マン4 完結編 (2019年、ウィルソン・イップ監督)
イップ・マンが主人公の映画にはこういった作品がありますが、私は作られた順ではなく、まずウィルソン・イップ監督、ドニー・イェン主演のシリーズから観てきました。
次に観るのはハーマン・ヤオ監督のシリーズでしょう。
『継承』は、『序章』、『葉問』のような愛国心を刺激する物語ではなく、それどころか悪役らしい悪役が出てきません。
私はそれが凄いと思いました。
あれだけ超越した、完成した人物であるイップ・マンだったけど、まだ足りないものがあったとは
そして、イップ・マンの出す結論とは
シリーズとして、ここまでの3作通しての流れが私はとても好きでした。
中国の人たちが強い敵に虐げられて、溜めて溜めて、そっから最後、一気にガーッて爆発して溜飲を下げる展開でないし、憎たらしい敵も出てこないけど、イップ・マンですらどうしようもないこともあるんだってことに私はグッときました。
それがイップ・マンの人間らしさを際立たせて、感動的でした。
後半は・・・もう、かなり泣いてしまいましたね。
同じように男の子の父親であるティンチとの対になる関係、そして、イップ・マンの最後のセリフを聞いたあとの、その場にいる人たちみんなの表情がすっごい良かったです。超感動しました
この3作目が一番(と言いたいところですが)とは言いません。
1~3作目、全部足して一番と思ってますよ
新しく登場する、マックス・チャンさん演じるチョン・ティンチ、メッチャクッチャかっこよかった、やばかったです
また息子くんがごっついパパ大好きで(´∀`*)
ティンチは暗い、複雑な人ですが、イップ・マンとは違うその魅力で、スピンオフ、『イップ・マン外伝 マスターZ』(2018年)が作られるのもよくわかりますわ。
なんとか『外伝』も行きたいですね~
そして、今年に公開される4作目の『完結編』、楽しみ
映画 『IP MAN 4 完結編』 公式サイト
【公式】 『イップ・マン4 完結篇(原題)』 2019年日本公開決定 海外ティザー予告編
イップ・マン先生はやはりみんなのお手本となる人でした。
3作全部を観て、なぜ『イップ・マン』がここまで人気があるのか、よくわかりましたよ。
ホントに素晴らしかったです、私もファンになりました
でわ、今夜もありがとうです・・・再见~(^.^/)))