韓国映画 悲しみよりもっと悲しい物語 (2009年) | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

アンニョンです(^-^)ノ

いつも、ホントにありがとうございますキスマーク

 

うちのブログは、どうか

興味のありそうな記事とか

観た映画の記事とか、選んで読んでくださいねあせる

 

そんなにドンドン更新はしませんが

ひと記事がけっこう長いので・・・読むのも大変でしょうし(^_^;)

もう少し、短く書ければいいのですが・・・スンマセン汗

 

さて、4月1日には、この作品を観ました映画キラキラキラキラキラキラ流れ星

 

 

叶わぬ願い、伝えぬ想い――

大切な君へのラスト・プレゼント。

 

 

悲しみよりもっと

悲しい物語
https://photos.hancinema.net/photos/fullsizephoto80946.jpg

 

悲しみよりもっと悲しい物語
原題:슬픔보다 더 슬픈 이야기
英語題:More Than Blue


(2009年、韓国映画、105分)


監督:ウォン・テヨン
脚本:ウォン・テヨン、チェ・ウナ
撮影:イ・モゲ
照明:オ・スンチョル
音楽:キム・テソン、イ・チョロン、イ・ジュノ
美術:チョ・グニョン


出演:クォン・サンウ、イ・ボヨン、イ・ボムス、チョン・エヨン、イ・ハヌィ、シン・ヒョンタク、キム・ギョンリョン、キム・ジョンソク、イム・チョリョン、ソン・ホジン、キム・ジヌク、キム・ドヨン、パク・ソニョン、ソン・ギョンウィ、キム・ミョンシン、キム・ギョンソン、チェ・ジョンハク(制作部)、キム・テファン、イ・ハジン、ヤン・ヘウォン、カン・ソヒョン、ク・ウンフェ、ヤン・ジウォン、パン・ソンホ、パク・ミエ、ノ・イェウン ほか
友情出演:チ・デハン、ヨ・ウニョク(MBC プロデューサー)
特別出演:チョン・ジュノ、イ・スンチョル、ナム・ギュリ、キム・フングク、ペ・ジャンス

 

※ 「輝国山人の韓国映画」様のページから引用させていただいてます。


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歌手、イ・スンチョル(イ・スンチョル)は

新曲のレコーディング中、ずっと不満だった。

歌詞がどうも、しっくりこない。

これは自分が歌うべき歌ではない、と・・・。

 

彼の所属事務所のイム社長(チョン・ジュノ)はスンチョルを

なだめすかして歌わそうとしていたが、そんな時

ロードマネジャーが車の中であるCDを再生し

そこで流れた歌の歌詞をスンチョルはいたく気に入った。

「この歌詞なら、歌ってもいい・・・いや、是非、歌いたい」

 

イム社長とスンチョルは、この歌の作詞家に会い

新曲の作詞を依頼しようと考え、ロードマネジャーに指図し

作詞家を探し出すことにした。

その作詞家の行方を知るのは

今は音楽業界を引退したキム・カムシク社長(イ・ハヌィ)の

元部下で、現在はカフェを営んでいる

ミンチョル(シン・ヒョンタク)だけだった。

 

イム社長とスンチョルはミンチョルのカフェを訪ね

作詞家が今、どうしているのか、話を聞くことになる。

作詞家の名は、クリーム。

 

「話せば長い話なのですがね・・・」

 

この導入部で、すでに私は映画に心をつかまれていました。

大好きですよ、こうゆうスタートは。

物語が終わった現在から始まって、過去へさかのぼる形・・・

不思議なことなんですが、なぜか目頭が熱くなります。

映画が始まったばかりなのに、私はもう感動していました・・・。


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カン・チョルギュ(クォン・サンウ)とウン・ウォン(イ・ボヨン)は

高校時代に出会い、チョルギュが一人で住んでいた家に

ウォンが転がり込む形で一緒に暮らし始めた。

二人はお互いにあだ名を付け

チョルギュは「ケイ」、ウォンは「クリーム」、そう呼び合った。

二人は、よく似ていた。

ラーメンが好きで、雨の日に音楽を聴くのが好きで

コーヒーが大好きだった。

学校が嫌いで、そして二人とも孤児だった。

 

アカン、やばい、書いてるだけで、もう泣けてきますわ。

あらすじを書くのって、難しいですね。

特に、こんな映画は。

ま、書けませんがね。

 

これは、愛していた女性を、他の男性と結婚させて

そして死んでいった青年の話・・・。

 

ケイは、父親が亡くなったあと、母親が再婚し

その時に母親から捨てられ、一人で暮らしていくことになり

そんな中で出会った同じように天涯孤独のクリームに

出会ったその時から心奪われ、愛するようになったのですが

それを告げることはできませんでした。

 

彼はいつ、死に至る病によって自分がいなくなるか

それがとても不安だったから・・・。

それが、現実となりつつある時

ケイは心を決め、クリームが恋したとゆう

歯科医のチャ・ジュファン(イ・ボムス)が

本当に彼女に値する男性かどうかを確かめ

自分が死ぬ前に二人を結婚させようと考えます。


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この映画は、私が観た中では最も素晴らしい

クォン・サンウの主演作品でしょう。

私はこの作品も含めて、クォン・サンウが出演した映画を

まだ5作品しか観ていませんが、このクォン・サンウが一番

好きです。

 

整った、柔和な顔立ちで、優柔不断に見えつつ

実はとても強い思いを抱いて、女性を愛し

彼女の幸せを何よりも願うケイは、クォン・サンウの・・・え~

「ハマリ役」ですかはてなマーク

そうとしか言えません。

 

イ・ボヨンは、ユ・ハ監督の『卑劣な街』(2006年)で

チョ・インソンの幼馴染の同級生だったようですが・・・

記憶にありません(^_^;)

役は覚えてますが、女優さんとしての印象は・・・汗

 

ですが、この『悲しみよりもっと悲しい物語』で好きになりました。

なんてゆうか、傍若無人系の不思議ちゃんですかはてなマーク

顎にしわを寄せて、不機嫌そうなちょっと怒ったような顔が

可愛いんですが、映画を観てても何を考えてるのか

よくわかりません。

いや、時々、ちょっとお前~むかっと思わされたほどであせる

 

けど、その印象で正しかったんだと思いますよ、後になって。


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やっぱり映画も好みですので

スイッチの入る人、入らない人、それぞれだと思いますが

私は思いっきり入ったクチでしたね。

 

最初、やっぱりよくわからなかった。

「韓流メロドラマ」だけど、この感じでいいのかなはてなマークなんて・・・

何も知らずに、映画に感動を求めてたり。

ま、観客なんてあつかましいものですがね・・・。

 

最終的に、その要求に応えすぎるほど応えてくれる映画でした。

ちょっと後半は・・・もう、何も言えないんですけど

ブワッって涙が溢れてしまいました。

 

クリームが何を考えてるのか・・・正直

ちょっと納得できなかったので、やっぱりケイの視点で

観ていたんですよ。

クリームが幸せになってくれれば、それでいいや、と。

 

なんか、最後まで観て、力が抜けきって

ちょっと呆然としましたね。

 

でも、今、また静かに振り返ってみて

なんて素敵な映画なんだろうと思いますし

最後まで観て、また最初を思い出すと

ほんとに、また心が震えるような映画なんです。


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え~、出てくる人物、みんな魅力的なんですが・・・

あいつですよ、チョン・エヨン演じるチャ・ジュファンの婚約者で

写真家のイム・ジェナ(;´∀`)

この女が、タダ者じゃなかったですね。

 

ま、歯科医と結婚してどうしようと思とったんかは知りませんがね

婚約中に、ちゃっかり浮気しとったと。

それをケイに押さえられて、「別れてください」と言われたら

いさぎよく逆ギレしてビンタですよ、ケイとミンチョルに。

で、「帰れ!!むかっむかっむかっ」と(^_^;)

 

お約束的にはそれだけの役かなあはてなマークと思ってたら

これがずっと退場しない・・・。

で、ケイを被写体として写真を撮りたい、と。

芸術家ですよ、コイツは・・・。

すごいスタジオに陣取ってますしね。

 

でもね・・・なにか、ケイとの間に奇妙な友情が垣間見れて・・・

ケイのこと、わかってる人物でもあるんですよね・・・。

 

彼女は最後の最後まで出てきますけど

あの最後の場面とか、良かったなぁ・・・。

イム・ジェナの気持ちを考えると、また泣けてくるんですよね。


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ラストにかんしては

賛否両論だと思います、ってゆうか

ほとんど、「否」じゃないかなあ・・・観た人の間でも。

やっぱり、クリームのあの選択は多くの人が納得いかないかもだし

反対かもしれないですよね。

 

でも、イ・ボムス演じるチャ・ジュファンの最後の場面を観てて

私は彼の気持ちになって、納得したんですよね。

よく考えてみたら、ジュファンにしてみれば

「いい面の皮」ですよ、迷惑な話で・・・立つ瀬がないはずです。

けど、ジュファンの顔に怒りはなかったですね。

ただ、二人への思いやりがあったと思います。

寂しくもあったでしょうけど、やはり悲しみでしょう。

 

そうなると、私も同じ気持ちになるんですよね。

だから、クリームと結婚したのがジェファンで良かった・・・と

そんなふうにも思って、また泣きましたね。


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人のことだからわからないけど

こういった作りの映画をあんまり好きじゃない人も

いるんじゃないかな、とは思います。

 

たしかに、『悲しみよりもっと悲しい物語』は

物語のための物語のようにも思えてしまう。

 

だから、映画に感情移入できなかった人は

リアリティがないように思えて、無理なのかもしれないですね。

 

私は、最後まで観て、心から感動したので

この映画については批判的なことは何もないけど。

 

輝国山人さんのこの映画のページの[おまけ]によると

・監督のウォン・テヨンは、韓国を代表する詩人。「悲しみよりもっと悲しい物語」 で小説家としてもデビューし、その映画化の監督も務めた。

とのことで、それを知ったら

もうちょっと映画がわかったように思えました。

 

何よりも

『悲しみよりもっと悲しい物語』を観た時のような気持ちは

他の映画では体験したことがなかったので・・・

監督はこうゆう物語を作って

こうゆう気持ちを教えてくれたのかな・・・と思ってます。

 

なかなか、こうゆう気持ちになれないかもしれないし

こうゆう愛の形を自分の人生で経験することもないように思うけど

だからこそ、映画でこういった愛、思いを知ることができて

良かったですし、私はこの映画のこと

ずっと忘れないでしょう。

 

もし、観ておられないのなら、もったいないと思います。

是非、どうぞ。

 

でわでわ・・・今夜も読んでくださり、ありがとうです・・・キスマーク

アンニョン(^.^/)))


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解説: クォン・サンウ、イ・ボムス、イ・ボヨンら人気スターが集結した韓流メロドラマ。両親に捨てられたラジオディレクターのケイと、交通事故で天涯孤独となった作詞家のクリーム。2人は時には家族、時には親友、そして時には恋人のようにお互いを支えあって同居を続けてきたが、ある日ケイは自身の余命がわずかだと宣告される。ひとりぼっちになってしまうクリームのため、ケイは彼女を自分が見込んだ歯科医ジュファンに託そうと決心する。(映画.com


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